渋野日向子はエビアンの練習Rでどんな調整をしている? 日本勢、世界1位らトップ選手たちがすでに集結
<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇8日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
今週11日(木)に開幕するメジャー第4戦に向け、米国女子ツアー唯一のチーム戦「ダウ選手権」を6月末に終え一時日本に帰国していた渋野日向子が調整を開始した。日曜日にフランスに入ると、月曜日の午後からコース入りをして練習ラウンドなどで汗を流した。
水曜日にプロアマ戦を控える渋野は、「それも考えてゆっくりと回りたくて」と陽の長さも利用して夕方のティオフとなった。少しラウンドに着いてみると、ショットは狙った地点にビシっと放たれるシーンが多く、状態は引き続きよさそうだ。2打目などはフェアウェイだけでなく、ラフから数球打つなど芝感もチェック。キャディを務めるマネージャーとこまめに相談するシーンも見られた。
グリーン周りでは「ここやばいな」とバンカーも含め、気になる数カ所から本番を想定しながらの練習も。グリーンには持参している練習用のパターカップを3カ所に置き、10メートル以上から2メートル以内の短い距離までボールを転がし、慎重に確認をしていた。
今季は14試合に出場し、トップ10入りは2度。前半戦は予選落ちが続く苦しい時期もあったが、5月30日~6月2日に行われた海外メジャー「全米女子オープン」で単独2位。さらに「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(6月20~23日)も7位タイと、立て続けにメジャーで好成績を残している。ショットの調子も悪くない様子で、今回も期待がかかる。
また月曜日の会場では昨年大会を3位タイで終えた畑岡奈紗や、勝みなみ、西郷真央、山下美夢有、岩井明愛、西村優菜、初出場の竹田麗央らの姿も見かけることができた。それぞれコースを回りパター、アプローチなども念入りにチェック。この他、今季3勝を挙げている世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)や、2019年大会覇者のコ・ジンヨン(韓国)ら海外トップ勢もしっかりと調整を行っていた。熱い戦いが徐々に近づいている。(文・高木彩音)
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