スマホ冷却に効果絶大!?「アルミヒートシンク」の意外すぎる活用法が話題
スマートフォンを長時間使用していると必ず直面するのが発熱である。特に高負荷なゲームや動画編集、長時間のオンライン会議などでは、端末の内部温度が急上昇し、性能低下やバッテリーの劣化を引き起こす。スマホは一定以上の温度になると安全装置として処理速度を自動的に落とす「サーマルスロットリング」を発動するため、ゲームのカクつきやアプリ動作の遅延といった症状が現れる。さらに、リチウムイオンバッテリーは高温に弱く、熱がこもることで、化学的劣化が早まり、寿命が短くなる可能性がある。
この問題は充電時にも発生する。急速充電時は特に発熱が大きく、充電効率が低下しやすい。発熱は避けられないものの、適切に放熱すれば端末の温度を下げ、パフォーマンスとバッテリー寿命の両方を守ることができる。そうした中、ユーザーの間で注目を集めているのが、シンプルな「アルミヒートシンク」を活用した冷却方法だ。
しろ(@phantom_white)さんの実践するアルミヒートシンク活用法

X(旧Twitter)ユーザーのしろ(@phantom_white)さんは、スマホの冷却にアルミヒートシンクを活用している様子を投稿している。「他のところで購入したものになりますが、今まさにゲームしすぎてバッテリー切れて充電中のサブ端末に乗せていますよ〜」というコメントとともに、銀色のフィンが整然と並んだ放熱板をスマホ背面に置いた写真を公開した。形状はパソコンのCPUやGPUに使われるヒートシンクと同じで、アルミ素材の高い熱伝導性を利用して効率的に熱を空気中に逃がす構造である。
しろ(@phantom_white)さんは「充電時の発熱も適度に排熱すれば、充電効率も上がりますからね٩( ‘ω’ )و」とコメントしており、充電時の効率改善にも役立つと指摘している。このアイデアは、ファンや電源を必要としない「受動的冷却」の利点を活かしているため、音が出ず持ち運びも容易だ。
ほかで見られた反応や応用例

ほかでは、この方法に関連してさまざまな工夫や意見も見られた。「自分もノートPC用の放熱板で試してみたい」「夏場の充電トラブル対策に良さそう」といった声や、アルミヒートシンクを冷蔵庫で軽く冷やしてから使用する方法、保冷剤と組み合わせる案も紹介されている。ただし過度に冷やすと内部に結露が発生する危険があるため、自然放熱をベースに過冷却にならない程度で使うのが安全かつ効果的である。
長時間のゲームプレイでは、特に高画質設定や高フレームレートモードを有効にしている場合、端末内部の温度は短時間で上昇する。発熱による性能低下はオンライン対戦やアクションゲームで致命的になりかねない。アルミヒートシンクを使えば、この温度上昇を緩やかにし、安定した動作を維持できる。充電しながらのプレイ時にも発熱を抑えられるため、充電速度低下の回避やバッテリー保護の面でも効果的である。
さらに、価格が手頃で入手しやすく、構造がシンプルなため故障の心配も少ない点も魅力だ。「100均のアルミ板でも試せる」「自作の放熱フィンを作ってみたい」といった声もあり、発熱対策を自分なりに工夫する文化が広がる兆しもある。将来的には、スマホケース自体に放熱フィンを組み込む製品や、取り付けやすいマグネット式の小型ヒートシンクなど、よりスマホ向けに特化した製品が登場する可能性もある。
しろ(@phantom_white)さんの投稿は、PCパーツの知識をスマホ利用に応用した好例であり、発熱対策は快適なスマホライフに直結する。特に夏場や長時間の利用が多いユーザーにとっては、このシンプルな方法が大きな効果を発揮するだろう。スマホの発熱に悩む人は、一度試してみる価値がある。
他のところで購入した物になりますが、今まさにゲームしすぎてバッテリー切れて充電中のサブ端末に乗せていますよ〜
— しろ🐈🐈⬛🐾 (@phantom_white) August 10, 2025
充電時の発熱も適度に排熱すれば、充電効率も上がりますからね٩( ‘ω’ )و pic.twitter.com/gSaaPKPs4w
※サムネイル画像(Image:「しろ(@phantom_white)」さん提供)
記事提供元:スマホライフPLUS
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