トップ合格した高校3年生の一番の目標は? 補欠から“成りあがった”選手も【女子プロテスト合格者の声】
イチオシスト
先週7日までJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)で行われていた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストでは、新たに22人のツアープロが誕生した。現役の高校3年生や大学生のほか、長い海外生活を送った“逆輸入選手”など、その経歴も多種多様だ。合格者たちのこれからの目標は? 理想のプロ像は? その声をまとめた。
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■伊藤愛華(いとう・あいか/18歳/トータル15アンダー・1位タイ)※最終日のスコアによりトップ合格
「最初はトップ合格は考えてなかったけど、(最終ラウンド)途中から1位を目指して回りました。狙っていたので、一番になれてうれしいです。有名になりたいというのを目標にしてきました(笑)。勝たないと知ってもらうことはできない。年間女王を目指して、かつ、いろんな人から愛されたいです。(2021年)東京五輪を見たときに、五輪に出たいと思った。なので一番大きな目標はオリンピック出場です」
■ジ・ユアイ(20歳/中国/トータル15アンダー・1位タイ)
「プロテストに合格できてとてもうれしい。強みはアイアンだと思っている。シード選手になりたい」
■藤本愛菜(ふじもと・あいな/18歳/トータル9アンダー・3位)
「去年は落ちてすごく苦しかったですけど、この1年間必死に頑張ってきて良かった。将来はアメリカツアーで戦いたいという気持ちがあるので、それまでに年間女王になって、強い選手になりたいです。(目標は)上田桃子さん。アイアンショットを見てもらいたいです。アイアンにはすごく自信があります」
■倉林紅(くらばやし・こう/20歳/トータル7アンダー・4位)
「ホッとしているのが一番ですし、うれしい気持ちでいっぱいです。1週間、苦しかった。最後の一打まで気が抜けませんでした。この後まずはQTがあるので、来年からレギュラーツアーに出られるように調整していきたい。同級生たちが活躍しているのを近くで感じているので、早く自分も追いついて優勝できるように頑張りたいですね。私はイ・ボミさんがすごく大好き。ファンの方だけでなく、選手からも愛される、応援されるような選手になりたい」
■田村萌来美(たむら・もなみ/18歳/トータル6アンダー・5位)
「まだドキドキが止まらない。うれしいしか言葉が出ないです。最初の2日間はあまり緊張しなかったんですけど、3日目、4日目になって緊張し出して、焦りもありました。雰囲気はアマチュアの試合とは全然違う。プロテストの空気感を感じました。同級生たちとは『みんなで通ろう』と励まし合いながらやっていました。パター、ショートゲームを見てほしいです。この4日間も3回チップインしたり、パターでしのいだりショートゲームが良かった。みんなに愛されるプロになりたいです」
■高田菜桜(たかだ・なお/21歳/トータル5アンダー・6位)
「まだ実感が湧いていないです。圏外からのスタートだったので、必死に狙いました。大学(東京国際大)に進学する時点でプロになることは考えてなかった。突然、実力が伸びた時期があって。仲間もそうですし、監督・コーチからの後押しもあって、受けたいと思うようになりました。高校(千葉黎明高)もゴルフ部だったんですけど、団体戦のメンバーに入れるレベルではなく、荷物持ちみたいな感じでした。自分は身長が低い(150cm)けど、飛距離が持ち味。この身長でも頑張れるんだよっていうのを伝えたいです」
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