来週は「シブコと一緒に頑張ります」 勝みなみがメジャー4日間“黒字”で悔い
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日◇22日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
女子プロゴルファー世界一決定戦で、勝みなみはトータル10オーバー・36位タイに終わった。優勝スコアはトータル4アンダーで、トータルアンダーパーは3人という難セッティングの中、「74」「74」「75」「75」と4日間“黒字”。「一日でもアンダーで回りたかった。もう一回やり直したい」と悔やんだ。
第3ラウンドの前夜は宿泊先の火災報知機によるトラブルに巻き込まれたが、昨夜は何事もなく無事に最終日を迎えた。序盤は納得のいくプレーを重ねていたが、5番で右のミスが出てから狂いが生じた。「左に振ろうと思ったら逆に詰まっちゃって体が浮いてしまった。そこからショットが全くダメでした」。10番からは3連続ボギーを喫するなど、流れを戻せなかった。
それでもメジャーで4日間を戦い抜いた。今季はここまで12試合に出場し、予選落ちは2回。ポイントランキングは53位につけており、ツアー参戦3年目で最もいい滑り出しといえる。「安定していると思うけど、もっと上で安定したい。底上げがしたい」。今季トップ10入り2回という結果には満足していない。
とはいえ、今週から投入した新ドライバー『ZXi』の手応えは良好。苦手意識のあったユーティリティは「思った通りの球が半分くらい打てていた。とくにショートホールは悪いミスが出なかったので良かった」と一歩進んだ部分もある。
来週はダブルス戦「ダウ選手権」(ミシガン州/ミッドランドCC)に出場。昨年に引き続き、渋野日向子とペアを組む。昨年は渋野がホールインワンを達成するなど、“黄金世代”コンビは息の合ったプレーを見せた。
「シブコと一緒に頑張ります。シブコは今週予選落ちちゃったけれど、来週は二人で力を合わせて、上位入賞を狙います」と意気込んだ。(文・笠井あかり)
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