初めての天然自然薯に感動!山芋入りのふわふわ「お好み焼き」を求めて関西へ:世界!ニッポン行きたい人応援団
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イチオシスト
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ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜日夜8時54分)。
今回は、特別企画「世界が愛したニッポンの国民食スペシャル」をお届けします。
【動画】初めての天然自然薯に感動!山芋入りのふわふわ「お好み焼き」を求めて関西へ
紹介するのは、ベルギー在住の「お好み焼き」を愛するマークさん。

ふわふわの生地と香ばしいソースがたまらない、ニッポンの国民食「お好み焼き」。
外国人観光客の必食グルメでも上位にランキングされ、欧米やアジア諸国にはお好み焼き店が続々進出しています。
マークさんがお好み焼きと出会ったのは9年前。大学生の時に初めて作ったお好み焼きの美味しさに感動し、2週間作り続けるほど夢中に。
大学卒業後は和食を中心としたレシピを紹介するフードブロガーとして活動。お好み焼きのレシピも掲載していますが、生地のふわふわ感を出すことができなかったそう。
調べたところ、自然薯や大和芋などの山芋を入れると生地がふわふわになると知ったマークさん。ベルギーで山芋は手に入りにくいため、様々な野菜を試した結果、たどりついたのがズッキーニ。ぬめりが生地と混ぜた時に泡立ち、ふわふわ感を生むのだとか。
マークさんのお好み焼きは、彼女のメリッサさんにも大好評。しかし、ニッポンにはまだ一度も行ったことがなく、生地の作り方も焼き方も独学。「ニッポンで山芋を使った本場のお好み焼きを学びたい」と願っています。
そんなマークさんを、ニッポンにご招待! 初来日を果たしました。
向かったのは、お好み焼きの本場・大阪。大阪への愛をアピールするため阪神タイガースの帽子をかぶり、天王寺区の「あべとん」へ。食べログ百名店に3度選出された名店です。

30種類以上のお好み焼きに共通しているのは、山芋を入れたふわふわの生地。
店長の柳井良希さんオススメ、豚を使った「とんたま」をいただき、「こんなふわふわなお好み焼きは食べたことがありません。これが山芋の力なんですね!」と感動。
この生地の作り方を、柳井さんが特別に教えてくださることに。
使用するのは、丸い形をした大和芋。水分が少なく、強い粘りと濃厚な風味が特徴です。
皮をむいてカットしたら、鶏ガラベースの出汁、複数の調味料と一緒にミキサーへ。
さらに、小麦粉にも一手間。ふるいにかけて“だま”を取り除くと、ふわふわで滑らかな生地に仕上がります。ミキサーにかけた山芋を加えてしっかり混ぜ合わせると、驚くほど伸びる生地に。
ここで、生地をふわふわにする最も重要なポイントが。それは、焼くまで生地と具のキャベツを混ぜないこと。生地とキャベツを混ぜると、時間を置くほどキャベツから水分が出て、せっかくの生地が台無しに。そのため、焼く直前に空気を含ませるように混ぜます。

生地ができたところで、仕上げまで教えていただけることに! こてを使ったことがないマークさんですが、返しに初挑戦すると…見事、大成功!
焼き上がったら、隠し味のマヨネーズ、からし、ケチャップを塗り広げ、特製ソースを。青のりとかつお節をかけて完成です。
柳井さんに試食していただくと、「完璧。ふわふわで美味しいです」と褒めていただきました。
店長の柳井さん、本当にありがとうございました!
続いて向かったのは、大阪・梅田にある「つる家」。食通で名高い梅沢富美男さんもお墨付きの名店です。
「つる家」のお好み焼きの特徴は、山芋を加えた生地のふわふわ感と、創業から手切りにこだわるシャキシャキのキャベツを合わせた絶妙な食感。
今回は、女性を中心に話題のメニューを作っていただきます。

山芋を練り込んだ生地に海鮮を乗せ、さらに生地を乗せて、挟んで蒸し焼きに。
魚介のうまみを閉じこめたら、その上に豚肉を。ひっくり返してじっくりと焼くこと15分。そこに、なんとすりおろした山芋を! あっさりした醤油だれをかけていただきます。
マークさんは、滑らかな山芋の食感と、塩気と甘みのバランスの良さに感動!
このお好み焼きを帰国してからも作れるよう、家庭でできる生地をふわふわにする焼き方を教えていただくことに。
まずは、サラダ油を薄く塗ったフライパンをしっかり温め、弱火にして生地を流します。
弱火でじっくり焼くことで中まで熱が入り、膨らむために必要な空気が膨張するため、ふっくらと仕上がるそう。
こてがスムーズに入るようになったら、返すタイミング。真ん中を押すのは、空気が逃げてふわふわ感がなくなるので厳禁です。
さらにもう一手間。こての角で表面に穴を空けると、余分な水分が出て中まで火が通りやすくなり、ふっくらとした焼き上がりに。こうして、厚みのあるふっくらとしたお好み焼きが完成!

山芋ソースの作り方も伝授していただきます。使うのは、いちょう芋と呼ばれる山芋。ほど良い水分量で、すったときのふんわりとした口当たりが特徴です。
皮をむいたら、すり鉢ですってかつお出汁で味つけ。すりこぎの使い方や、秘伝の醤油ダレの作り方も教えていただくことができました。
「つる家」の加納利彦さん、本当にありがとうございました!
続いては、関西でも有数の自然薯の産地、兵庫県の波賀町へ。日本原産の自然薯は、他の山芋と比べて香りやうまみが非常に強く、粘り強さも段違い。山菜の王者ともいわれる山の幸の代表格です。天然の自然薯は年間20本ほどしか採れず、2万円を超える貴重なものも。
自然薯を使った究極のお好み焼きを作るのが夢というマークさんのために、「道の駅みなみ波賀」の皆さんが快く受け入れてくださいました。

道の駅の駅長・福田友彦さんが見せてくださったのは、波賀町で栽培された自然薯。自然薯の周りを専用のケースで囲い、約半年間育てると、まっすぐな自然薯が収穫できるそう。
値段は、80cm程度で2000〜4000円です。
まずは、栽培の自然薯を食べさせていただくことに。バーナーで口当たりの悪いひげ根は焼き、皮まで炙ることで香ばしさを引き立たせます。風味のある皮ごとすりおろすと、その伸びにマークさんは驚き!
そのままご飯にのせていただくと、「衝撃的です。何もかけなくても美味しいです」。
さらに、道の駅の皆さんオススメの食べ方も。かつおと昆布の合わせ出汁を入れて伸ばした自然薯に、卵黄とわさびを入れた、自然薯卵かけご飯も堪能しました。
翌日、福田さんが自然薯掘りの名人を紹介してくださることに。8歳から自然薯掘りを始め、その道31年の石原達也さんに協力していただきます。
しかし、この日は兵庫県全域に大寒波が。山に囲まれた波賀町一帯は雪に覆われ、30cm超の積雪に。地中に埋まっている自然薯を見つけるのに雪は最悪の条件ですが、マークさんの帰国日が迫っているため、現場へ連れて行ってくださいました。
訪れたのは、石原さんが所有者から許可を得て、普段自然薯掘りをしている山。雪は思った以上に多く、道も分からないほど。

雪の中を歩くこと30分。石原さんが自然薯の赤ちゃん「むかご」を発見!
むかごは、自然薯の葉っぱの付け根に付いた丸い芽。このむかごが地面に落ち、地中に根を張り、地上にツルを伸ばして花を咲かせながら成長します。その過程で栄養分が地下に伸びた茎に蓄えられ、自然薯に。1m育つのに5年もかかるそう。
通常、自然薯を見つけるには、むかごの近くにあるツルをたどり、時間をかけ、折らないように土を掘って収穫します。石原さんはこの大雪の中、長年の経験でむかごを発見したのです。
早速ツルをたどり、手前の土を掘っていくと、短い木の根っこのようなものが。
オニドコロという毒のある植物で、ツルや葉っぱが自然薯に似ており、熟練の人でも見間違うことがあるそう。
石原さんは、続けて見つけたむかごのポイントへ。すると、地面に刺さっていたツルを発見! しかし、出てきたのはまたしてもオニドコロ。
マークさんになんとか掘らせてあげたいと、その後も気温0℃の中を1時間にわたり捜索しましたが、雪の中では見つけられず、この日は断念。
「最悪の条件の中、私のためにこんなに一生懸命探していただき本当にありがとうございます」(マークさん)。

その後も雪が止むのを待っていたマークさんでしたが、帰国のタイムリミットで収穫は断念することに。すると、石原さんから天然の自然薯のプレゼントが!
大雪が降る数日前に収穫したという、1m20cm超えの天然の自然薯に、マークさんは大感激!
天然の自然薯は、まっすぐ伸びているとは限らず、折れないように気をつけながら1時間かけて掘り出す貴重品。1万8000円ほどすると聞き、「使うのが怖くなってきました」とマークさん。
試しにすって食べてみると、「栽培のものと全然違います」と濃厚な味わいに感動。この自然薯を使って究極のお好み焼きを作り、お世話になった方々に審査していただきます。
生地は「あべとん」で教わったレシピで作り、フライパンで焼き上げたら、「つる家」で教わった山芋ソースをかけて完成! 波賀町の皆さんに食べていただき、全員から合格をいただきました。

そして別れの時。福田さんからすり鉢とすりこぎをいただいたマークさんは、5歳から続けてきた空手で感謝を表したいと、空手着に着替えて正拳突きを披露。「皆さんも真似してください」とお願いすると、一緒に正拳突きをしてくださいました。
「道の駅みなみ波賀」の皆さん、本当にありがとうございました!
続いて紹介するのは、アメリカ在住、ニッポンの「お弁当」を愛するスコットさん。

今や海外で大人気の、ニッポンのお弁当。イタリアンシェフのスコットさんは、冷めても美味しく健康的なお弁当をアメリカ南部で広めたいと、お店の定休日に自ら作って販売しています。念願の割烹料理店を、アメリカでまもなく開業するそうで、ランチに販売するお弁当がお店の経営を支える鍵に。
ニッポンで学び、アメリカで通用するお弁当を作ることはできるのでしょうか? 今回は完結編をお届けします。
まずお世話になったのが、ニッポンで最も古い弁当店「弁松」。こちらでは、江戸時代の味を受け継ぐ老舗の現場を体験させていただきました。
次に向かったのは、京都の「ジョイフル文蛾」。お弁当の日本一を決める「惣菜・べんとうグランプリ」で数々の賞を受賞してきた、お弁当界のカリスマ店です。

店主を務める平田宗子さんが考えた究極のお弁当が「お任せ弁当」。食べる人の年齢やシチュエーションに合わせ、平田さんが一から献立を考えます。しかも、同じお客さんから連続注文があると、内容をガラリと変えるこだわりよう。
そんな平田さんとスコットさんは、すっかり意気投合。夕食会で自作のお弁当の写真を見ていただくと、「正しい理解をもって日本文化に相対する人が少なくとも1人いることがすごく嬉しかった」と話してくださいました。
「アメリカ人の料理人を認めていただき心から感謝します」とスコットさん。平田さんとご家族にお弁当をプレゼントしたいと考え、アメリカでも通用するニッポンのお弁当を作り、平田さんに味を見ていただくことに。
そのために行きたい場所は3つ。まず向かったのは、信楽焼で有名な滋賀県甲賀市。アメリカで、土鍋でご飯を炊いていたスコットさんは、さらに美味しくなる炊き方を知りたいと、信楽焼の土鍋を作る陶芸家・中川睦さんのもとへ。
中川さんの作る土鍋は、近畿地方の名だたる名店がこぞって使い、一つ20万円の土鍋も。鍋底が分厚いことで熱が蓄えられ、温まった水は上に、冷たい水は下へと強い対流が。お米に均一に熱と水が行き渡り、美味しいご飯が炊けるのです。

ここで、固形燃料でご飯が炊ける、中川さんオリジナルの土鍋でご飯を炊いていただくことに。中川さんによると、土鍋でご飯を炊くコツは、お米を洗ってからザルにあげておくこと。土鍋は緩やかに温度が上がるため、お米の表面に余分な水分があると膨張してべちゃべちゃに。10分ほど時間を置くことで水分が浸透し、炊き上がりが均一になるそう。
炊き上がったご飯をいただくと、「しっとりとしていて甘さが際立ちます」と感動! ご飯に合うおかずも用意していただき、土鍋ご飯を満喫しました。
最後に、「美味しいお弁当を作ってほしい」と、中川さんから土鍋のプレゼントが。
「心からお礼を言わせてください」と大感激のスコットさんでした。
中川さん、本当にありがとうございました!
続いて向かったのは、東京・新橋。ここで、ウェルカムサプライズ! スコットさんが憧れている「割烹 かわだ」の店主・川田慶介さんにお会いできることに。
2年前にオープンした「割烹 かわだ」は、全国から厳選した食材を集め、巧みな技で仕上げる高級割烹料理店。その味を気軽に味わってほしいと、渋谷スクランブルスクエアでお弁当を限定販売しています。

川田さんの、伝統的な調理技術を活かしたお弁当をいつか食べてみたいと願っていたスコットさん。ずっとお手本にしていたという、北海道産の鮭をメインに使った「鮭弁当」をいただくことになり、大興奮!
鮭は北海道産なので、ざんぎ(唐揚げ)など、その土地にゆかりのある副菜を取り入れ、お弁当に世界観を作るのが川田さんのこだわり。さらに、ちくわ揚げの中にタルタルソースを入れるなど、工夫が凝らされています。
憧れのお弁当を満喫したスコットさんに、川田さんから粋なプレゼントが。
次に来店した時、無料でお弁当をもらえる当たり券です。この当たり券は、1日1枚どこかのお弁当に本当に入っているそう。「みんなが喜ぶようにお弁当を作っています」と話す川田さんに、スコットさんは「素晴らしいお考えです」と伝えました。
川田さん、本当にありがとうございました!
京都に戻ったスコットさん、ニッポンの旅の集大成となるお弁当に、どうしても使いたい京野菜がありました。そこで平田さんが、農家の方を紹介してくださることに。

お世話になるのは、京野菜農家の樋口昌孝さん。収穫したばかりの九条ねぎを割って見せてくださると、強いぬめりが。このぬめりを口にしたスコットさんは「とても甘いです!」。
一般的なねぎは60日ほどで収穫できますが、樋口さんの九条ねぎは1年4カ月。長い間寒さにあたることで、葉の内部にうまみとなるぬめりが蓄積。その重さで曲がっているのが、美味しさの証。
樋口さんの京野菜で「(料理の)味がグレードアップする」と平田さん。樋口さんのご厚意で、九条ねぎをはじめ、たくさんの京野菜をいただきました。
樋口さん、本当にありがとうございました!
いよいよ、スコットさんの人生を懸けたお弁当作りがスタート。平田さんのお任せ弁当を見習って仕上がりの絵を描き、食べる人を思いながら作ります。
ご飯を炊くのに使うのは、中川さんからいただいた土鍋。お米を研いだ後はザルに置き、水を浸透させます。

おかずを作り、真心を込めたお弁当が完成! 樋口さんの九条ねぎを使った肉じゃが、京野菜の金時人参を使ったきんぴら、聖護院大根の酢漬けも。きんぴらの作り方は、川田さんが伝授。隠し味の黒七味がポイントです。
早速、平田さんとご家族に食べていただくと、「美味しい」と嬉しい言葉をくださいました。
以前と比べ、見栄えや味付けがガラリと変わった、スコットさんのお弁当。平田さんは「バランス、カラー、すごい! グッド弁当! 150点!」と高評価。「皆さんのおかげです。旅で出会った方々のおかげです」と大感激のスコットさんでした。
そして、別れの時。「多くのアイデアを頂戴し、たくさん学ぶことができました」と感謝を伝えるスコットさんに、「学ばせてもらったというのが本当の気持ち。アメリカに帰っても全然大丈夫、鬼に金棒」と平田さん。最後にハグを交わしました。
平田さん、ご家族の皆さん、本当にありがとうございました!

続いて紹介するのは、アルゼンチンの「ラ・プラタ盆踊り」。真夏の1月に行われ、約1万人が深夜0時まで踊り続ける、南米最大級の日本祭りです。
「応援団」がお邪魔するのは、今年で4回目。今回も番組のブースを設置させていただくと、ニッポン好きの方々が猛アピール!
「東京2020オリンピック」での日本代表の活躍に魅了され、4歳で体操を始めた小学生や、ニッポンのお面が好きすぎるあまり、独学で自作するまでになった女性も。三味線を愛する女性は、民謡「ソーラン節」を演奏してくれました。
他にも、招き猫や浦和レッズを愛する方々など、「ラ・プラタ盆踊り」で出会ったニッポン好きの皆さんは、約80人。この中からご招待されたのは…津軽三味線を愛するロサリオさん! 次回、来日の様子をお届けします!
月曜夜8時54分からは、「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送!
アルゼンチンで三味線の魅力を広めようと日々お稽古に励むロサリオさん。彼女の憧れのアーティストは、世界的奏者の吉田兄弟。しかし、地元には津軽三味線の先生がいない。「ニッポンで本場の奏法を学びたい!」という熱い夢を叶えるためご招待!
世界大会優勝を誇る名門高校の津軽三味線部へ!世界一のド迫力な演奏に大感動した後は、部員たちに混じって最大の課題「ばちの叩き方」を猛練習!5日後に控えた成果発表の演奏会に向けて気合は十分!
母国では修理ができないため、弘前の工房で弦の張り替えを学ぶことに。全国大会で優勝経験もある職人さんから技術を教わるだけでなく、三味線をプレゼントされ、感動のあまりロサリオさんは涙する…。
さらに、世界大会3連覇のレジェンド奏者・葛西頼之さんから直接指導してもらうという超贅沢な時間も!
ニッポン滞在の集大成、いよいよ迎えた演奏会当日。限られた時間で猛特訓を重ねたロサリオさんの前に現れたのは…なんと、彼女がずっと憧れ続けてきた吉田兄弟ご本人!憧れの人を前に緊張感はMAX!果たして、猛練習の成果を存分に発揮することはできるのか?
今回は、特別企画「世界が愛したニッポンの国民食スペシャル」をお届けします。
【動画】初めての天然自然薯に感動!山芋入りのふわふわ「お好み焼き」を求めて関西へ
究極のふわふわお好み焼きを作りたい!
紹介するのは、ベルギー在住の「お好み焼き」を愛するマークさん。

ふわふわの生地と香ばしいソースがたまらない、ニッポンの国民食「お好み焼き」。
外国人観光客の必食グルメでも上位にランキングされ、欧米やアジア諸国にはお好み焼き店が続々進出しています。
マークさんがお好み焼きと出会ったのは9年前。大学生の時に初めて作ったお好み焼きの美味しさに感動し、2週間作り続けるほど夢中に。
大学卒業後は和食を中心としたレシピを紹介するフードブロガーとして活動。お好み焼きのレシピも掲載していますが、生地のふわふわ感を出すことができなかったそう。
調べたところ、自然薯や大和芋などの山芋を入れると生地がふわふわになると知ったマークさん。ベルギーで山芋は手に入りにくいため、様々な野菜を試した結果、たどりついたのがズッキーニ。ぬめりが生地と混ぜた時に泡立ち、ふわふわ感を生むのだとか。
マークさんのお好み焼きは、彼女のメリッサさんにも大好評。しかし、ニッポンにはまだ一度も行ったことがなく、生地の作り方も焼き方も独学。「ニッポンで山芋を使った本場のお好み焼きを学びたい」と願っています。
そんなマークさんを、ニッポンにご招待! 初来日を果たしました。
本場の「ふわふわ」を支える秘伝の生地作り
向かったのは、お好み焼きの本場・大阪。大阪への愛をアピールするため阪神タイガースの帽子をかぶり、天王寺区の「あべとん」へ。食べログ百名店に3度選出された名店です。

30種類以上のお好み焼きに共通しているのは、山芋を入れたふわふわの生地。
店長の柳井良希さんオススメ、豚を使った「とんたま」をいただき、「こんなふわふわなお好み焼きは食べたことがありません。これが山芋の力なんですね!」と感動。
この生地の作り方を、柳井さんが特別に教えてくださることに。
使用するのは、丸い形をした大和芋。水分が少なく、強い粘りと濃厚な風味が特徴です。
皮をむいてカットしたら、鶏ガラベースの出汁、複数の調味料と一緒にミキサーへ。
さらに、小麦粉にも一手間。ふるいにかけて“だま”を取り除くと、ふわふわで滑らかな生地に仕上がります。ミキサーにかけた山芋を加えてしっかり混ぜ合わせると、驚くほど伸びる生地に。
ここで、生地をふわふわにする最も重要なポイントが。それは、焼くまで生地と具のキャベツを混ぜないこと。生地とキャベツを混ぜると、時間を置くほどキャベツから水分が出て、せっかくの生地が台無しに。そのため、焼く直前に空気を含ませるように混ぜます。

生地ができたところで、仕上げまで教えていただけることに! こてを使ったことがないマークさんですが、返しに初挑戦すると…見事、大成功!
焼き上がったら、隠し味のマヨネーズ、からし、ケチャップを塗り広げ、特製ソースを。青のりとかつお節をかけて完成です。
柳井さんに試食していただくと、「完璧。ふわふわで美味しいです」と褒めていただきました。
店長の柳井さん、本当にありがとうございました!
山芋の魔法で極上の口当たりに!
続いて向かったのは、大阪・梅田にある「つる家」。食通で名高い梅沢富美男さんもお墨付きの名店です。
「つる家」のお好み焼きの特徴は、山芋を加えた生地のふわふわ感と、創業から手切りにこだわるシャキシャキのキャベツを合わせた絶妙な食感。
今回は、女性を中心に話題のメニューを作っていただきます。

山芋を練り込んだ生地に海鮮を乗せ、さらに生地を乗せて、挟んで蒸し焼きに。
魚介のうまみを閉じこめたら、その上に豚肉を。ひっくり返してじっくりと焼くこと15分。そこに、なんとすりおろした山芋を! あっさりした醤油だれをかけていただきます。
マークさんは、滑らかな山芋の食感と、塩気と甘みのバランスの良さに感動!
このお好み焼きを帰国してからも作れるよう、家庭でできる生地をふわふわにする焼き方を教えていただくことに。
まずは、サラダ油を薄く塗ったフライパンをしっかり温め、弱火にして生地を流します。
弱火でじっくり焼くことで中まで熱が入り、膨らむために必要な空気が膨張するため、ふっくらと仕上がるそう。
こてがスムーズに入るようになったら、返すタイミング。真ん中を押すのは、空気が逃げてふわふわ感がなくなるので厳禁です。
さらにもう一手間。こての角で表面に穴を空けると、余分な水分が出て中まで火が通りやすくなり、ふっくらとした焼き上がりに。こうして、厚みのあるふっくらとしたお好み焼きが完成!

山芋ソースの作り方も伝授していただきます。使うのは、いちょう芋と呼ばれる山芋。ほど良い水分量で、すったときのふんわりとした口当たりが特徴です。
皮をむいたら、すり鉢ですってかつお出汁で味つけ。すりこぎの使い方や、秘伝の醤油ダレの作り方も教えていただくことができました。
「つる家」の加納利彦さん、本当にありがとうございました!
雪中の大捜索…名人との絆 天然自然薯に大感激
続いては、関西でも有数の自然薯の産地、兵庫県の波賀町へ。日本原産の自然薯は、他の山芋と比べて香りやうまみが非常に強く、粘り強さも段違い。山菜の王者ともいわれる山の幸の代表格です。天然の自然薯は年間20本ほどしか採れず、2万円を超える貴重なものも。
自然薯を使った究極のお好み焼きを作るのが夢というマークさんのために、「道の駅みなみ波賀」の皆さんが快く受け入れてくださいました。

道の駅の駅長・福田友彦さんが見せてくださったのは、波賀町で栽培された自然薯。自然薯の周りを専用のケースで囲い、約半年間育てると、まっすぐな自然薯が収穫できるそう。
値段は、80cm程度で2000〜4000円です。
まずは、栽培の自然薯を食べさせていただくことに。バーナーで口当たりの悪いひげ根は焼き、皮まで炙ることで香ばしさを引き立たせます。風味のある皮ごとすりおろすと、その伸びにマークさんは驚き!
そのままご飯にのせていただくと、「衝撃的です。何もかけなくても美味しいです」。
さらに、道の駅の皆さんオススメの食べ方も。かつおと昆布の合わせ出汁を入れて伸ばした自然薯に、卵黄とわさびを入れた、自然薯卵かけご飯も堪能しました。
翌日、福田さんが自然薯掘りの名人を紹介してくださることに。8歳から自然薯掘りを始め、その道31年の石原達也さんに協力していただきます。
しかし、この日は兵庫県全域に大寒波が。山に囲まれた波賀町一帯は雪に覆われ、30cm超の積雪に。地中に埋まっている自然薯を見つけるのに雪は最悪の条件ですが、マークさんの帰国日が迫っているため、現場へ連れて行ってくださいました。
訪れたのは、石原さんが所有者から許可を得て、普段自然薯掘りをしている山。雪は思った以上に多く、道も分からないほど。

雪の中を歩くこと30分。石原さんが自然薯の赤ちゃん「むかご」を発見!
むかごは、自然薯の葉っぱの付け根に付いた丸い芽。このむかごが地面に落ち、地中に根を張り、地上にツルを伸ばして花を咲かせながら成長します。その過程で栄養分が地下に伸びた茎に蓄えられ、自然薯に。1m育つのに5年もかかるそう。
通常、自然薯を見つけるには、むかごの近くにあるツルをたどり、時間をかけ、折らないように土を掘って収穫します。石原さんはこの大雪の中、長年の経験でむかごを発見したのです。
早速ツルをたどり、手前の土を掘っていくと、短い木の根っこのようなものが。
オニドコロという毒のある植物で、ツルや葉っぱが自然薯に似ており、熟練の人でも見間違うことがあるそう。
石原さんは、続けて見つけたむかごのポイントへ。すると、地面に刺さっていたツルを発見! しかし、出てきたのはまたしてもオニドコロ。
マークさんになんとか掘らせてあげたいと、その後も気温0℃の中を1時間にわたり捜索しましたが、雪の中では見つけられず、この日は断念。
「最悪の条件の中、私のためにこんなに一生懸命探していただき本当にありがとうございます」(マークさん)。

その後も雪が止むのを待っていたマークさんでしたが、帰国のタイムリミットで収穫は断念することに。すると、石原さんから天然の自然薯のプレゼントが!
大雪が降る数日前に収穫したという、1m20cm超えの天然の自然薯に、マークさんは大感激!
天然の自然薯は、まっすぐ伸びているとは限らず、折れないように気をつけながら1時間かけて掘り出す貴重品。1万8000円ほどすると聞き、「使うのが怖くなってきました」とマークさん。
試しにすって食べてみると、「栽培のものと全然違います」と濃厚な味わいに感動。この自然薯を使って究極のお好み焼きを作り、お世話になった方々に審査していただきます。
生地は「あべとん」で教わったレシピで作り、フライパンで焼き上げたら、「つる家」で教わった山芋ソースをかけて完成! 波賀町の皆さんに食べていただき、全員から合格をいただきました。

そして別れの時。福田さんからすり鉢とすりこぎをいただいたマークさんは、5歳から続けてきた空手で感謝を表したいと、空手着に着替えて正拳突きを披露。「皆さんも真似してください」とお願いすると、一緒に正拳突きをしてくださいました。
「道の駅みなみ波賀」の皆さん、本当にありがとうございました!
アメリカで通用するニッポンのお弁当を作る
続いて紹介するのは、アメリカ在住、ニッポンの「お弁当」を愛するスコットさん。

今や海外で大人気の、ニッポンのお弁当。イタリアンシェフのスコットさんは、冷めても美味しく健康的なお弁当をアメリカ南部で広めたいと、お店の定休日に自ら作って販売しています。念願の割烹料理店を、アメリカでまもなく開業するそうで、ランチに販売するお弁当がお店の経営を支える鍵に。
ニッポンで学び、アメリカで通用するお弁当を作ることはできるのでしょうか? 今回は完結編をお届けします。
まずお世話になったのが、ニッポンで最も古い弁当店「弁松」。こちらでは、江戸時代の味を受け継ぐ老舗の現場を体験させていただきました。
次に向かったのは、京都の「ジョイフル文蛾」。お弁当の日本一を決める「惣菜・べんとうグランプリ」で数々の賞を受賞してきた、お弁当界のカリスマ店です。

店主を務める平田宗子さんが考えた究極のお弁当が「お任せ弁当」。食べる人の年齢やシチュエーションに合わせ、平田さんが一から献立を考えます。しかも、同じお客さんから連続注文があると、内容をガラリと変えるこだわりよう。
そんな平田さんとスコットさんは、すっかり意気投合。夕食会で自作のお弁当の写真を見ていただくと、「正しい理解をもって日本文化に相対する人が少なくとも1人いることがすごく嬉しかった」と話してくださいました。
「アメリカ人の料理人を認めていただき心から感謝します」とスコットさん。平田さんとご家族にお弁当をプレゼントしたいと考え、アメリカでも通用するニッポンのお弁当を作り、平田さんに味を見ていただくことに。
究極の土鍋!炊飯の極意
そのために行きたい場所は3つ。まず向かったのは、信楽焼で有名な滋賀県甲賀市。アメリカで、土鍋でご飯を炊いていたスコットさんは、さらに美味しくなる炊き方を知りたいと、信楽焼の土鍋を作る陶芸家・中川睦さんのもとへ。
中川さんの作る土鍋は、近畿地方の名だたる名店がこぞって使い、一つ20万円の土鍋も。鍋底が分厚いことで熱が蓄えられ、温まった水は上に、冷たい水は下へと強い対流が。お米に均一に熱と水が行き渡り、美味しいご飯が炊けるのです。

ここで、固形燃料でご飯が炊ける、中川さんオリジナルの土鍋でご飯を炊いていただくことに。中川さんによると、土鍋でご飯を炊くコツは、お米を洗ってからザルにあげておくこと。土鍋は緩やかに温度が上がるため、お米の表面に余分な水分があると膨張してべちゃべちゃに。10分ほど時間を置くことで水分が浸透し、炊き上がりが均一になるそう。
炊き上がったご飯をいただくと、「しっとりとしていて甘さが際立ちます」と感動! ご飯に合うおかずも用意していただき、土鍋ご飯を満喫しました。
最後に、「美味しいお弁当を作ってほしい」と、中川さんから土鍋のプレゼントが。
「心からお礼を言わせてください」と大感激のスコットさんでした。
中川さん、本当にありがとうございました!
憧れの「鮭弁当」に大興奮!
続いて向かったのは、東京・新橋。ここで、ウェルカムサプライズ! スコットさんが憧れている「割烹 かわだ」の店主・川田慶介さんにお会いできることに。
2年前にオープンした「割烹 かわだ」は、全国から厳選した食材を集め、巧みな技で仕上げる高級割烹料理店。その味を気軽に味わってほしいと、渋谷スクランブルスクエアでお弁当を限定販売しています。

川田さんの、伝統的な調理技術を活かしたお弁当をいつか食べてみたいと願っていたスコットさん。ずっとお手本にしていたという、北海道産の鮭をメインに使った「鮭弁当」をいただくことになり、大興奮!
鮭は北海道産なので、ざんぎ(唐揚げ)など、その土地にゆかりのある副菜を取り入れ、お弁当に世界観を作るのが川田さんのこだわり。さらに、ちくわ揚げの中にタルタルソースを入れるなど、工夫が凝らされています。
憧れのお弁当を満喫したスコットさんに、川田さんから粋なプレゼントが。
次に来店した時、無料でお弁当をもらえる当たり券です。この当たり券は、1日1枚どこかのお弁当に本当に入っているそう。「みんなが喜ぶようにお弁当を作っています」と話す川田さんに、スコットさんは「素晴らしいお考えです」と伝えました。
川田さん、本当にありがとうございました!
京野菜農家が守る「九条ねぎ」の濃厚なぬめりとうまみ
京都に戻ったスコットさん、ニッポンの旅の集大成となるお弁当に、どうしても使いたい京野菜がありました。そこで平田さんが、農家の方を紹介してくださることに。

お世話になるのは、京野菜農家の樋口昌孝さん。収穫したばかりの九条ねぎを割って見せてくださると、強いぬめりが。このぬめりを口にしたスコットさんは「とても甘いです!」。
一般的なねぎは60日ほどで収穫できますが、樋口さんの九条ねぎは1年4カ月。長い間寒さにあたることで、葉の内部にうまみとなるぬめりが蓄積。その重さで曲がっているのが、美味しさの証。
樋口さんの京野菜で「(料理の)味がグレードアップする」と平田さん。樋口さんのご厚意で、九条ねぎをはじめ、たくさんの京野菜をいただきました。
樋口さん、本当にありがとうございました!
人生を懸けた集大成のお弁当
いよいよ、スコットさんの人生を懸けたお弁当作りがスタート。平田さんのお任せ弁当を見習って仕上がりの絵を描き、食べる人を思いながら作ります。
ご飯を炊くのに使うのは、中川さんからいただいた土鍋。お米を研いだ後はザルに置き、水を浸透させます。

おかずを作り、真心を込めたお弁当が完成! 樋口さんの九条ねぎを使った肉じゃが、京野菜の金時人参を使ったきんぴら、聖護院大根の酢漬けも。きんぴらの作り方は、川田さんが伝授。隠し味の黒七味がポイントです。
早速、平田さんとご家族に食べていただくと、「美味しい」と嬉しい言葉をくださいました。
以前と比べ、見栄えや味付けがガラリと変わった、スコットさんのお弁当。平田さんは「バランス、カラー、すごい! グッド弁当! 150点!」と高評価。「皆さんのおかげです。旅で出会った方々のおかげです」と大感激のスコットさんでした。
そして、別れの時。「多くのアイデアを頂戴し、たくさん学ぶことができました」と感謝を伝えるスコットさんに、「学ばせてもらったというのが本当の気持ち。アメリカに帰っても全然大丈夫、鬼に金棒」と平田さん。最後にハグを交わしました。
平田さん、ご家族の皆さん、本当にありがとうございました!
「津軽三味線」を愛するロサリオさんをご招待!

続いて紹介するのは、アルゼンチンの「ラ・プラタ盆踊り」。真夏の1月に行われ、約1万人が深夜0時まで踊り続ける、南米最大級の日本祭りです。
「応援団」がお邪魔するのは、今年で4回目。今回も番組のブースを設置させていただくと、ニッポン好きの方々が猛アピール!
「東京2020オリンピック」での日本代表の活躍に魅了され、4歳で体操を始めた小学生や、ニッポンのお面が好きすぎるあまり、独学で自作するまでになった女性も。三味線を愛する女性は、民謡「ソーラン節」を演奏してくれました。
他にも、招き猫や浦和レッズを愛する方々など、「ラ・プラタ盆踊り」で出会ったニッポン好きの皆さんは、約80人。この中からご招待されたのは…津軽三味線を愛するロサリオさん! 次回、来日の様子をお届けします!
月曜夜8時54分からは、「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送!
アルゼンチンで三味線の魅力を広めようと日々お稽古に励むロサリオさん。彼女の憧れのアーティストは、世界的奏者の吉田兄弟。しかし、地元には津軽三味線の先生がいない。「ニッポンで本場の奏法を学びたい!」という熱い夢を叶えるためご招待!
世界大会優勝を誇る名門高校の津軽三味線部へ!世界一のド迫力な演奏に大感動した後は、部員たちに混じって最大の課題「ばちの叩き方」を猛練習!5日後に控えた成果発表の演奏会に向けて気合は十分!
母国では修理ができないため、弘前の工房で弦の張り替えを学ぶことに。全国大会で優勝経験もある職人さんから技術を教わるだけでなく、三味線をプレゼントされ、感動のあまりロサリオさんは涙する…。
さらに、世界大会3連覇のレジェンド奏者・葛西頼之さんから直接指導してもらうという超贅沢な時間も!
ニッポン滞在の集大成、いよいよ迎えた演奏会当日。限られた時間で猛特訓を重ねたロサリオさんの前に現れたのは…なんと、彼女がずっと憧れ続けてきた吉田兄弟ご本人!憧れの人を前に緊張感はMAX!果たして、猛練習の成果を存分に発揮することはできるのか?
記事提供元:テレ東プラス
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