シニア参戦中の菊池純のギアが渋すぎる!? 『ジューシー』アイアン+『ラウネ』シャフトは「高い球が打てるし、弾道を操れる」
「スターツシニアゴルフトーナメント」が茨城県のスターツ笠間ゴルフ倶楽部で、6月13日~15日で開催されている。今大会に参戦しており、上位進出を狙う菊池純(初日1オーバー)に新アイアンと今季のシニアツアーでの戦いについて聞いてみた。
菊池が新たに投入したのは、ジューシーの『tQ』アイアン。地クラブで知られるアイアンで、軟鉄鍛造でフルでCNC削り出されたモデル。つまり、1つの塊から精密加工で削り出し、3D CAD設計がなされたもの。4~7番はバックフェースがスリット構造で厚みのあるインパクト感と高スピンを可能にし、8番~PWはマッスルバックで正確なショットを実現。どこを気に入っているのか聞いてみた。
「何よりも顔がいいですね。ヒール側が低いものが好きじゃなくて……、これはヒールが高くて構えやすいです。あと、全体がカクカクしたものは、すごく左を向いている感覚があって好きじゃないんです。トップブレードが丸みがあり、包み込む感じがいいんですね。構えた時の顔が良くてやさしさを感じるんです。打感はそんなに柔らかいとかではなく、普通かなと思います」
肝心なヘッドの性能についてはどうだろうか?
「シャフトも関係しますが、高い球も打てるやさしもあるし、弾道を曲げようとしても意図通りに打てる。低重心設計になっていて、ポンと高い球が打てるし、抑えめの球も打てる。いろいろ弾道を操作したいので、本当にいいですね」
菊池にとっては使用している『ラウネi90 S』シャフトもポイントだと語る。
「元々しなるシャフトが好きで重めのスチールシャフトでしならせたりしていたのですが、年々少しきつくなってきて……。ヘッドをしならせて遅らせたまま右に出すとか。しなり戻らせて上に飛ばす。その方が弾道をコントロールをしやすい。なるべくクラブに任せて振りたいので、すごくいいですね」
実は菊池は、昨年右ヒザの半月板損傷のケガを負っていた。そのため、今年1月に出術を行い、ようやく慣れてきたところだという。
「今年は実質シニアツアー1年目だと自分で思っているので、大分良くなってきて、2025年は成績も欲しいなと。プレーにはあまり影響がないですが、踏ん張ったりして歩くのがキツイ。筋力も飛距離も落ちちゃったから、それを戻している段階なんです。だから、このクラブに仕事をさせるというのは、すごく大事な要素なんです。楽に打てるクラブの方が、意図通りに打てると思いますからね」
今季は「シニアツアーで1勝目を挙げたいし、最低でもシードも取りたい」と語る菊池。新アイアンを手に、シニアツアーで今後どんな戦いを見せるのか注目していきたいところだ。
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