メジャー覇者ふたりは悪天候に苦戦も…次戦へ収穫たっぷり「褒めてあげたい」
<ショップライトLPGAクラシック 最終日◇8日◇シービューGCベイC(ニュージャージー州)◇6263ヤード・パー71>
首位と1打差の2位タイから出た古江彩佳と西郷真央。メジャー覇者たちは2サムで最終組のひとつ前から逆転を目指したが、古江はトータル11アンダー・4位、西郷はトータル10アンダー・5位タイで優勝を逃した。
風が強く、雨粒が落ちる天気の中でティオフ。上位勢がバーディを重ねていく一方で、古江はアンラッキーもあって前半イーブンにとどまった。それでも3メートルを決めた10番からはリズムを取り戻し、3バーディ・2ボギーの「70」をマーク。今季3度目のトップ5入りを果たした。
大会を中継したWOWOWのインタビューでは、「調子は悪くなかったんですが、水が絡んだことで難しいゴルフになった。でも、耐えながらのラウンドはできた。最近はちょっと調子が良くなかったけれど、うまくスイングを調整して、落ち着いたラウンドができた。去年に続いていい大会でした」と振り返った。
アンバサダー契約を結んでいるみずほフィナンシャルグループの冠大会「ミズホ・アメリカズオープン」、メジャー「全米女子オープン」と直近2試合連続で予選落ち。これはキャリア初の出来事だった。そんな不安を払しょくし、昨年大会の2位に続く好結果。「パッティングも良かったし、落ち着いたプレーができた。そこを褒めてあげたい」と最後は笑顔も見せた。
「シェブロン選手権」に続く今季2勝目がかかっていた西郷は、4バーディ・4ボギーの「71」と伸ばせなかった。「ティショットが良くなかったのでチャンスメークができず、パーを拾うゴルフだった」と話した。
前日にはアルバトロスを達成。きょうも15番ではチップインバーディを奪うなど見せ場を作ったが、ティショットは精彩を欠いた。ドライバーのスピン量を昨年よりも増やした影響で、アゲンストで距離が出づらくなった。「本来、もっと短い番手で打てるホールの距離が長かった。それでスイングリズムが少しずつ崩れてしまったので、今後の課題として、気持ち良く振れるようなセッティングを見つけたい」。
来週の「マイヤーLPGAクラシック」はスキップし、次戦はメジャー今季第3戦「KPMG全米女子プロ」(19日開幕、米テキサス州フィールズランチ・イースト)になる。「1週間のオフがある。今週感じたドライバーのスペックを修正して、いい状態で臨めるように頑張りたい」と見据えた。
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