「遠投カゴ釣りデビューしてみた!」2回目の堤防釣行で37cmイサキをキャッチ【和歌山】

「遠投カゴ釣りデビューしてみた!」2回目の堤防釣行で37cmイサキをキャッチ【和歌山】">
カゴ釣りを始めたきっかけ 11月も中旬に入り朝晩の冷え込みも厳しくなった11月15日、会社の同僚に誘われ和歌山県南部のとある漁港へ釣行した。 この日私はカワハギ狙いであったが、同僚2人はカゴ釣りをし、 …
イチオシスト
朝晩の冷え込みも厳しくなってきた11月下旬、食べて美味しい魚が狙える堤防からのカゴ釣りに挑戦してきた。不慣れながらも試行錯誤の結果、狙いが的中し本命の良型イサキを手中にできた模様をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)


カゴ釣りを始めたきっかけ
11月も中旬に入り朝晩の冷え込みも厳しくなった11月15日、会社の同僚に誘われ和歌山県南部のとある漁港へ釣行した。
この日私はカワハギ狙いであったが、同僚2人はカゴ釣りをし、40cmクラスの良型のアイゴとマダイをキャッチするなど好釣果であった。これを見て筆者もやってみたいと思い、次週の釣行を予定した。
道具の準備
とはいえ3号クラスの磯竿は持っていないため手持ちの中からとりあえず代用できそうなものを探し、竿はダイワ社シーパラダイスH400にリールはダイワ社18レガリスLT4000D-CXH、ラインはナイロン4号を用意して巻いた。ウキとカゴは同僚にオススメを聞き新たに購入した。
当日のタックルと仕掛け(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
初のカゴ釣りでツバス
11/22、この日は三連休の初日とあって釣り場は賑わっていた。敢えて朝マヅメを外した時間から釣り場に行きなんとか同僚と3人並んでできる釣り座を確保しスタートする。
開始程なくしてウキが入り、ファーストヒットしたのはチャリコであった。カゴ釣り初フィッシュの記念に写真を撮り海へ帰す。
ファーストヒットはチャリコ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
しばらくしてウキが消し込み、なかなかの手応えで40cm程のツバスをキャッチに成功した。
40cm級ツバスを手中(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
しかしその後アタリは途絶え、昼の間はアタリの無い時間が続いた。夕方になり同僚にはアイゴがヒットしだすが私にはアタリがない。日が沈みナイトゲームに突入。ここからが本命視しているイサキ狙いの本番である。
時折アタリは出るがヒットするのは小型のアジばかり、この日は同行した1人だけがイサキをキャッチし納竿となった。今回、並んで近い場所なのに1人だけ釣れた理由を考えてみた。出てきた答えは当たり前だが、棚合わせができていなかったのではないかと、次回はしっかりと棚合わせを行おうと心掛けた。
2回目の釣行でアイゴ手中
11/29、この日は風が強い予報であったため風向きが変わり追い風になる午後から釣行した。釣り場に着くと予報通り追い風で釣りには支障無さそうだ。
前回の教訓からハリスを結ぶ前にウキが寝るまで棚を下げ底取りを行う。波でウキが寝たり立ったりの所で底取りをした位置からハリスの長さを加味してウキ止めを調整する。
すると開始直後からコンスタントにアタリが出てチャリコを連続キャッチ。しばらくチャリコが続くが同行者の富田さんになかなかのサイズがヒット、無事キャッチしたのは37cmと十分な大きさのマダイであった。
夕方になり私に良い手応えの引き、キャッチしたのは35cm程のアイゴであった。本命ではないが一安心である。程なくして富田さんもアイゴをキャッチした。
アイゴをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
37cmイサキが登場!
日没を迎え日が沈みイサキ狙いのナイトゲームへ突入する。そこで暗くなる前にもう一度底取りして棚を合わせる。先週イサキは底で食ったと聞いていたため、棚を底に合うようウキ止めを調整する。こ
れが功を奏し、日没してすぐ30cm程だが本命のイサキをキャッチ。時合なのか立て続けに同サイズを追加できた。ここからしばらくはアジのアタリが続く。20時を過ぎそろそろ終了と考えていた時、暗闇にあるウキが消し込む。合わせると今日一番の手応えであったが無情にもバレてしまった。
続けてアタリがでるがこれもバラしに終わってしまう。このままでは後味が悪い為、一人残って延長戦に入る事にした。と延長を決めたすぐ次のキャストでもアタリが出る。これもなかなかの手応えで、今度はバラさないよう慎重にやり取りする。三度目の正直で当日最大37cmのイサキをキャッチに成功した。
良型のイサキゲット(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
続けてアベレージとなる30cmクラスを追加する。その後もう一度良い引きの魚がヒットしたがバレてしまい寒さが増した22時過ぎに納竿とした。1日通してアタリがコンスタントに続きイサキ、アイゴにアジと満足の行く釣果になった。しかしバラシも多く課題の残る釣行でもあった。
アイゴは美味
今回キャッチした魚はどれも美味しい魚である。中でもアイゴは臭いと嫌う人も多いが下処理をしっかりと行う事で驚く程美味しく食べられる。
アイゴの刺身(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
下処理方法
下処理の注意点だが、まずナイフでエラを切り血抜きして魚を締める。動かなくなった所で毒のあるヒレをハサミで切っていく。この時、タオルを用意しておくと良い。
アイゴの干物(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
後は内臓を取り出してすぐにクーラーに入れしっかりと冷やして持ち帰る事が重要である。今回アイゴは刺身と干物にしたが臭みは無く美味しく頂いた。イサキは脂が乗っており刺身は極上の味であった。定番の煮付けも抜群の旨さだ。
イサキの刺身(提供:TSURINEWSライター・稲垣順也)
カゴ釣りの魅力と注意点
カゴ釣りはキャストで気持ちよく飛ばす魅力がある。キャストが決まりカゴがバラけずきれいに飛んでいくだけで爽快な気分になる。キャスト時の力のいれ加減が難しいが、経験を積み失敗を減らせば釣果に結びつく。
また改めて棚合わせの重要性を認識した釣りである。今回釣行した漁港はだいたいの水深は把握している場所だが、始めの底取りが必要である。底取りにはそれなりに時間を使う為、一度底取りした後、調整する精度も必要だ。
注意点
注意点として、週末など混雑時は周りに注意が必要である。キャスト時は後方に十分注意する。ウキが潮で流され隣の人の邪魔にならないようにする。
往来する船への配慮、船が来たら仕掛けは回収する等、漁港で漁船とのトラブルは即釣り禁止になる為注意してほしい。
よくあるのが置き竿にして対応が遅れるケースである。しっかりと管理してほしい。堤防からの釣りは気軽にできるがルールとマナーを守って楽しんで頂きたい。
<稲垣順也/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
