LSJ(ライトショアジギング)で持っておきたい【メタルジグ以外のルアーたち】

LSJ(ライトショアジギング)で持っておきたい【メタルジグ以外のルアーたち】">
基本はメタルジグが主力 LSJにおいて、やはり主力となるのはメタルジグである。使用率でいえば全体の80%はメタルジグに頼ることになるだろう。飛距離、沈下スピード、フォール中のアピール、そして広範囲のサ …
イチオシスト
ライトショアジギング(LSJ)は、堤防や磯などの岸からメタルジグを投げ、青物を中心とした回遊魚を狙うスタイルの釣りである。ルアーはほとんどメタルジグの釣りではあるが、状況に応じて他のルアーを使うこともある。今回は、メタルジグ以外にLSJで活躍するルアーについて詳しく紹介していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)


基本はメタルジグが主力
LSJにおいて、やはり主力となるのはメタルジグである。使用率でいえば全体の80%はメタルジグに頼ることになるだろう。飛距離、沈下スピード、フォール中のアピール、そして広範囲のサーチ能力。どれを取ってもメタルジグは圧倒的に優れており、回遊魚狙いの中心的存在であることは間違いない。
扱い方に複雑なところもなく、基本的なジャークやリトリーブで十分に釣果を上げられるのも魅力のひとつだ。しかし、魚の活性が落ちた時や、特定のレンジをタイトに通したい時、またベイトのサイズいかんでは、メタルジグだけでは対応しきれない状況もある。そこでおもむろに他のルアーの出番である。
ボリューミーなミノー
青物は朝マヅメにはよく表層付近に浮いており、メタルジグのサイズでは口を使わない状況がある。そうした場面では、ボリューム感のあるミノーが有効である。LSJで使用するミノーは、一般的なシーバス用よりも一回り大きめだ。フローティング、そしてシンキングタイプを使い分けるとよい。
ミノーも使用していこう(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
フローティングミノーは表層を速めに引くことで、水面を意識している魚にアピールできる。ベイトフィッシュが水面直下に集まっているような場面では特に有効だ。一方、シンキングミノーは風が強い日や波がある日でも安定して飛距離を出すことができ、中層などレンジを絞って攻められる利点がある。
メタルバイブでリアクションを誘う
リアクションバイトを狙いたいときは、メタルバイブ、いわゆる「鉄板バイブ」がおすすめである。バイブレーションの強い波動で魚にスイッチを入れるこのルアーは、シーバスなどにも威力を発揮する。
着水後すぐに早巻きで表層を引く、またはレンジを入れてトゥイッチを挟むなど、様々な使い方が可能で、ジグでは拾いきれない反応を得られる。サイズは30g~40g程度が扱いやすく、飛びやすい。
ブレード付きジグも有効(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
ジグサビキで手堅く釣果を得る
意外と侮れないのが「ジグサビキ」である。メタルジグにサビキ仕掛けを組み合わせたこのリグは、メインのターゲットではなくても、回遊中のイワシや小型の青物、時には本命がサビキ側にヒットすることも少なくない。
特にベイトが小さい時や、アタリはあるがジグに食ってこない時など、ジグサビキは有効だ。小型の魚でも遊びながら釣ることができるため、ファミリー層にも人気が高いスタイルである。
やはり必要なジグサビキ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)
磯ならばワームで根魚も狙える
小磯などでのLSJでは、中大型の根魚を狙うこともできる。メタルジグでは根がかりは怖いので、その場合は、重めのジグヘッドとワームを組み合わせてボトムを丹念に探るワーミングでいく。
特にハタやグルーパー類などは磯のスリット、沈み根の周囲に潜んでいることが多いため、タイトな釣りでじっくり攻めると好反応が得られる。使用するジグヘッドは20g〜30g程度で、潮の流れや水深に応じて確実に着底できるものを選択する。
ルアーの幅が釣果を変える
LSJはメタルジグが中心となる釣りではあるが、それに固執してしまってはせっかくのチャンスを逃してしまうことも多い。状況に応じてミノー、メタルバイブ、ジグサビキ、さらにはワームといった多様なルアーを使い分けることで、釣れる魚の幅も広がり、釣果も確実にアップする。
釣果の8割はメタルジグ。だが、残りの2割を押さえることができれば、それが大きな差になる。LSJの世界をより広く、より深く楽しむために、ルアーの選択肢は広く持っておくべきである。
<井上海生/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
