仏日英の強行連戦に疲れも… それでも勝みなみは前向き「体をイギリス仕様に」
<ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン 事前情報◇22日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>
2週前に海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」を終えると、勝みなみはすぐさま日本に向かった。先週は所属契約を結ぶ明治安田が冠を務める、日本ツアー「明治安田レディス」にホステスプロとして出場。そしてまた、欧州に“戻ってきた”。
フランス→日本→スコットランドの強行スケジュール。経由便の遅延もあり、宿に着いたのは夜の10時頃だった。「いろいろしていたら」と、眠りにつけたのは深夜1時40分すぎ。翌日のこの日は18ホールをラウンドしようと考えてコースに入ったが、「全然ムリでした」。疲れもあってハーフに留め、水曜日の早朝にもうハーフを回る予定に変更した。
ちょっぴりお疲れモードだが、日本からは手ごたえも持ち帰ってきた。明治安田レディスでは、初日の出遅れが響いて1打及ばずに予選落ちとなったが、2日目に「66」をマーク。「いいラウンドができていたのでそれはいい収穫かな」とうなずく。そしてコース外では、仲の良い小祝さくらと「3日連続」でご飯に出かけるなど、ひさしぶりに会う友達とリフレッシュした時間を過ごすことができた。
来週はメジャー今季最終戦「AIG女子オープン」(全英)が控え、今大会は前哨戦の位置づけにもなる。ともに海に面するリンクスコースで、重たい海風が吹き抜けるが、「風が吹いていたほうが好きで…」と笑う。「風のせいにできるじゃないですか。だから気楽な気持ちでできる。風が吹いたゴルフは難しいけれど、前向きになれるから好き。『自然の中でゴルフしているな~』って感じもある(笑)」と苦手意識は全くない。
タフな連戦で時差ボケはあるものの、ゴルフの調子としては「きょうは悪いミスが1個も出なかった」とまずまず。「来週に向けても、体をイギリス仕様にしたい。先週は予選落ちをしてしまったので、まずは4日間を戦えるように。体を慣らして、自分のゴルフに集中して頑張りたい」。体調を整えながら、週末、そして来週に向けて、しっかり上り調子にしていきたい。(文・笠井あかり)
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