“人生初”のテント泊でリフレッシュ 残り5試合でいよいよラストスパート【谷田侑里香“最高峰への道”】
高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。
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みなさん、こんにちは! 2週間前にインディアナ州での試合を終えて、1週間のオープンウィークはカリフォルニア州の友人の自宅に滞在させてもらいました。そしてオレゴン州に移動して、今週は「ワイルドホース女子ゴルフクラシック」(8月15日開幕、ワイルドホースGC)に出場します。
日本のプロテストを含めて、6月中旬から8連続で試合に出たので、オープンウィークでは2日間だけゴルフを休む時間をつくりました。2日以上クラブを握らなかったのは数年ぶりです。そして、友人と一緒にキャンプをしに出かけました。私は“超”初心者で、友人がなにからなにまで手配をしてくれました。人生で初めてテントで一夜を過ごしたり、片道2時間ほどのハイキングもしました。自然がキレイなところで、いい景色をたくさん見ることができました。
今までに経験したことがないような、アクティブで楽しいお休みでした。リフレッシュすると『またゴルフを頑張ろう!』っていう気持ちが湧き出てきます。その2日間以外はけっこうみっちりと練習しました。このオープンウィークに取り組んだ課題は、パッティングと100ヤード以内のウェッジの打ち分けです。
パッティングでは読みとタッチが合わない状況が続いてしまっています。届いた新しいパターをテストをして、感触を確かめました。ただ、今週のコースはグリーンがかなり特徴的で、傾斜が強くてスピードが速く、その新しいパターは合わなさそうでした。そのため、オレゴンに入ってからは昔から使っているパターで距離感を合わせる練習をしています。
100ヤード以内の打ち分けは、ターゲットまでの距離を測りながら、何度も繰り返し球を打ちました。特に苦手意識があったのが、58度ウェッジでのフルショット(75ヤード)でした。これまでは52度ウェッジで打ちがちでしたが、少しずつ良くなってきたので、今週は自信を持って打ちたいと思います。
今週はスコアが出やすいコースです(昨年の優勝スコアはトータル21アンダー)。池が絡んだりはするのですが、パー5の距離が短めで、多くの選手が2打目で狙っていけます。大会期間は風が強い予報は出ていないので、みんな2オンさせてくるんだろうなと思います。わたしもまずはトラブルを避けながら、2打目で花道まで運んで、アプローチでしっかりとチャンスを作っていきたいです。
この大会を含め、エプソン・ツアーも残り5試合になりました。今年はまだトップ10入りがないので(今季最高は25位)、この5試合で上位に入っていけるようにしたいです。そしてポイントランキング80位までに入って(現在92位)、来年のツアーカードを獲得するのが目標です。また、来週の試合が終われば、日本のプロテスト2次予選もあります。
オープンウィークで気持ちをリセットできたので、今週、試合ができることがすごく楽しみです。かみ合えば上にいける、という感覚もありますので、しっかり準備をしていきます。いつも応援のメッセージやコメントをいただけて、とても励みになっています。さらに気合いを入れ直して頑張るので、引き続き、応援をよろしくお願いします。いい報告ができるように頑張ります!
<ゴルフ情報ALBA Net>
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