1/1000秒を争う極限のレース! 牧野任祐選手と太田格之進選手の結果は!? 『THE DAY~勝負の日~』第1話

『THE DAY~勝負の日~』
ドキュメンタリー『THE DAY~勝負の日~』第1話が、映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で配信された。日本最高峰のフォーミュラカーレースシリーズ「スーパーフォーミュラ」の、スポーツランドSUGOで行われた2025年シーズンの第8戦決勝に密着。選手だけではなく、実況者やファンなど、レースを取り巻くあらゆる視点に同時密着し、その時、その舞台の裏で何が起きていたのかを明らかにする。複数台のカメラが捉えた、スポーツの奥深さ、そしてアスリートをめぐる物語を描く完全時系列ドキュメントだ。
チャンピオンを獲るか獲れないかは、この1戦に掛かっている
スーパーフォーミュラは、時速300kmで行われるカーレースで、13チーム22名のドライバーが熾烈なバトルを繰り広げる。今シーズンは、7大会、全12戦を開催。予選と決勝レースの結果で得られるポイントの合計で、年間チャンピオンの座を争う。
今回注目するのは、2人のドライバー、DOCOMO TEAM DANDELION RACING所属の牧野任祐選手と太田格之進選手だ。チームメイトとして共に勝利を目指し、同時にライバルでもある。
宮城県にある「スポーツランドSUGO」でマシンの走りを追う家族連れを見つけた。ディレクターが「配信でも観られるのに、わざわざ足を運んでまで観に来る理由」を尋ねると、父親が「エンジンの音ですね」と答える。母親も「スピード感も映像と生では全然違うから楽しい」と語る。
応援している選手を聞くと、息子の光永(ひなた)くんが「ダンディライアンの2人」と太田選手と牧野選手のタオルを掲げてみせた。「スーパーGTとフォーミュラに乗りたい」といつか選手になる夢を語ってくれた。
フリー走行を終えた牧野選手は、「昨シーズンのSUGO大会も雨のレースになった」「正直、去年の雨はあまり良くなかったんで、それも踏まえていろいろやってきた。良い方向に行けばいい」と話す。太田選手も「雨なので抜くのが難しかったりする」「ペースはいいので、うまく行けばいい」と雨天レースに向けての意気込みを語った。
チームプリンシパルの村岡潔は「自分を信じていいポイントを獲ってゴールをするということが、チャンピオンシップを獲るドライバーだ」と、チャンピオンを獲るか獲れないかは、この1戦に掛かっていることを強い口調で語る。
決勝レーススタートまで40分。午後1時50分、スターティンググリッドで22台のマシンが勝負の時を待っていた。スーパーフォーミュラ公式フォトグラファーの小林稔もその一人。牧野選手をF4で走っている頃からずっと見ていたという小林は「もっともっと活躍してほしい」と牧野選手の成長を見守る。
決勝レーススタートまで22分。午後2時8分、他のスポーツにはない緊張感が走る。賑やかなグリッドウォークから皆が退場すると、一気に緊張感が増す瞬間だ。光永(ひなた)くんたち家族もドキドキ、ハラハラが止まらない。天気を心配しながらも、安全に走ってほしいと語る。
午後2時30分、それぞれの思いが交錯する中、1/1000秒を争う極限のレースが始まった!
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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