平均飛距離約260ヤードの飛ばし屋・入谷響　「カカトをちょい浮かしてクローズスタンスで構えます」

ルーキーながら、6月の「ニチレイレディス」で見事ツアー初優勝を飾った入谷響。ツアー全体2位の平均飛距離259.97ヤードを誇る入谷に飛ばしのヒントを教えてもらった。

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私は右足を少し下げてクローズスタンスで構えるようにしています。スクエアスタンスに構えると、上体が開いてコスリ球が出たり、体が回り過ぎて左に引っかけたりするミスが出ちゃいます。クローズスタンスに構えることで、上体が開かずにインからクラブを振り下ろせるのです。両肩はスエクアに構えていますね。

アドレスで他にも大切なのは、体重のかけ方です。私は、意識としてはかなりツマ先体重で構えます。その方が、スイング中に右ツマ先で地面を蹴って体重移動がしやすくなる。一方、アドレスでカカト体重だとインパクトで伸び上がるミスが出やすいんです。私はボールとの距離が遠い方なので、ツマ先に重心になりやすい。見た目ではわからないと思いますが、カカトはわずかに上げて構えるようにしていますね。

手元は肩の真下くらいに置いてアドレスします。手元が手前になりすぎると上体が縮こまってしまうので、注意していますね。また、セオリーと違って、ボールはかなり中寄りに置いてます。他人から驚かれることがありますが、ヘッドがスタンスセンターに来るようにして、その左にボールを置くのです。ボールを左足カカト線上に置くと、ヘッドを届かせようとして、上体が突っ込むミスになるので、なるべく中寄りにボールを置いて打つようにしています。

■入谷響
いりや・ひびき／ 2005年生まれ、愛知県出身。ルーキーながら、平均飛距離は259.97ヤードでツアー全体2位の飛距離を誇る（7月16日現在）。今季、「ニチレイレディス」で初優勝を遂げた。加賀電子所属。

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