インスタで観光気分に 馬場咲希はゴルフ漬けのオープンウィーク
<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>
欧州での1週間のオープンウィーク。予選落ちに終わった「アムンディ・エビアン選手権」から月曜日に移動し、翌日の火曜日こそ休養に充てたが、馬場咲希はゴルフ漬けの日々を送った。
「『観光行く?』っていう雰囲気がなかったですね。このゴルフ場を観光していました(笑)」。開催コースの練習場を前週から使用できたこともあり、宿舎として借りている家とゴルフ場を往復する日々。ほかの選手がオフの様子をSNSに投稿していたが、「インスタで奇麗な景色の写真を見て、それで自分は見た気持ちにして、練習頑張ろう! ってやっていました」。20歳のルーキーはストイックだ。
1週間のうち、コースに出たのは1度きりで、しかもハーフのみ。「スイングを意識しながら練習をしていたので」と、コーチとともに基礎練習に励んだ。かなりみっちりした“合宿”スケジュールだったが、「練習はたくさんできたのでよかったです」と充実した時間にもなった。
すでに2ラウンドをこなし、コースをしっかりと確認した。リンクスとはいえ、2022年には古江彩佳がトータル21アンダーで優勝するなど、例年スコアが出るコースでもあるが、「グリーンが重めなので最初はスコアが出るかなと思っていたけれど、風が吹いた中でラウンドすると難しい」と印象を話す。
今季はここまでトップ10入りが3回で、ポイントランキング60位。しっかりと結果を積み重ねているが、メジャーは4試合のうち3試合で予選落ちを喫している。来週にはメジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)が控えており、今大会は“前哨戦”の位置づけにもなる。
「スコットランド(リンクス)のゴルフは、アメリカとは違うゴルフが求められる。全英に向けても、今週はいい結果につながればいいかなと思います」。米国より「重い」、海からの風にどのように対応するか。馬場にとって、それが前哨戦で取り組みたい大きなテーマのひとつになる。(文・笠井あかり)
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