原因不明の騒音が恐怖を呼ぶ──。“音系”団地ホラー「層間騒音」
古い団地で原因不明の騒音が恐怖を呼んでいくさまを描いたホラー「層間騒音(そうかんそうおん)」が、10月10日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。ティザービジュアルが到着した。
聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが失踪したと知らされる。二人はかつて同居していたが、ジュヒが謎の騒音を訴えたのに対し、ジュヨンは補聴器を付けてもそれが聞こえなかったことで、喧嘩して別れたのだった。
ジュヒが住んでいた団地の部屋をジュヨンが訪ねると、その天井には防音シートが敷き詰められていた。そして直後に現れた隣人に「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅されてしまう。とはいえ、部屋には誰もいないはず。
ジュヒが見つかるまでその部屋に泊まることにしたジュヨンは、補聴器を介して奇妙な音を聞き始める。さらに、何かの存在を感じるように……。
《層間騒音》とは、韓国で集合住宅の上下階から聞こえてくる生活音(足音、話し声、ドアの開閉音、家電製品の音など)を指す言葉だという。ジュヨン役を『ジャガイモ研究所』のイ・ソンビン、隣人役を『未知のソウル』のリュ・ギョンスが務め、「哭声/コクソン」「コンジアム」の音響監督パク・ヨンギが身の毛がよだつサウンドを生み出した。
作品は第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、韓国で大ヒット。戦慄の物語に注目したい。
「層間騒音」
監督:キム・スジン
出演:イ・ソンビン、キム・ミンソク、ハン・スア、リュ・ギョンス、チョン・イクリョン
2024/韓国/韓国語/93分/カラー/ビスタ/5.1ch/G
原題:노이즈(NOISE) 字幕翻訳:朴澤蓉子
提供:ツイン、Hulu 配給:ツイン
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公式サイト:https://soukansouon-movie.com
記事提供元:キネマ旬報WEB
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