太川陽介「孤独ですよ」【バス旅】新企画ロケ後に直撃! “バスの現状と未来”も語る
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9月7日(日)夜6時30分から、「路線バスで鬼ごっこ!〜バス旅マスター太川から逃げ切れ〜」を放送。
【動画】髙木菜那、原幹恵が奮闘!中村静香が号泣!「バス旅W」
太川陽介のバス旅新機軸が、第2弾にしてゴールデンに進出! これまで、全国津々浦々のローカル路線バスを乗り継いできた太川は、まさにバス旅マスター!
そんな太川陽介が鬼となり、路線バスを使って本気の「鬼ごっこ」を展開する。
今回逃げ子となるのは、織田信成、草薙航基(宮下草薙)、すみれ、高城れに(ももいろクローバーZ)、竹財輝之助だ。

ルールは簡単、朝8時から18時まで、さいたま市内にあるチェックポイントをクリアしながら太川から逃げきった者が勝者となる。使えるのは路線バスと己の足のみ。
鬼の太川は、時間内に全員を捕まえれば見事勝利! 果たして、新たな対決旅の勝負の行方は!?
「テレ東プラス」は、ロケ後の太川陽介を直撃! 真夏、しかも湿気が多かったこの日、さすがにクタクタだろうと思いきや……明るく元気いっぱいに現れた太川。新シリーズの見どころから近況まで、たっぷり話を聞いた。

――10時間にわたるロケ、本当にお疲れさまでした! 今回、待望の新シリーズ(ゴールデンタイムでは初)となりましたが、正直“太川さんがたった1人で捕まえる”と聞いた時、胸のざわつきが止まりませんでした(笑)。最初に話を聞いた時の感想はいかがでしたか。
「それがね、スタッフに『これ、絶対に面白いよ!』ってすぐに言ったんですよ(笑)。それぐらいこれは面白くなるなと思った。『バスVS鉄道』の時も企画書を5つくらい見せてもらったんだけど、もうパッと見て分かるんですよ、“これは面白くなりそうだな”って。
7月に昼帯で放送したパイロット版の評判が良かったと聞いていたので、今回も、皆さん楽しめるんじゃないかなと思います」
――7月に第1弾を放送してすぐゴールデンに昇格とは、さすが太川さんという感じです。
「パイロット版が、奇跡のように面白かったんですよね。“ちょっと上手くいきすぎなんじゃない?”というくらい(笑)。だから今回ゴールデンに昇格して、“果たして、あんな風に奇跡が起きるかな?”という不安はちょっとあったけど、まあやってみたら、今回もね…。もちろん詳しくは言えませんけど(笑)、最後までどうなるか分からない感じになったから、やっぱりこの企画は面白いなと思いました」
――激しい攻防戦が期待できそうです。
「そうですね。スタッフの皆さんが、5回くらいシミュレーションしてくれています。どうしたら面白くなるのかというのを一生懸命やってくれているから、毎回その力が大きいんですよ。いつもありがたいなと思っています」
――今回のシリーズは、いつものバス旅と違って、最初は“たった1人で戦う”わけですよね。孤独さみたいなものを感じますか?
「それはありますね。とにかく逃げ子の1人を捕まえるまでが孤独なの(笑)。1人でGPSや地図、路線図、時刻表を見て…全部1人でやらなきゃいけないんですよ。早く誰かを捕まえないと、寂しいし、過酷です」
――見ている側としては、1人ぼっちの太川さんを応援したくなります(笑)。
8月のロケということで、今日はちょっと涼しいですけど、湿気がスゴイ! 真夏のロケで気をつけていることはありますか?
「水分はもちろんしっかり摂りますが、もう水分だけじゃダメなんですよね。2年ぐらい前の夏、陣取り合戦のロケだったと思うんですけど、昼の2時頃、10㎞くらい歩いたら、少し脱水症状らしきものに見舞われまして。慌ててコンビニで氷を買って、脇と首を冷やしたんですよ。でも、次のバスは待ってくれないから、冷やしながらバス停まで早歩きして…あれ以来、夏のロケは、僕も含めスタッフ一同、ものすごく気をつけて臨んでいます。
今回のロケも、音声さんやカメラさんは途中で交代して、W体制で臨んでいたけど、僕たちは誰もチェンジしてくれない(笑)。ただこの企画のいいところは、捕まえて仲間が増えると、彼らを走らせることもできるから、そこは本当に助かるんですよね。今回も『走れ! 走れ! 行け! 追いかけろ!』とか言って、少々コキ使ってしまったかな?(笑)
とにかくみんな、頑張ったと思います」
――ここからは、少し太川さんの近況を聞かせてください。YouTube「ルイルイちゃんねる」でも、さまざまなバス旅を配信しています。8月には、藤吉久美子さんとご夫婦でロケをする「そばス旅」も配信されましたが、例えば、直売所で買い物を楽しむ姿など、地上波とは違った太川さんが見られるのも魅力です。
「そうですか? ありがとう! YouTubeは誰かと対戦しているわけでもないし(笑)、いつでもギブアップできるじゃないですか。バス旅も、何本かは“ここで断念”みたいなことがありましたが、それはそれで許される。地上派の番組みたいに慌てなくていいし、道中で何か楽しいものを発見したら、そっちに興味を持った方がYouTubeの番組としても面白くなりますよね。だからもう、僕の気持ちも全然テレビとは違います(笑)。素に近い感じが出ているかなと。
『そばス旅』も、あそこまでみんなが喜んでくれるとは思わなかったし、“都会じゃないところでやろうか”という話もしているので、今後も期待してください」

――5月には、埼玉工業大学の特命教授(自動運転バス)に就任しました。
「実は、僕が一番ビックリしていて(笑)。 任命式で委任状をいただいたので、形だけではなく、本物の特命教授なんですよ。だからいつかは講義しなきゃいけない。学生の皆さんの前で何を話そうかなと思っています」
――いまバス業界は、運転手不足や自動運転の有用性など、さまざまな問題を抱えています。
「バスの自動運転が本当にできたら、運転手不足の問題を解消できます。ただ、完全に自動化するとなると、なかなか難しい。実際に試乗してみると、さまざまな問題に直面するんですよね。それをどうクリアしていくか…いま、大学の皆さんが頑張っています。不可能を可能に変えていくのが科学ですから、僕自身も楽しみにしています」
――バスの本数が減るということは、お年寄りの健康寿命ともつながっていきますよね。
「本当にそうなんですよ。すでに本数が減っていますし、土日は全面運休という地域もある。さらに免許返納と言われたら“じゃあ老後はどうするの?”と。土日、お年寄りは外に出るなということにもなりかねない。
そういう皆さんの足となるのがバスなんですよね。そのバスに乗る人がたった1人かもしれないけど、その人にとっては病院に行くことが大事なことでもある。だからバスは残していくべきだし、このままでは弱者がつらい思いをするなというのを、肌身で感じています。特命教授という役割をいただいたので、今後はそういうバスの大切さを伝えていけたらいいですね」
【太川陽介 プロフィール】
1959年1月13日生まれ、京都府出身。
1976年に「陽だまりの中で」でレコードデビューし、翌年発表した「Lui-Lui」が大ヒット。歌手、俳優、タレントとして幅広く活動し、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズで、バス旅マスターとして人気を確立している。
近年は、舞台での活動をはじめ、YouTubeチャンネル「ルイルイちゃんねる」で配信。さらに埼玉工業大学の特命教授に就任するなど、幅広い分野で活躍している。
(取材・文/蓮池由美子)
【動画】髙木菜那、原幹恵が奮闘!中村静香が号泣!「バス旅W」
太川陽介のバス旅新機軸が、第2弾にしてゴールデンに進出! これまで、全国津々浦々のローカル路線バスを乗り継いできた太川は、まさにバス旅マスター!
そんな太川陽介が鬼となり、路線バスを使って本気の「鬼ごっこ」を展開する。
今回逃げ子となるのは、織田信成、草薙航基(宮下草薙)、すみれ、高城れに(ももいろクローバーZ)、竹財輝之助だ。

ルールは簡単、朝8時から18時まで、さいたま市内にあるチェックポイントをクリアしながら太川から逃げきった者が勝者となる。使えるのは路線バスと己の足のみ。
鬼の太川は、時間内に全員を捕まえれば見事勝利! 果たして、新たな対決旅の勝負の行方は!?
「テレ東プラス」は、ロケ後の太川陽介を直撃! 真夏、しかも湿気が多かったこの日、さすがにクタクタだろうと思いきや……明るく元気いっぱいに現れた太川。新シリーズの見どころから近況まで、たっぷり話を聞いた。

「逃げ子の1人を捕まえるまでが本当に孤独(笑)」
――10時間にわたるロケ、本当にお疲れさまでした! 今回、待望の新シリーズ(ゴールデンタイムでは初)となりましたが、正直“太川さんがたった1人で捕まえる”と聞いた時、胸のざわつきが止まりませんでした(笑)。最初に話を聞いた時の感想はいかがでしたか。
「それがね、スタッフに『これ、絶対に面白いよ!』ってすぐに言ったんですよ(笑)。それぐらいこれは面白くなるなと思った。『バスVS鉄道』の時も企画書を5つくらい見せてもらったんだけど、もうパッと見て分かるんですよ、“これは面白くなりそうだな”って。
7月に昼帯で放送したパイロット版の評判が良かったと聞いていたので、今回も、皆さん楽しめるんじゃないかなと思います」
――7月に第1弾を放送してすぐゴールデンに昇格とは、さすが太川さんという感じです。
「パイロット版が、奇跡のように面白かったんですよね。“ちょっと上手くいきすぎなんじゃない?”というくらい(笑)。だから今回ゴールデンに昇格して、“果たして、あんな風に奇跡が起きるかな?”という不安はちょっとあったけど、まあやってみたら、今回もね…。もちろん詳しくは言えませんけど(笑)、最後までどうなるか分からない感じになったから、やっぱりこの企画は面白いなと思いました」
――激しい攻防戦が期待できそうです。
「そうですね。スタッフの皆さんが、5回くらいシミュレーションしてくれています。どうしたら面白くなるのかというのを一生懸命やってくれているから、毎回その力が大きいんですよ。いつもありがたいなと思っています」
――今回のシリーズは、いつものバス旅と違って、最初は“たった1人で戦う”わけですよね。孤独さみたいなものを感じますか?
「それはありますね。とにかく逃げ子の1人を捕まえるまでが孤独なの(笑)。1人でGPSや地図、路線図、時刻表を見て…全部1人でやらなきゃいけないんですよ。早く誰かを捕まえないと、寂しいし、過酷です」
――見ている側としては、1人ぼっちの太川さんを応援したくなります(笑)。
8月のロケということで、今日はちょっと涼しいですけど、湿気がスゴイ! 真夏のロケで気をつけていることはありますか?
「水分はもちろんしっかり摂りますが、もう水分だけじゃダメなんですよね。2年ぐらい前の夏、陣取り合戦のロケだったと思うんですけど、昼の2時頃、10㎞くらい歩いたら、少し脱水症状らしきものに見舞われまして。慌ててコンビニで氷を買って、脇と首を冷やしたんですよ。でも、次のバスは待ってくれないから、冷やしながらバス停まで早歩きして…あれ以来、夏のロケは、僕も含めスタッフ一同、ものすごく気をつけて臨んでいます。
今回のロケも、音声さんやカメラさんは途中で交代して、W体制で臨んでいたけど、僕たちは誰もチェンジしてくれない(笑)。ただこの企画のいいところは、捕まえて仲間が増えると、彼らを走らせることもできるから、そこは本当に助かるんですよね。今回も『走れ! 走れ! 行け! 追いかけろ!』とか言って、少々コキ使ってしまったかな?(笑)
とにかくみんな、頑張ったと思います」
「バスは残していかないといけない」特命教授に就任した太川の想い
――ここからは、少し太川さんの近況を聞かせてください。YouTube「ルイルイちゃんねる」でも、さまざまなバス旅を配信しています。8月には、藤吉久美子さんとご夫婦でロケをする「そばス旅」も配信されましたが、例えば、直売所で買い物を楽しむ姿など、地上波とは違った太川さんが見られるのも魅力です。
「そうですか? ありがとう! YouTubeは誰かと対戦しているわけでもないし(笑)、いつでもギブアップできるじゃないですか。バス旅も、何本かは“ここで断念”みたいなことがありましたが、それはそれで許される。地上派の番組みたいに慌てなくていいし、道中で何か楽しいものを発見したら、そっちに興味を持った方がYouTubeの番組としても面白くなりますよね。だからもう、僕の気持ちも全然テレビとは違います(笑)。素に近い感じが出ているかなと。
『そばス旅』も、あそこまでみんなが喜んでくれるとは思わなかったし、“都会じゃないところでやろうか”という話もしているので、今後も期待してください」

――5月には、埼玉工業大学の特命教授(自動運転バス)に就任しました。
「実は、僕が一番ビックリしていて(笑)。 任命式で委任状をいただいたので、形だけではなく、本物の特命教授なんですよ。だからいつかは講義しなきゃいけない。学生の皆さんの前で何を話そうかなと思っています」
――いまバス業界は、運転手不足や自動運転の有用性など、さまざまな問題を抱えています。
「バスの自動運転が本当にできたら、運転手不足の問題を解消できます。ただ、完全に自動化するとなると、なかなか難しい。実際に試乗してみると、さまざまな問題に直面するんですよね。それをどうクリアしていくか…いま、大学の皆さんが頑張っています。不可能を可能に変えていくのが科学ですから、僕自身も楽しみにしています」
――バスの本数が減るということは、お年寄りの健康寿命ともつながっていきますよね。
「本当にそうなんですよ。すでに本数が減っていますし、土日は全面運休という地域もある。さらに免許返納と言われたら“じゃあ老後はどうするの?”と。土日、お年寄りは外に出るなということにもなりかねない。
そういう皆さんの足となるのがバスなんですよね。そのバスに乗る人がたった1人かもしれないけど、その人にとっては病院に行くことが大事なことでもある。だからバスは残していくべきだし、このままでは弱者がつらい思いをするなというのを、肌身で感じています。特命教授という役割をいただいたので、今後はそういうバスの大切さを伝えていけたらいいですね」
【太川陽介 プロフィール】
1959年1月13日生まれ、京都府出身。
1976年に「陽だまりの中で」でレコードデビューし、翌年発表した「Lui-Lui」が大ヒット。歌手、俳優、タレントとして幅広く活動し、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズで、バス旅マスターとして人気を確立している。
近年は、舞台での活動をはじめ、YouTubeチャンネル「ルイルイちゃんねる」で配信。さらに埼玉工業大学の特命教授に就任するなど、幅広い分野で活躍している。
(取材・文/蓮池由美子)
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