”ギアを変えない女子”穴井詩は、2020年発売の軟鉄鍛造アイアンが手放せない
「ヤマハレディースオープン葛城」で2年ぶりとなるツアー6勝目を飾った穴井詩。実はなかなかギアを変えないプロとして知られており、彼女が愛用するギアを紹介したい。
アイアンは2020年発売のミズノ 『JPX 921 ツアー』。長年愛用しており、この軟鉄鍛造アイアンに惚れ込んでいる様子だ。以前の取材時には以下のように答えている。
「これは操作性がいいのと、タテ距離がズレない点を気に入っています。軟鉄の割にはやさしいんです。アイアンはあまり小さすぎない方がいいですね。でも、やさし過ぎるアベレージモデルはちょっと……。ミスはミスとして分かりたいんです。弾道が修正されるのは嫌なんです。体の動きの通りに動くヘッドがいいですね」
アイアンのシャフトは『KBS ツアー FLT』を採用。「もともと私は『プロジェクトXフライテッド』を使っていたのですが、廃盤になるということで、同じテイストの『KBS ツアー FLT』を使っています。すごく気に入っていますね。ロング、ミドル、ショートと番手でキックポイントが違うので、ロングでは上がりやすく、ショートは低く打ち出せる感じです」。
また、パターは鉛をベッタリ貼った2022年発売のオデッセイ『ホワイトホットOG 2ボールブレード』に厚い信頼を寄せている。
「私のタッチはジャストタッチなんです。前に使っていたものよりも今のモデルは、ちょっとだけ初速が速いので、打たなくても前に進んでくれます。柔らかすぎないし、ちょっと弾く感じ。ブレ―ド型なので、目標に合わせやすいですね。2ボールの形状は後ろにボールがあるので、ストロークしやすいし、真っすぐ構えやすいですね」
自分が選び抜いたクラブを使い続ける彼女の姿勢こそ、アマチュアの上達のヒントとなるかもしれない。
【穴井詩のクラブセッティング】
1W:テーラーメイド Qi35 LS(9度/24 ベンタス ブルー 5S)
3・5W:キャロウェイ パラダイム (15・18度/テンセイプロホワイト 1K 60S)
7W:キャロウェイ パラダイム Aiスモーク MAX (21度/テンセイプロホワイト 1K 70S)
5U:キャロウェイ ローグ(24度)
5~PW:ミズノ JPX 921 ツアー(KBS ツアー FLT)
52度:キャロウェイ マックダディ2(DGツアーイシュー S200)
58度:グラインドスタジオ(DGツアーイシュー S200)
PT:オデッセイ ホワイトホットOG 2ボールブレード
BALL:タイトリスト プロV1
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女子プロの使用アイアンを激写。関連記事【女子プロでは軟鉄鍛造アイアンが流行中! 最新34モデルのどのタイプを彼女たちは使っている?】を読めば、概要がわかります。
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