15年に及ぶ “男女入れ替わり”を芳根京子×髙橋海人が演じる「君の顔では泣けない」ティザービジュアル・特報映像解禁
高校1年生の夏。プールに一緒に落ちたことがきっかけで、心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみ。これは何かの間違い、と元に戻ることを信じその方法を模索し奔走するが──君嶋彼方のデビュー作『君の顔では泣けない』が芳根京子×髙橋海人にて実写映画化、11月14日(金)に公開決定。ティザービジュアル・特報映像が解禁になった。
主人公・坂平陸役を「累ーかさねー」(19)、「散り椿」(19)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、ドラマ『波うららかに、めおと日和』で主演を務めた芳根京子が、水村まなみ役をドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』で主演を務める髙橋海人が演じる。また、15歳の坂平陸役には『とりあえずカンパイしませんか?』でドラマ出演を果たした西川愛莉、15歳の水村まなみ役には『D&D〜医者と刑事の捜査線〜』でドラマ初出演を果たした武市尚士が抜擢された。西川も武市も、本作が初の映画出演となる。
〈コメント〉
西川愛莉/坂平 陸役
オーディションの結果を聞いた時は、とても嬉しかったと同時に、陸とちゃんと向き合っていけるのか、不安もありました。突然体が入れ替わり、帰る家も、話せる友達も、見える景色もすべて変わってしまった2人。『自分のやりたいことって何だろう』『そもそも自分って誰なんだろう』誰にも相談できない秘密を抱えながらも、『元に戻れる』という希望を信じ、進み続ける2人。脚本や原作を読む中で、陸の悩みや葛藤、悲しみや孤独と沢山向き合っていきました。ファンタジーな世界観でありながら、繊細で丁寧な、そして陸とまなみに寄り添ったお話です。この映画が観てくださる皆さんにどのように届くのか、期待と緊張で一杯ですが、先が見えない不安の中、もがいて悩んで、お互いに支え合いながら成長していく2人を劇場で見守っていただけたら嬉しいです。
武市尚士/水村まなみ役
水村まなみの高校生時代を演じました、武市尚士です。小説を読んだ時から、さまざまな解釈ができて終わりのないこの物語に、引き込まれていました。そして、自分がこの作品でまなみを演じさせていただくことが決まってからクランクアップまでの間、何度も何度も脚本読み返す中で、読むたびに新たな気づきがあり、より深く考えながら演じました。俳優として初めての現場で、緊張でドキドキが止まらなかった僕に、監督やスタッフのみなさん、そして共演者の方々がたくさんのことを教えてくださったおかげで、最後まで演じ切ることができました。いきなり始まった新しい生き方を、まなみなりに向き合い生きる姿勢に、僕自身がたくさん勇気をもらいました。自分の人生の尊さと大切さをあらためて感じられる作品です!せひ、劇場でご覧ください。
Story
高校1年生の坂平陸と水村まなみは、プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまう。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことは二人だけの秘密にすると決めた二人だったが、“坂平陸”としてそつなく生きるまなみとは異なり、陸はうまく“水村まなみ”になりきれず戸惑ううちに時が流れていく。もう元には戻れないのだろうか。“自分”として生きることを諦め、新たな人生を歩み出すべきか──。迷いを抱えながらも二人は、高校卒業と進学、初恋、就職、結婚、出産、そして親との別れと、人生の転機を経験していく。しかし入れ替わったまま15年が過ぎた30歳の夏、まなみは『元に戻る方法がわかったかも』と陸に告げる……。
「君の顔では泣けない」
出演:芳根京子、髙橋海人、西川愛莉、武市尚士
原作:君嶋彼方『君の顔では泣けない』(角川文庫/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:Inyoung Park
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
©2025「君の顔では泣けない」製作委員会
芳根京子×髙橋海人。体が入れ替わった二人の15年を描く「君の顔では泣けない」
記事提供元:キネマ旬報WEB
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