阪神タイガースVを刺激に後半戦へ 周藤可歩は現地観戦で「感動しました」
<マイナビカップ 事前情報◇10日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6351ヤード・パー72>
兵庫県出身の25歳・周藤可歩は大の阪神タイガースファン。遠征先での速報や中継のチェックは欠かさない。前週7日、阪神の2年ぶり通算7度目のセ・リーグ優勝を現地で見届けた。
「こんなに早く優勝すると思っていなくて。監督の最後のスピーチも感動しました」と刺激を受けた。「生まれた場所が甲子園球場の近くで、気づいたら阪神ファンになってました(笑)。2軍の試合も時々見に行きます」というほど、阪神愛は“筋金入り”。ゴルフの試合後や休日のわずかな時間を縫って、ナイター試合を中心に球場へ足を運んでいる。
推しは外野手の近本光司選手。「1番打者として、何が何でも塁に出ないといけないポジション。その粘り強さとか、感覚というよりは理論で分析してプレーを組み立てている感じがすごく好きです」と同じアスリートとして尊敬している。考え方や野球へのアプローチに触れるたび、ゴルフに生かせるヒントを得ているという。
近本のポッドキャスト番組を聞き、「メンタル的なこと、一打にかける気持ちは野球とゴルフで似ているところがある。オフシーズンの過ごし方も詳しく話してくれる」と学ぶと同時に、自身のモチベーションに繋げている。
そんな周藤は3年前からキャロウェイのボール『CHROME TOUR X』を使用している。同社のドライバー『パラダイム◆◆◆』との相性が良く、飛距離が出ることが変える理由の一つだった。さらに、ショートゲームやパターでも「アプローチも止まるし、オデッセイのパターともフィーリングが合ってる」とスピン性能や打感にも信頼をおいている。
しかし、自身の調子はなかなか上がらず、先月に行われたプロテスト第1次予選ではドライバーの不調で敗退。今季5試合中25位が最高位と、思うような成績を出せていないが、試行錯誤を重ねて、ドライバーの違和感は改善に向かっている。
「今年はたくさんの方の支えがあって、去年より多くの試合に出られている。それなのに思うような結果を残せていないのは、自分としても反省点が多い。まだ半分残っているので、後半戦で成績を残せるように頑張りたいです」。後半戦初戦へ意気込んだ。(文・小池文子)
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