iPhone保証「1年じゃ足りない!」3〜5年目に不具合多発で不満噴出
iPhoneをはじめとしたスマホは私たちの暮らしに欠かせない存在ですが、突然の不具合や故障に直面すると不安になるもの。そんなときに気になるのが、修理費用やメーカー保証の内容だろう。今回、NEXERとダイワンテレコムが実施した調査から、その実態とユーザーの本音が明らかになった。詳しく見ていこう。

不具合の多くは画面とバッテリーに集中か

NEXERとダイワンテレコムは全国の男女395名を対象に「iPhoneの故障や不具合」に関する共同調査を実施した。調査では、3割以上が「iPhoneに不具合や故障が発生した経験がある」と回答。具体的な内容としては、「画面が真っ黒になって動かない(30代・女性)」「端末が熱くなる(40代・女性)」「充電ができなくなった(50代・女性)」「起動しなくなった(60代・男性)」といった声が寄せられ、画面やバッテリーに関する不具合が目立った。特にバッテリーは経年劣化が避けられない部品であり、長期間端末を使用しているユーザーにとっては大きな課題となっているようだ。

また、不具合が発生した時期を尋ねると、「利用開始から3~5年未満」の回答が多く、保証が切れた後にトラブルに直面するケースが多いことが明らかになった。一般的にメーカー保証は1年間であることを考えると、ユーザーが不具合を体験する時期と保証期間には大きなギャップがあるといえるだろう。
6割以上が「短い」と回答!保証期間への不満が多数

では、こうした保証期間についてユーザーはどう感じているのだろうか。アップルのメーカー保証が1年間であることについてたずねたところ、最も多かったのは「短い」と答えた人で66.8%に達した。続いて「ちょうどいい」が31.6%、「長い」が1.5%と続き、過半数が現状の保証期間に不満を抱いていることがわかった。
iPhoneは高額な買い物であり、ユーザーの多くは1年以上、場合によっては2年、3年と長期にわたって利用するといった背景が考えられる。また、短いと感じる理由として「1年ではほとんど故障しない(20代・男性)」「端末料金が高いので、ある程度長く使うのが前提(40代・女性)」「最低でも3年は必要(50代・男性)」といった声が上がり、高価な端末を長く使いたいというニーズと、保証の短さとの不一致が浮き彫りとなった。
一方で「ちょうどいい」と感じるユーザーからは、「初期不良なら1年以内に出尽くす(20代・男性)」「あまり不具合が起きていない(30代・女性)」「新しいモデルが次々と出るから(40代・女性)」といった意見も寄せられた。保証を長期化するよりも価格を抑えてほしい、あるいは早めに買い替えたいと考えるユーザーも一定数存在しており、保証に対する考え方が分かれていることがうかがえる。
物価高騰で端末価格が上昇するなか、より長く安心して使いたいと考えるユーザーも多く、だからこそ保証期間の在り方は今後ますます注目を集めていきそうだ。
出典:【ダイワンテレコム / ダイワンテレコム大宮店】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)
記事提供元:スマホライフPLUS
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