青木歌音、違法性を指摘され動画削除 「知らなかったでは済まされない世界」

イチオシスト
10月5日、「青木歌音」(登録者数61万人)が「私が逮捕される可能性があり緊急で動画を撮ってます。」と題する動画を公開しました。
医師以外が患者を病院へ紹介・仲介し報酬をもらう行為は日本では禁止されている
性分化疾患のひとつである先天性の染色体異常「クラインフェルター症候群」を公表している青木は、「元男の子YouTuber」として長らく活動していたYouTuberです。今年1月には、かつてアナウンサー時代にフジテレビ関係者から性被害を受けたことを告白して話題となりました。
動画で青木は、前日の4日に公開した動画を非公開にしたことを報告。この動画は青木が以前膣の再手術を受けたタイのWIH国際病院と今後ビジネスをともにしていくことを説明した動画で、青木の紹介でWIH国際病院を受診すると費用が安くなるほか、青木にも報酬が支払われることなどが語られていました。青木は「WIHさんが悪いわけではない」「本当に丁寧で誠実な病院」と強調。病院ではなく自身の「発信の仕方」に問題があったと続けます。
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股間の再手術を受けた際、「日本人の患者さんを紹介してくれたら股間の手術の費用の10%を報酬としてお渡しします」との話を受けていたという青木。タイではこうした患者の紹介制度が合法とされているらしく、青木は退院直前に病院とこのことに関するエージェント契約を結んだそうです。
この契約自体は問題ないとのことですが、これを日本向けのYouTubeチャンネルで発信したことが問題だったと青木は説明。動画公開後に医療従事者の友人から医療法違反になる可能性を指摘され調べてみると、日本では報酬をもらって患者を病院に紹介する行為を「医療斡旋」として禁止していることがわかったそう。たとえ海外の病院の紹介だったとしても日本の法律の適用対象とのことで、「私は国の違いをちゃんと理解してなかった」と反省の弁を述べます。
悪質と判断されれば逮捕される可能性も
悪質と判断されると逮捕される可能性もあるそうで、青木はすぐに該当動画を非公開に。幸いにも青木はまだ一人も紹介しておらず報酬も一切もらっていないほか、紹介活動も停止しているため「法律的には問題は起きていません」と強調します。「本当に早めに気づけてよかった」「命拾いした」と青木は安堵した様子を見せます。
その後、青木は「WIH国際病院さんは本当に誠実で信頼できる病院さんです」と改めて強調。「悪かったのは日本の法律をきちんと調べずに軽く発信してしまった私です」と述べ、「海外で普通なことであっても日本ではダメなことがある」「知らなかったでは済まされない世界なんだな」と今回の件で得た気づきを語ります。今後は「紹介や仲介とかではなくて、あくまでも自分の体験を正しく伝えるっていうことだけに注力して発信していきます」と宣言。WIH国際病院とのエージェント契約も10月5日をもって終了したことを報告し、「WIH国際病院さんで種々とか治療を考えてる方がいましたら、必ず私ではなくて病院の公式サイトからお問い合わせをお願いします」「私を通さないで病院さんの方に直接通してください」と呼びかけます。そして、「今回の件で心配、誤解させてしまった方がいましたら本当にごめんなさい」と重ねて謝罪しています。
コメント欄には「院長も日本の法律に抵触することは知らなかったのですね。早く気が付いてよかったですね」「教えてくれた 友人に感謝ですね」「歌音さんが今回の仲介役が出来たら救われる方多いと思いながら拝見していたので少々残念ですね」といった声が寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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