チームランキングトップ、牧野任祐選手と太田格之進選手を追う! 『THE DAY~勝負の日~』第1話

『THE DAY~勝負の日~』
ドキュメンタリー『THE DAY~勝負の日~』第1話が、映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で配信された。日本最高峰のフォーミュラカーレースシリーズ「スーパーフォーミュラ」の、スポーツランドSUGOで行われた2025年シーズンの第8戦決勝に密着。選手だけではなく、実況者やファンなど、レースを取り巻くあらゆる視点に同時密着し、その時、その舞台の裏で何が起きていたのかを明らかにする。複数台のカメラが捉えた、スポーツの奥深さ、そしてアスリートをめぐる物語を描く完全時系列ドキュメントだ。
スーパーフォーミュラ専用アプリ「SFgo」とは?
スーパーフォーミュラは、時速300㎞で行われるカーレースで、13チーム22名のドライバーが熾烈なバトルを繰り広げる。今シーズンは、7大会、全12戦を開催。予選と決勝レースの結果で得られるポイントの合計で、年間チャンピオンの座を争う。
今回注目するのは、2人のドライバー、DOCOMO TEAM DANDELION RACING所属の牧野任祐選手と太田格之進選手だ。チームメイトとして共に勝利を目指し、同時にライバルでもある。
決勝レーススタートまで6時間30分。午前7時54分に会場へやって来たのは、スーパーフォーミュラ専用アプリ「SFgo」のスタッフ。「SFgo」は、レースの中継映像が見られるだけでなく、ドライバー目線のオンボードカメラ映像や、ドライバーとチームの無線でのやりとりが聞けるアプリだ。
宮城県にある「スポーツランドSUGO」は、アップダウンの激しいレイアウト、タイトなコーナーが連続するコースで、予期せぬ展開が起こりやすい。小雨が降る中、午前8時35分に会場へ現れたのは、牧野選手と太田選手。前日の予選は、牧野選手7位、太田選手16位と、思うような結果が残せていなかった。
今シーズン7戦を終えて、チームランキングはトップを維持し、ドライバーランキングでも2位、3位につけている。しかし、「スポーツランドSUGO」でポイントを積み上げなければ、次のレース以降のチャンピオン争いは一気に厳しさを増す。
チームプリンシパルの村岡潔は「チャンピオンシップを獲るっていうのは、全部が全戦勝てるわけじゃないんで、勝てない時にチャンピオンを獲るときってのはリカバーできている」と語る。「優勝を目指したいところだが、リタイアするより、1ポイントでも多くポイントを獲って帰りたい」と話した。
決勝レーススタートまで5時間。午前9時23分、レースへ向けたフリー走行が始まった。各チームがマシンの性能を確かめる重要な時間だ。車の性能が全チーム同じイコールコンディションでは、性能に差がないため、ドライバーの実力やチームの戦略が勝敗を分ける。
そして、今シーズン初の雨天レースのため、全チームが溝のあるウェットタイヤを使用することに…。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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