ジミ・ヘンドリックス最後の夏。スタジオ制作&ライブの2本を公開
不世出のギタリスト/シンガーソングライター、ジミ・ヘンドリックスの“最後の夏”を捉えた2作品「エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン」と「アトランタ・ポップ・フェスティヴァル1970」が、9月26日(金)より109シネマズプレミアム新宿、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開される。キービジュアルと予告編が到着した。
「エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン」は、ジミが私財を投げ打ってニューヨークにエレクトリック・レディ・スタジオを作る過程を追ったドキュメンタリー。作中ではジミのバンドのメンバーであるミッチ・ミッチェル、ビリー・コックスやスティーブ・ウィンウッドといったミュージシャン、ツアーマネージャーのジェリー・スティッケルズ、歴代のスタジオ・エンジニア、建築家のジョン・ストーリークら関係者が証言する。スタジオは1970年8月26日に開業し、その翌日にツアーへ出たジミは9月18日にロンドンで急逝。彼がスタジオを使ったのは、工事期間中の10週間のみとなった。
「アトランタ・ポップ・フェスティヴァル1970」は、ジョージア州バイロンで行われた第2回アトランタ国際ポップ・フェスティバルでのジミのライブを収めたもの。ドラムにミッチ・ミッチェル、ベースにビリー・コックスという盤石のトリオ編成で臨み、『フォクシー・レディ』『パープル・ヘイズ(紫のけむり)』『ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)』といった曲を披露。さらに開催日がアメリカの独立記念日とあって国家も演奏し、20万人(40万人ともいわれる)のオーディエンスを沸かせた。

ジミ・ヘンドリックス「エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン&アトランタ・ポップ・フェスティヴァル1970」
監督:ジョン・マクダーモット
出演:ジミ・ヘンドリックス、スティーヴ・ウィンウッド、ビリー・コックス、ミッチ・ミッチェル
2024年/イギリス/英語/5.1ch
上映時間:「エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン」90分、「アトランタ・ポップ・フェスティヴァル1970」47分、トータル147分(10分のインターミッション含む)
原題:Jimi Hendrix – Electric Lady Studios: A Jimi Hendrix Vision / Jimi Hendrix: Electric Church
日本語字幕:上田達郎
配給:Screen The Live、IAC MUSIC JAPAN、Santa Barbara Pictures
©2015,2021 EXPERIENCE HENDRIX L.L.C.
公式サイト:https://screenthelive.com/jimihendrix2025/
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。