沢村一樹が“死ぬまでにやりたかったこと”連ドラ初監督も「何を偉そうに…」と苦笑い!?
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「テレ東プラス」は、ドラマNEXT「水曜日、私の夫に抱かれてください」(毎週水曜深夜24時30分)でチーフ監督を務める沢村一樹にインタビュー。

29歳、初めて出来た彼氏は既婚者だった――。
だが、浮気男の妻が彼女に突き付けたのは「夫と…浮気し続けてくれませんか?」という謎の依頼。公認不倫という奇妙な三角関係を描く、ラブサスペンスをおくる。
今回初めて連続ドラマのチーフ監督を務める沢村が、本作への取り組みと監督業への思いを語った。
【動画】「水曜日、私の夫に抱かれてください」放送直前スペシャル番組
――沢村さんが監督を務めるのは、2010年の短編ドラマ以来となりますが、今回、連続ドラマのチーフ監督を務めることになった経緯を教えてください。
「監督業は、以前から機会があれば…と思っていましたが、今回ご縁があってお声がけいただきました。その1回目が、まさか連ドラのチーフ監督になるとは思わなくて、ちょっとビビりました(笑)。
『できないよ』と言ったんですけど、テレ東さんに完璧な座組を組んでいただいて…。
セカンド監督の畑中(みゆき)さんが横についてアドバイスしてくださり、周りのスタッフに助けていただきました」
――「水曜日、私の夫に抱かれてください」は、知らないうちに不倫に巻き込まれた蓉子(菅井友香)、不倫相手の神栖(稲葉友)、神栖の妻・怜(入山法子)の奇妙な三角関係を描きます。“不倫ラブサスペンス”を撮ることについての思いをお聞かせください。
「僕は男女の機微を題材にした作品を観る回数も少ないし、今まで参加させてもらった作品でも、意外とラブシーンが多くなかったんです。
その点では、“どうしよう”と思ったんですけど、僕が監督を担当した1~3話はミステリー要素が強くて、そういう意味では取り組みやすかったです。
いかに2人の女性のキャラクターを作って、お客さんをドラマの世界に引き込めるかということに集中して演出しました」
――演出する上で、大事にしたことや軸にした部分は?
「蓉子、怜、神栖のキャラクターの色づけを大切にしました。蓉子には陰がありますが、彼女が暗くなった原因も分かっているので、暗くなる前の蓉子を考えて…。キャラクターの方向性は丁寧に演出しました。
原作は重いテーマを描いているのにテンポがよく、作品全体から明るさを感じました。そこに蓉子が持つふんわりした感じと、怜が持つクールさ、温かさを感じさせることを心がけました」
――俳優としての経験が、演出に生かされた瞬間も?
「役者として培った視点は、演出をする上でもすごく役に立ったと思います。役者をやっている自分は、他の監督と演出の仕方がちょっと違うところが強みかなと思っていますが、一方で、それは弱点でもある。役者の気持ちが分かるからこそ、言えなくなってしまうこともあって…。
立ち位置が変わっても、一番気にしなければいけないのは“視聴者の皆さんがどう観るか”ということ。一方で役者さんに演技をつけるとき、“何を偉そうに言ってるんだろう”とも思っていました(笑)。“偉そうに言って申し訳ない”と思いながらやっていました」

――菅井友香さんと入山法子さんの印象は?
「キャスティングの段階から、2人とも役にピッタリだと思いました。実際に動いてセリフを言ってもらうとさらに良かったので、最初に仕草や細かいところは演出させてもらいましたが、その後は2人にキャラクターをふくらませてもらいました。とても助けてもらいました」
――現場の雰囲気はいかがでしたか。
「楽しかったですね。モニターのあるベース周りでは、スタッフさんとコミュニケーションを取りながら進めていました。カメラの前に立つ現場と、モニターの前で全体を見る立場の現場ではこんなに違うんだと、その感覚をかみしめながら、日々過ごしていました」
――ずっと監督をやりたかったそうですが、いつ頃からその思いを持っていたのでしょう。
「子どもの頃は映画館が身近で、館内の雰囲気が好きでした。もちろん映画を観ることも好きで、『東映まんがまつり』やハリウッド映画を観て育ちました。
テレビでは、映画評論家の淀川長治さんや水野晴郎さんが活躍されていて、日常の中に映画がありましたよね。そういう時代に育ったこともあり、子どもの頃から“映画に携わる仕事がしたい”という思いがありました。
まさか演者になるとは思っていなかったんですけど、僕にとって監督は、“死ぬまでにやらないと後悔することの一つ”でした」
――監督業のどんなところに醍醐味を感じましたか?
「アイデアが生まれる瞬間ですね。例えばロケハンから参加して、脚本にはこう書かれているけど、この場所ではその通りにできない…そういうシーンほど、アイデアが必要になってくるんです。なかなか浮かばないときもありますけど、面白いアイデアが浮かんで、それが成立するとテンション上がります」
――好きな映画や、「こんな風に撮ってみたい」と憧れる作品はありますか?
「今回撮るにあたって何回も見返したのは『ゴッドファーザー』で、『ノーカントリー』も何回か観ましたし、冬クールのテレビドラマもいろいろチェックしました。
監督として撮影する中で、カット一つ一つの重要性に気づくことが多くて、今までとは違った視点での面白さもありました」
――今後、俳優として活動する中で、監督の経験が影響することもありそうですか?
「影響はあると思います。ただそれが、どんな形で出てくるのかはまだ分からないですね。現場との向き合い方は、きっとこれまでとは少し変わってくるんじゃないかなと思います」

(撮影/倉持アユミ 取材・文/伊沢晶子)
ヘアメイク:INOMATA (&’s management)
スタイリスト:鬼塚美代子(アンジュ)
【沢村一樹 プロフィール】
1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。1996年に俳優デビュー。
以降、ドラマ『白い巨塔』や『絶対零度』、『DOCTORS〜最強の名医〜』、『刑事ゼロ』など数々のヒット作で主演・助演を務め、国民的俳優の地位を確立。バラエティー番組で見せるユーモラスな素顔とのギャップも魅力。
ドラマNEXT『水曜日、私の夫に抱かれてください』(テレ東系)では、自身初となる連続ドラマのチーフ監督に就任。俳優としても、4月期の木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』(テレ朝系)に出演するなど、表現者としてさらなる進化を続けている。
【第1話】

29歳で独身の小吹蓉子(菅井友香)は、高校時代のある出来事がきっかけとなり、人付き合いが苦手で、友達や恋人のいない孤独な人生を送ってきた。
そんな中、やっと出来た初めての恋人・神栖史幸(稲葉友)は自分を優しく受け止めてくれる唯一無二の存在で幸せな日々を過ごしていたが、ある時、神栖から「妻に不倫がバレた。妻に会って欲しい」と衝撃の告白を受ける。
騙されていたショックと罪の意識を背負いながら蓉子が神栖の家を訪ねると、そこに待ち受けていたのは恐ろしいほど穏やかな微笑みを浮かべる神栖の妻・怜(入山法子)だった――。

29歳、初めて出来た彼氏は既婚者だった――。
だが、浮気男の妻が彼女に突き付けたのは「夫と…浮気し続けてくれませんか?」という謎の依頼。公認不倫という奇妙な三角関係を描く、ラブサスペンスをおくる。
今回初めて連続ドラマのチーフ監督を務める沢村が、本作への取り組みと監督業への思いを語った。
【動画】「水曜日、私の夫に抱かれてください」放送直前スペシャル番組
役者さんに演技をつけるとき“何を偉そうに言ってるんだろう”と思っていました(笑)
――沢村さんが監督を務めるのは、2010年の短編ドラマ以来となりますが、今回、連続ドラマのチーフ監督を務めることになった経緯を教えてください。
「監督業は、以前から機会があれば…と思っていましたが、今回ご縁があってお声がけいただきました。その1回目が、まさか連ドラのチーフ監督になるとは思わなくて、ちょっとビビりました(笑)。
『できないよ』と言ったんですけど、テレ東さんに完璧な座組を組んでいただいて…。
セカンド監督の畑中(みゆき)さんが横についてアドバイスしてくださり、周りのスタッフに助けていただきました」
――「水曜日、私の夫に抱かれてください」は、知らないうちに不倫に巻き込まれた蓉子(菅井友香)、不倫相手の神栖(稲葉友)、神栖の妻・怜(入山法子)の奇妙な三角関係を描きます。“不倫ラブサスペンス”を撮ることについての思いをお聞かせください。
「僕は男女の機微を題材にした作品を観る回数も少ないし、今まで参加させてもらった作品でも、意外とラブシーンが多くなかったんです。
その点では、“どうしよう”と思ったんですけど、僕が監督を担当した1~3話はミステリー要素が強くて、そういう意味では取り組みやすかったです。
いかに2人の女性のキャラクターを作って、お客さんをドラマの世界に引き込めるかということに集中して演出しました」
――演出する上で、大事にしたことや軸にした部分は?
「蓉子、怜、神栖のキャラクターの色づけを大切にしました。蓉子には陰がありますが、彼女が暗くなった原因も分かっているので、暗くなる前の蓉子を考えて…。キャラクターの方向性は丁寧に演出しました。
原作は重いテーマを描いているのにテンポがよく、作品全体から明るさを感じました。そこに蓉子が持つふんわりした感じと、怜が持つクールさ、温かさを感じさせることを心がけました」
――俳優としての経験が、演出に生かされた瞬間も?
「役者として培った視点は、演出をする上でもすごく役に立ったと思います。役者をやっている自分は、他の監督と演出の仕方がちょっと違うところが強みかなと思っていますが、一方で、それは弱点でもある。役者の気持ちが分かるからこそ、言えなくなってしまうこともあって…。
立ち位置が変わっても、一番気にしなければいけないのは“視聴者の皆さんがどう観るか”ということ。一方で役者さんに演技をつけるとき、“何を偉そうに言ってるんだろう”とも思っていました(笑)。“偉そうに言って申し訳ない”と思いながらやっていました」

――菅井友香さんと入山法子さんの印象は?
「キャスティングの段階から、2人とも役にピッタリだと思いました。実際に動いてセリフを言ってもらうとさらに良かったので、最初に仕草や細かいところは演出させてもらいましたが、その後は2人にキャラクターをふくらませてもらいました。とても助けてもらいました」
――現場の雰囲気はいかがでしたか。
「楽しかったですね。モニターのあるベース周りでは、スタッフさんとコミュニケーションを取りながら進めていました。カメラの前に立つ現場と、モニターの前で全体を見る立場の現場ではこんなに違うんだと、その感覚をかみしめながら、日々過ごしていました」
監督になることは子どもの頃からの夢でした
――ずっと監督をやりたかったそうですが、いつ頃からその思いを持っていたのでしょう。
「子どもの頃は映画館が身近で、館内の雰囲気が好きでした。もちろん映画を観ることも好きで、『東映まんがまつり』やハリウッド映画を観て育ちました。
テレビでは、映画評論家の淀川長治さんや水野晴郎さんが活躍されていて、日常の中に映画がありましたよね。そういう時代に育ったこともあり、子どもの頃から“映画に携わる仕事がしたい”という思いがありました。
まさか演者になるとは思っていなかったんですけど、僕にとって監督は、“死ぬまでにやらないと後悔することの一つ”でした」
――監督業のどんなところに醍醐味を感じましたか?
「アイデアが生まれる瞬間ですね。例えばロケハンから参加して、脚本にはこう書かれているけど、この場所ではその通りにできない…そういうシーンほど、アイデアが必要になってくるんです。なかなか浮かばないときもありますけど、面白いアイデアが浮かんで、それが成立するとテンション上がります」
――好きな映画や、「こんな風に撮ってみたい」と憧れる作品はありますか?
「今回撮るにあたって何回も見返したのは『ゴッドファーザー』で、『ノーカントリー』も何回か観ましたし、冬クールのテレビドラマもいろいろチェックしました。
監督として撮影する中で、カット一つ一つの重要性に気づくことが多くて、今までとは違った視点での面白さもありました」
――今後、俳優として活動する中で、監督の経験が影響することもありそうですか?
「影響はあると思います。ただそれが、どんな形で出てくるのかはまだ分からないですね。現場との向き合い方は、きっとこれまでとは少し変わってくるんじゃないかなと思います」

(撮影/倉持アユミ 取材・文/伊沢晶子)
ヘアメイク:INOMATA (&’s management)
スタイリスト:鬼塚美代子(アンジュ)
【沢村一樹 プロフィール】
1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。1996年に俳優デビュー。
以降、ドラマ『白い巨塔』や『絶対零度』、『DOCTORS〜最強の名医〜』、『刑事ゼロ』など数々のヒット作で主演・助演を務め、国民的俳優の地位を確立。バラエティー番組で見せるユーモラスな素顔とのギャップも魅力。
ドラマNEXT『水曜日、私の夫に抱かれてください』(テレ東系)では、自身初となる連続ドラマのチーフ監督に就任。俳優としても、4月期の木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』(テレ朝系)に出演するなど、表現者としてさらなる進化を続けている。
【第1話】

29歳で独身の小吹蓉子(菅井友香)は、高校時代のある出来事がきっかけとなり、人付き合いが苦手で、友達や恋人のいない孤独な人生を送ってきた。
そんな中、やっと出来た初めての恋人・神栖史幸(稲葉友)は自分を優しく受け止めてくれる唯一無二の存在で幸せな日々を過ごしていたが、ある時、神栖から「妻に不倫がバレた。妻に会って欲しい」と衝撃の告白を受ける。
騙されていたショックと罪の意識を背負いながら蓉子が神栖の家を訪ねると、そこに待ち受けていたのは恐ろしいほど穏やかな微笑みを浮かべる神栖の妻・怜(入山法子)だった――。
記事提供元:テレ東プラス
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