「空回り」の不安は払しょく 西郷真央が上位で週末へ
<シェブロン選手権 2日目◇25日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
霧でスタートが1時間30分遅れた第2ラウンドで、西郷真央がリーダーボードを駆け上がった。6バーディ・2ボギーの「68」で回り、トータル6アンダーで週末行きを決めた。
前半をボギーなしの3バーディで折り返し。後半1番ではフェアウェイバンカーにつかまるなど、4オン1パットのボギーを喫したが、池が絡む3番パー3でバーディとした。
4番ではフェアウェイからのアプローチがダフってボギー。ぬかるんでいることは練習ラウンドから把握していたが、「きょうの飛距離だと、どうしてもあそこに行っちゃう。相当ぬかるんでいたので、しょうがない」と
振り返った。それでも6番、2オンした8番パー5でバーディを奪い、スコアをまとめた。
メジャー初戦に向けて、入念な準備を進めてきた。ドライバーのシャフトを差し替え、硬いグリーンに合わせてアイアンのロフトを寝かせた。「ちょっとずつ慣れてきた」とテキサス入りしたが、雨の影響でグリーンは思わぬ柔らかさに。開幕前は「空回りしているかな」と感じていた部分もあったが、ギアの変更も、しっかりとスコアに結びついている。
スポット参戦した2年前は、予選を通過して65位。スランプの中で4日間を戦い抜いたことは大きかった。これが米参戦を志したきっかけのひとつにもなり、西郷にとって思い入れのある大会だ。
午後組の結果次第ではあるものの、上位で週末を迎えるのは確実。「(首位との)差はできると思うので、あまりそこは気にせずに。フェアウェイを捉えていたら、チャンスが増える。バーディトライをたくさん打つプレーをしていきたい」と意気込んだ。(文・笠井あかり)
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