ドラァグクイーンが因縁の相手と再会する…。支配と服従のサスペンス「FEMME フェム」

ドラァグパフォーマーが差別的な動機から暴行してきた男と再会し、危うい駆け引きを展開する──。ネイサン・スチュワート＝ジャレット（『Misfits／ミスフィッツ －俺たちエスパー！』「キャンディマン」）とジョージ・マッケイ（「1917 命をかけた伝令」「トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング」）の共演で描いたスリラー「FEMME フェム」が、9月3日（水）よりU-NEXTで配信中だ。

ナイトクラブで観客を魅了するドラァグクイーンのジュールズは、ある夜、タトゥーだらけのプレストンという男に暴行される。心身ともに傷ついたジュールズは舞台を降り、孤独に痛みと向き合い続けた。数ヵ月後、ゲイサウナでジュールズはプレストンと再会。ドラァグ姿ではないジュールズを、プレストンは襲った相手だと認識していない。プレストンが自身のセクシュアリティを隠していたと知ったジュールズは、復讐計画を始動。だが密会を重ねる中でプレストンの脆さと葛藤を知り、予期せぬ感情を芽生えさせる──。

英国アカデミー賞にノミネートされた同名の短編を、引き続きサム・H・フリーマンとン・チュンピンのコンビがメガホンを執って長編化。ベルリン国際映画祭で初披露され、英国インディペンデント映画賞やファンタジア国際映画祭などで受賞した。再会の先に待つのは復讐か赦しか？　大胆不敵な物語に心をかき乱される。