グアムロケで「渾身の作品」蓮佛美沙子&溝端淳平らが語る、ドラマ「私があなたといる理由」の魅力
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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テレ東は、7月1日からドラマチューズ!「私があなたといる理由〜グアムを訪れた3組の男女の1週間〜」(毎週火曜深夜24時30分〜)を放送。
【動画】ドラマチューズ!「私があなたといる理由〜グアムを訪れた3組の男女の1週間〜」ティザー
本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。
3世代の男女が考える「二人でいることの意味」とは? 「誰かと一緒に生きる」とは? といった、日常から離れた環境で改めて見つめ直す自分の「人生」をテーマに、グアムの様々な舞台や景観の中でヒューマンドラマを描いていく。
そして、最後に1組の男女が別れを決断。自分の人生や相手のことで悩み、葛藤する3世代の男女が、グアムでどのような1週間を過ごし、どんな答えを導き出していくのか̶̶。グアムの美しい景観と共にお届けする。
「テレ東プラス」では、メインキャストの蓮佛美沙子、溝端淳平、中井友望、百瀬拓実、いしのようこ、勝村政信が登壇した記者会見の模様をおくる。
▲左から:百瀬拓実、中井友望、蓮佛美沙子、溝端淳平、いしのようこ、勝村政信
■蓮佛美沙子(泉美優役)
恋人の時と変わらない関係性で子供を持って...という「いわゆる幸せ」に憧れがある、結婚3年目
「なかなか見たことのない、皆さんの記憶の引き金を引くような、心をえぐる作品ができたんじゃないかなと思っています。私はこの6人でいるのがすごく好きなので、楽しくお話できたらなと思います」
■溝端淳平(泉陽介役)
旅行先でも仕事ばかりで、あまり口数の多くない美優の夫
「旅行先でも無口で本当に申し訳ないですけど(笑)、全編グアムロケっていう非常に贅沢な環境で、本当にお芝居にだけ向き合える環境下でやれた渾身の作品だと思います。短い時間ですが、この作品の魅力を皆さんにも伝えていければなと思います」
■中井友望(星野あかり役)
有名大学に通う3年生で、明るくてノリが良く、とにかく楽しいことが好き
「たくさんの人の思いが詰まったこのドラマが、2日後から放送されることで、私自身も楽しみにしてますし、グアムでお会いした方たちとこういう場でお喋りできるのがすごく楽しいです」
■百瀬拓実(三崎陸役)
あかりの彼氏でシンガーソングライターを目指している大学4年生
「お久しぶりな方々と今日会えて、すごく嬉しいです。記者会見は初めてなので...若干緊張しています。(溝端から「今日の髪型のテーマは?」と聞かれて)今日の髪型のテーマは、トイプードルです! 思いっきりくるくるにしてくださいとお願いしました。今日はよろしくお願いいたします」
■いしのようこ(花田寛子役)
娘が就職して巣立ち、寂しさを感じている専業主婦
「難産の末にようやく生まれ落ちた作品なので、私も感慨深く、思いひとしおです。今日はどうぞよろしくお願いします」
■勝村政信(花田健次郎役)
出版社勤務で趣味がゴルフの寛子の夫
「僕らは普通に当たり前にドラマを撮影させていただいたんですけど、皆様が力を貸していただいて、本当に優しくしていただいて..今回の作品が出来上がりました。本当にありがとうございます。感謝しかありません!
(会場で流れた)60秒の予告を見せていただいたんですけど、本当にグアムは素晴らしいところだと再確認しました。今日はよろしくお願いします」
Q.本作は3世代の男女が感じる「共存」そして「人生の価値観」をテーマにした完全オリジナルストーリーですが、台本を読んだ時感想、役の見どころをお聞かせください。
蓮佛:グアムのいろんな観光名所を巡りながら、それでいて描いている本質が人とわかり合うことの難しさとか、難しさを感じるからこそ人の中に生まれる揺らぎとか痛みとか...すごく繊細なものをとにかく丁寧に描いている作品で、グアムの壮大さ美しさと、描いている内面のギャップというものに私はすごく惹かれました。
役の見どころとしては、みんなそうじゃないかなと思うんですけど、今回リアルな会話劇っていうのがベースになっていて。自分の中ではドラマというよりも、ある種リアリティーショーとかドキュメンタリーみたいな、生々しいお芝居がしたいなって思っていたので、リアル感というか、そういう生々しさを見てもらえたら嬉しいなと思います。

溝端:台本を読んだときから、すごく生々しいリアルな会話劇の中に、直接的な言葉、わかりやすい表現というよりは、とってもジンワリ心に刺さるような、考えさせられる作品だなと。これを具現化してお芝居でやるにはまたちょっとハードルも高いだろうな...というふうに思っていたんですけども、それをグアムという地で挑ませていただけるというのは、こんなに贅沢なことがないなっていうのが、台本読んだときの率直な感想でしたね。普通のドラマだとテンポを大事にしたり、どうしても掛け合いとかになりがちなんですけど、蓮佛さんとお芝居してても、その中でもどこかにすごく気持ち悪い間だったり違和感みたいなもの...今回は本当に繊細なお芝居を求められていたので、そこを一番意識しながら...。
お芝居を超えたリアリティさ、生々しさというものをやっぱり追求すればするほど、自分とも重ね合わせたり、役柄に引っ張られて、このシーンやってて本当に辛いみたいなシーンが多くて(笑)。ただここにいる6人のメンバーも含め、スタッフさんもみんなすごく素敵な方ばっかりで、うまくオンとオフを切り替えながらもできたっていうところが本当に助けていただいたなと。でも楽しかったです」
中井:脚本を読んで、人生感とか価値観の違いが、日常じゃなくて非日常になったときに、すごく浮き彫りになるんだなっていうのを改めて感じました。それが人間関係だったり、恋愛のおもしろおかしいところだなって思いながら、この星野あかりという役をどう演じようかと考えたときに、個人的にカップル役をやるのが初めてで。2人芝居が多いカップル役、百瀬くんとの普段の雰囲気から大事にしていかなきゃいけないんだなっていうのを始まる前から感じてたので、それがいま結果的に良かったかなって...(うなずく百瀬を見て)思ってる? ほんとに!(笑)
百瀬:思ってるよ!!
中井:でもそういう2人の空気感とか雰囲気がすごくいいものになって、ドラマに表れてるといいなと思います。

百瀬:この役はオーディションで決まって、本をもらって、グアムこういう恋愛リアリティーショーみたいな感じの3組を撮るってなったので、すごい爽快感があるグアムの明るい感じの雰囲気かと思ったら、正直ちょっとこんな重いんだって、そこでちょっと「そっか、こういうシリアスなドラマなんだ」と思って(笑) 最初は結構びっくりしました。
陸は本当に自由奔放で、多分最初、見てくださる方は、なんだコイツって感じることが多いような、いわゆる変わってる人なんですけど、この音楽が好きっていうシーンがちゃんとあったり、あかりちゃんに向けての気持ちがちゃんとあったりするので、話を追うごとにどんどん楽しくなってくる役だと思います。
いしの:台本を読んだときに、何も起きないって言ったら変なんですけど、大きく何かが起こるような台本ではなかったので、その分難しいというか、どう見せていけばいいのかなっていうのもありまして、それはとっても難しいなと思いながら、読んでおりました。
演じながらも、こんな観念的なこととか概念みたいな、言葉でうまく説明できないできないようなことを、頭から最後まで見ることで、何となく輪郭が見えてくるような形で表現していくっていうのは、わりとちょっと役者泣かせなっていうか(笑)そういう難しさを感じました。

勝村:まず、ほぼ全編グアムで撮影するっていうことに驚きまして。年代が違う3組の話、しかもほとんど何も起こらないという...これ大丈夫なのかな?というのは最初に感じました。
今、社会情勢が良くなくて、こういうときってわかりやすいドラマとか激しいドラマが増えていくんですけど、いい意味で真逆のドラマで。何も起こらないっていうのは本当に豊かなことなんだなっていう。演じていて、グアムの景色が助けてくれたり、何か神がかった、ここでこんな素敵な雲が出てくるんだとか、信じられないことがたくさんあって、グアムに祝福されてるような気持ちになったり...。だからこの年齢でこういう作品に出会えて光栄なことだし、素晴らしい共演者とスタッフ、グアムの皆様に助けていただいて、生涯でも忘れることのできない作品になってしまったなというのが感想です。
Qみなさんが結婚するなら、6人の登場人物で誰を選びますか?
結婚したいと選んだのは...
蓮佛・中井・百瀬・いしの⇒勝村(花田健次郎)
溝端⇒蓮佛(泉美優)
勝村⇒いしの(花田寛子)
■圧倒的人気となった花田健次郎を選んだ理由
蓮佛:私はもう現場にいるときからずっと言ってました。健次郎さん推しですってずっと言ってて。もうね、かわいいんですよ! とにかく奥さんの寛子さんと旅行グアムに旅行に来られてるってことが楽しい!嬉しい! っていう、その表現の仕方とか。
昨日1話の完成品を見させてもらって心を射抜かれたんですけど、「ゴルフに行こう」って言うシーンがあるんです。引き画なんですけど、行こうって誘った後にはけていく健次郎さんが本当にかわいい笑顔だったんですよ! もうゴルフ一緒に行きたい! 嬉しい! みたいな。それに私は射抜かれて...だから健次郎さんです。
中井:私も単純に一緒にいて楽しそう。もうそれに尽きます!
いしの:私はもう撮影中からずっと、オフの時もすごく頼りがいがあったので。ちょっと悩んでるシーンとか、そういうときには相談したりしながら、「ここってどう?」っていうのをいろいろ...。
溝端:役を通り越して...勝村さんも含めの?
勝村:どうもありがとうございます!!(笑)
百瀬:役の中でゴルフ行ったり海行ったり、アクティブに誘ってくれる感じがすごく好きで。自分自身インドアなんで、なかなか外に出る機会はないんですけど、それって誘っていただけたら行きたいなと思って。
■泉美優を選んだ理由
溝端:陽介って役はずっと仕事をして、旅行に来てるのに本当に旅行を楽しむ気があるのか! っていうようなところはどうしてもあるんですけど、そういう意味でちょっと冷めてる夫婦って言い方は変ですけど、そうなっちゃっていて。僕は台本を読むたびに、それでもちゃんと向き合おうと努力して話し合おうとしている美優をずっと見てたので、「もっと陽介、ここはもっと答えてあげなよ」とかどこかで思いながら...。
だから僕がもし結婚するのは、この中だったら美優さんかな、多分。ちゃんと向き合おうとしてくれてる。僕もちゃんと向き合いたいタイプなので、ちゃんと話し合って向き合いながら歩んでいける夫婦になれるんじゃないのかなとは思って美優さんにしました!
蓮佛:ありがとうございます!ずっと劇中でつらかったので、ちょっと報われた気持ちになりました。嬉しいです。
■花田寛子を選んだ理由
勝村:基本的に健次郎さんは奥さんのことが好きで好きでしょうがなくて。実は僕の中でモデルがおりまして。前のJリーグのチェアマンの村井満さんという方が浦和高校で、奥様も浦和の女子高だったんですけど、バス停で見かけて好きになって結婚して未だにものすごく仲が良くて。旦那さんが奥さん大好きなんですね。だから僕は今回、この役を演じるにあたって、村井さんをちょっと意識させていただきました。今でも奥さんがずっと好きなんだろうなっていう。それはもう外せないですね。
Q.本作はグアムを舞台にした作品ですが、皆様が今までに行ったところで思い出に残っている旅行先はありますか? また、今後行ってみたいところはどこですか?
蓮佛:20代半ばの頃、ロサンゼルスへ1人で2週間ぐらい行ったことがありました。英語の勉強したいのと、ホームステイしてみたいという理由で興味本位で行って。何の準備もせず行ったので当然喋れなくて、言ってることもわからなくて、とにかく打ちのめされた2週間っていうのをすごく覚えてますね。でも楽しかったです!
溝端:10年以上前、亡くなられた蜷川幸雄さんの舞台の作品で、韓国で「ムサシ」という演目をやることになったんです。親しみのある韓国だったんですけど、なぜ日本の英雄の話をやるんだ、蜷川ならシェイクスピアをやれみたいなクレームみたいなものがたくさん来て。でも「ムサシ」は佐々木小次郎と宮本武蔵が、いがみ合って恨んでいたけど、その連鎖を断ち切って平和に生きようというのがテーマの作品、だからこそ韓国で日本人である僕たちがやるべきだと蜷川さんがおっしゃって。
いざ初日が始まって僕らもドキドキしながら、普通の舞台では味わえないような緊張感の中で演じました。そうしたら、若い方がたくさん見に来てくださってて、最後泣きながら「日本と韓国もこうあるべきですね」って言ってくれたんです。異国の地で、演劇の力みたいなものを感じられた。今もその経験を糧にしていますし、いい経験をさせていただいたな思います。
いしの:もうずいぶん昔になりますが、イタリアの南の方にある、ベスビオ火山の遺跡に行きまして。紀元前のものが発掘されて、そんな昔のものが発掘されたのに、歩道と車道がちゃんとわかれていたり、スチームサウナがあったり、バーカウンターがあったり。壁画とかタイルのモザイクの綺麗な絵がいっぱいあって、場所が違うと文化の進み方も違うんだなとすごく衝撃を受けました。
勝村:昔は海外に行く番組がたくさんあって、その話をし始めると多分2週間ぐらいかかるので(笑)、今回はグアムの話をさせていただきます。
実は今回2回目で、1回目はキングカズ(三浦知良)のグアムキャンプに参加させていただきました。芝生の上を半日走らされて、都会にご飯を食べに行くこともなく、海を見ることもなく、一番⻄の方のホテルに缶詰で、当時、横浜FCにカズさんがいたので、泣きながら吐きそうになりながら一緒にボールを蹴らされて…という感じだったんですけど、今回の撮影で、その時の嫌な思い出が全部払拭されました(笑)。なんて素敵なところ! またグアムに行きたいと思いました。基本的にサッカーにしか興味がないので、ヨーロッパしか行きたくないと思っていましたが、行きたい場所が一つ増えました!
――最後に、蓮佛さん、溝端さんよりメッセージを一言ずつお願いいたします。
蓮佛:グアム美しさとか壮大さとか、そういうものが目でも楽しめるっていうのももちろんですし、人とわかり合っていく、人と一緒に生きていくということの難しさとか、難しいからこそ得られる豊かさとか、私達が日々生きている中で、生活の狭間にポロポロっと落ちてるような切なさとか痛みとか愛情とか...きっとどの世代の方も身につまされたり、「自分だったらどうするかな?」と重ね合わせて、切実に見られるドラマになってるんじゃないかなと思います。
溝端:1話で、美優と陽介が会話しているところで、波の音がずっと流れてる中、すごく生々しくてリアルな、ずっと心が低温やけどするような会話劇が繰り広げられるんですけど、非日常であるグアムの空気と景色の中で、とっても日常的な中にある、奥に潜んでいる想いだったり、隠し持ってる怒りだったり悩みだったりつらさみたいなものを、この3組の男女がずっと抱えながら話が進んでいきます。
このご時世、珍しいんじゃないかっていうぐらい画にこだわり、お芝居や空気感に120点が出るまで妥協せずこだわった1カ月半です。
スタッフさんもみんなお芝居大好きな方ばっかりで、グアムの暑さに負けないぐらいの熱量で、みんな毎日果敢に撮影して、素晴らしいものになったと思います。人と一緒にいることを再認識するような、考えていただけるような作品になっていると思います。
≪第1話(7月1日放送) あらすじ≫

結婚3年目、グアム旅行で久しぶりに夫婦2人の時間が持てると楽しみにしていた泉美優(蓮佛美沙子)だが、夫の陽介(溝端淳平)は仕事ばかりで物寂しさを感じてしまう...。一方、娘からグアム旅行をプレゼントされた花田寛子(いしのようこ)は、娘の巣立ちに寂しさを抱えていると、夫の健次郎(勝村政信)に趣味を見つけるよう勧められ...。そして、大学生の星野あかり(中井友望)は、シンガーソングライターを目指す彼氏の三崎陸(百瀬拓実)に対してある悩みを抱えており...。それぞれのグアムでの1週間が幕を開ける!
≪番組概要≫
【タイトル】ドラマチューズ!「私があなたといる理由〜グアムを訪れた3組の男女の1週間〜」
【放送局・放送日時】テレビ東京、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送
7月1日スタート 毎週火曜深夜24時30 分〜1時00分
テレビ大阪7月4日スタート 毎週金曜深夜1時30分〜2時00分
BSテレ東7月6日スタート 毎週日曜深夜 24時00分〜24時30分
【配信】各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」「Prime Video」にて順次見放題配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信
【出演】蓮佛美沙子 溝端淳平
中井友望 百瀬拓実 / いしのようこ 勝村政信
【脚本】當銘啓太 山﨑佐保子
【監督】松本拓(テレビ東京) 鈴木菜音 角田恭弥 山村淳史(T-REX FILM)
【オープニングテーマ】Swagcky「Junction」(TAKIBI RECORDS)
【エンディングテーマ】macico「soirée」(macico)
【プロデューサー】松本拓(テレビ東京) 澤田賢一(カーツメディアワークス) 山村淳史(T-REX FILM) 松井優(スカリー)
【制作】テレビ東京 / カーツメディアワークス
【特別協力】グアム政府観光局
【製作著作】「私があなたといる理由」製作委員会
【公式HP】
【公式X】 @tx_guam1week
【動画】ドラマチューズ!「私があなたといる理由〜グアムを訪れた3組の男女の1週間〜」ティザー
本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。
3世代の男女が考える「二人でいることの意味」とは? 「誰かと一緒に生きる」とは? といった、日常から離れた環境で改めて見つめ直す自分の「人生」をテーマに、グアムの様々な舞台や景観の中でヒューマンドラマを描いていく。
そして、最後に1組の男女が別れを決断。自分の人生や相手のことで悩み、葛藤する3世代の男女が、グアムでどのような1週間を過ごし、どんな答えを導き出していくのか̶̶。グアムの美しい景観と共にお届けする。
「テレ東プラス」では、メインキャストの蓮佛美沙子、溝端淳平、中井友望、百瀬拓実、いしのようこ、勝村政信が登壇した記者会見の模様をおくる。

■蓮佛美沙子(泉美優役)
恋人の時と変わらない関係性で子供を持って...という「いわゆる幸せ」に憧れがある、結婚3年目
「なかなか見たことのない、皆さんの記憶の引き金を引くような、心をえぐる作品ができたんじゃないかなと思っています。私はこの6人でいるのがすごく好きなので、楽しくお話できたらなと思います」
■溝端淳平(泉陽介役)
旅行先でも仕事ばかりで、あまり口数の多くない美優の夫
「旅行先でも無口で本当に申し訳ないですけど(笑)、全編グアムロケっていう非常に贅沢な環境で、本当にお芝居にだけ向き合える環境下でやれた渾身の作品だと思います。短い時間ですが、この作品の魅力を皆さんにも伝えていければなと思います」
■中井友望(星野あかり役)
有名大学に通う3年生で、明るくてノリが良く、とにかく楽しいことが好き
「たくさんの人の思いが詰まったこのドラマが、2日後から放送されることで、私自身も楽しみにしてますし、グアムでお会いした方たちとこういう場でお喋りできるのがすごく楽しいです」
■百瀬拓実(三崎陸役)
あかりの彼氏でシンガーソングライターを目指している大学4年生
「お久しぶりな方々と今日会えて、すごく嬉しいです。記者会見は初めてなので...若干緊張しています。(溝端から「今日の髪型のテーマは?」と聞かれて)今日の髪型のテーマは、トイプードルです! 思いっきりくるくるにしてくださいとお願いしました。今日はよろしくお願いいたします」
■いしのようこ(花田寛子役)
娘が就職して巣立ち、寂しさを感じている専業主婦
「難産の末にようやく生まれ落ちた作品なので、私も感慨深く、思いひとしおです。今日はどうぞよろしくお願いします」
■勝村政信(花田健次郎役)
出版社勤務で趣味がゴルフの寛子の夫
「僕らは普通に当たり前にドラマを撮影させていただいたんですけど、皆様が力を貸していただいて、本当に優しくしていただいて..今回の作品が出来上がりました。本当にありがとうございます。感謝しかありません!
(会場で流れた)60秒の予告を見せていただいたんですけど、本当にグアムは素晴らしいところだと再確認しました。今日はよろしくお願いします」
Q.本作は3世代の男女が感じる「共存」そして「人生の価値観」をテーマにした完全オリジナルストーリーですが、台本を読んだ時感想、役の見どころをお聞かせください。
蓮佛:グアムのいろんな観光名所を巡りながら、それでいて描いている本質が人とわかり合うことの難しさとか、難しさを感じるからこそ人の中に生まれる揺らぎとか痛みとか...すごく繊細なものをとにかく丁寧に描いている作品で、グアムの壮大さ美しさと、描いている内面のギャップというものに私はすごく惹かれました。
役の見どころとしては、みんなそうじゃないかなと思うんですけど、今回リアルな会話劇っていうのがベースになっていて。自分の中ではドラマというよりも、ある種リアリティーショーとかドキュメンタリーみたいな、生々しいお芝居がしたいなって思っていたので、リアル感というか、そういう生々しさを見てもらえたら嬉しいなと思います。

溝端:台本を読んだときから、すごく生々しいリアルな会話劇の中に、直接的な言葉、わかりやすい表現というよりは、とってもジンワリ心に刺さるような、考えさせられる作品だなと。これを具現化してお芝居でやるにはまたちょっとハードルも高いだろうな...というふうに思っていたんですけども、それをグアムという地で挑ませていただけるというのは、こんなに贅沢なことがないなっていうのが、台本読んだときの率直な感想でしたね。普通のドラマだとテンポを大事にしたり、どうしても掛け合いとかになりがちなんですけど、蓮佛さんとお芝居してても、その中でもどこかにすごく気持ち悪い間だったり違和感みたいなもの...今回は本当に繊細なお芝居を求められていたので、そこを一番意識しながら...。
お芝居を超えたリアリティさ、生々しさというものをやっぱり追求すればするほど、自分とも重ね合わせたり、役柄に引っ張られて、このシーンやってて本当に辛いみたいなシーンが多くて(笑)。ただここにいる6人のメンバーも含め、スタッフさんもみんなすごく素敵な方ばっかりで、うまくオンとオフを切り替えながらもできたっていうところが本当に助けていただいたなと。でも楽しかったです」
中井:脚本を読んで、人生感とか価値観の違いが、日常じゃなくて非日常になったときに、すごく浮き彫りになるんだなっていうのを改めて感じました。それが人間関係だったり、恋愛のおもしろおかしいところだなって思いながら、この星野あかりという役をどう演じようかと考えたときに、個人的にカップル役をやるのが初めてで。2人芝居が多いカップル役、百瀬くんとの普段の雰囲気から大事にしていかなきゃいけないんだなっていうのを始まる前から感じてたので、それがいま結果的に良かったかなって...(うなずく百瀬を見て)思ってる? ほんとに!(笑)
百瀬:思ってるよ!!
中井:でもそういう2人の空気感とか雰囲気がすごくいいものになって、ドラマに表れてるといいなと思います。

百瀬:この役はオーディションで決まって、本をもらって、グアムこういう恋愛リアリティーショーみたいな感じの3組を撮るってなったので、すごい爽快感があるグアムの明るい感じの雰囲気かと思ったら、正直ちょっとこんな重いんだって、そこでちょっと「そっか、こういうシリアスなドラマなんだ」と思って(笑) 最初は結構びっくりしました。
陸は本当に自由奔放で、多分最初、見てくださる方は、なんだコイツって感じることが多いような、いわゆる変わってる人なんですけど、この音楽が好きっていうシーンがちゃんとあったり、あかりちゃんに向けての気持ちがちゃんとあったりするので、話を追うごとにどんどん楽しくなってくる役だと思います。
いしの:台本を読んだときに、何も起きないって言ったら変なんですけど、大きく何かが起こるような台本ではなかったので、その分難しいというか、どう見せていけばいいのかなっていうのもありまして、それはとっても難しいなと思いながら、読んでおりました。
演じながらも、こんな観念的なこととか概念みたいな、言葉でうまく説明できないできないようなことを、頭から最後まで見ることで、何となく輪郭が見えてくるような形で表現していくっていうのは、わりとちょっと役者泣かせなっていうか(笑)そういう難しさを感じました。

勝村:まず、ほぼ全編グアムで撮影するっていうことに驚きまして。年代が違う3組の話、しかもほとんど何も起こらないという...これ大丈夫なのかな?というのは最初に感じました。
今、社会情勢が良くなくて、こういうときってわかりやすいドラマとか激しいドラマが増えていくんですけど、いい意味で真逆のドラマで。何も起こらないっていうのは本当に豊かなことなんだなっていう。演じていて、グアムの景色が助けてくれたり、何か神がかった、ここでこんな素敵な雲が出てくるんだとか、信じられないことがたくさんあって、グアムに祝福されてるような気持ちになったり...。だからこの年齢でこういう作品に出会えて光栄なことだし、素晴らしい共演者とスタッフ、グアムの皆様に助けていただいて、生涯でも忘れることのできない作品になってしまったなというのが感想です。
Qみなさんが結婚するなら、6人の登場人物で誰を選びますか?
結婚したいと選んだのは...
蓮佛・中井・百瀬・いしの⇒勝村(花田健次郎)
溝端⇒蓮佛(泉美優)
勝村⇒いしの(花田寛子)
■圧倒的人気となった花田健次郎を選んだ理由
蓮佛:私はもう現場にいるときからずっと言ってました。健次郎さん推しですってずっと言ってて。もうね、かわいいんですよ! とにかく奥さんの寛子さんと旅行グアムに旅行に来られてるってことが楽しい!嬉しい! っていう、その表現の仕方とか。
昨日1話の完成品を見させてもらって心を射抜かれたんですけど、「ゴルフに行こう」って言うシーンがあるんです。引き画なんですけど、行こうって誘った後にはけていく健次郎さんが本当にかわいい笑顔だったんですよ! もうゴルフ一緒に行きたい! 嬉しい! みたいな。それに私は射抜かれて...だから健次郎さんです。
中井:私も単純に一緒にいて楽しそう。もうそれに尽きます!
いしの:私はもう撮影中からずっと、オフの時もすごく頼りがいがあったので。ちょっと悩んでるシーンとか、そういうときには相談したりしながら、「ここってどう?」っていうのをいろいろ...。
溝端:役を通り越して...勝村さんも含めの?
勝村:どうもありがとうございます!!(笑)
百瀬:役の中でゴルフ行ったり海行ったり、アクティブに誘ってくれる感じがすごく好きで。自分自身インドアなんで、なかなか外に出る機会はないんですけど、それって誘っていただけたら行きたいなと思って。
■泉美優を選んだ理由
溝端:陽介って役はずっと仕事をして、旅行に来てるのに本当に旅行を楽しむ気があるのか! っていうようなところはどうしてもあるんですけど、そういう意味でちょっと冷めてる夫婦って言い方は変ですけど、そうなっちゃっていて。僕は台本を読むたびに、それでもちゃんと向き合おうと努力して話し合おうとしている美優をずっと見てたので、「もっと陽介、ここはもっと答えてあげなよ」とかどこかで思いながら...。
だから僕がもし結婚するのは、この中だったら美優さんかな、多分。ちゃんと向き合おうとしてくれてる。僕もちゃんと向き合いたいタイプなので、ちゃんと話し合って向き合いながら歩んでいける夫婦になれるんじゃないのかなとは思って美優さんにしました!
蓮佛:ありがとうございます!ずっと劇中でつらかったので、ちょっと報われた気持ちになりました。嬉しいです。
■花田寛子を選んだ理由
勝村:基本的に健次郎さんは奥さんのことが好きで好きでしょうがなくて。実は僕の中でモデルがおりまして。前のJリーグのチェアマンの村井満さんという方が浦和高校で、奥様も浦和の女子高だったんですけど、バス停で見かけて好きになって結婚して未だにものすごく仲が良くて。旦那さんが奥さん大好きなんですね。だから僕は今回、この役を演じるにあたって、村井さんをちょっと意識させていただきました。今でも奥さんがずっと好きなんだろうなっていう。それはもう外せないですね。
Q.本作はグアムを舞台にした作品ですが、皆様が今までに行ったところで思い出に残っている旅行先はありますか? また、今後行ってみたいところはどこですか?
蓮佛:20代半ばの頃、ロサンゼルスへ1人で2週間ぐらい行ったことがありました。英語の勉強したいのと、ホームステイしてみたいという理由で興味本位で行って。何の準備もせず行ったので当然喋れなくて、言ってることもわからなくて、とにかく打ちのめされた2週間っていうのをすごく覚えてますね。でも楽しかったです!
溝端:10年以上前、亡くなられた蜷川幸雄さんの舞台の作品で、韓国で「ムサシ」という演目をやることになったんです。親しみのある韓国だったんですけど、なぜ日本の英雄の話をやるんだ、蜷川ならシェイクスピアをやれみたいなクレームみたいなものがたくさん来て。でも「ムサシ」は佐々木小次郎と宮本武蔵が、いがみ合って恨んでいたけど、その連鎖を断ち切って平和に生きようというのがテーマの作品、だからこそ韓国で日本人である僕たちがやるべきだと蜷川さんがおっしゃって。
いざ初日が始まって僕らもドキドキしながら、普通の舞台では味わえないような緊張感の中で演じました。そうしたら、若い方がたくさん見に来てくださってて、最後泣きながら「日本と韓国もこうあるべきですね」って言ってくれたんです。異国の地で、演劇の力みたいなものを感じられた。今もその経験を糧にしていますし、いい経験をさせていただいたな思います。
いしの:もうずいぶん昔になりますが、イタリアの南の方にある、ベスビオ火山の遺跡に行きまして。紀元前のものが発掘されて、そんな昔のものが発掘されたのに、歩道と車道がちゃんとわかれていたり、スチームサウナがあったり、バーカウンターがあったり。壁画とかタイルのモザイクの綺麗な絵がいっぱいあって、場所が違うと文化の進み方も違うんだなとすごく衝撃を受けました。
勝村:昔は海外に行く番組がたくさんあって、その話をし始めると多分2週間ぐらいかかるので(笑)、今回はグアムの話をさせていただきます。
実は今回2回目で、1回目はキングカズ(三浦知良)のグアムキャンプに参加させていただきました。芝生の上を半日走らされて、都会にご飯を食べに行くこともなく、海を見ることもなく、一番⻄の方のホテルに缶詰で、当時、横浜FCにカズさんがいたので、泣きながら吐きそうになりながら一緒にボールを蹴らされて…という感じだったんですけど、今回の撮影で、その時の嫌な思い出が全部払拭されました(笑)。なんて素敵なところ! またグアムに行きたいと思いました。基本的にサッカーにしか興味がないので、ヨーロッパしか行きたくないと思っていましたが、行きたい場所が一つ増えました!
――最後に、蓮佛さん、溝端さんよりメッセージを一言ずつお願いいたします。
蓮佛:グアム美しさとか壮大さとか、そういうものが目でも楽しめるっていうのももちろんですし、人とわかり合っていく、人と一緒に生きていくということの難しさとか、難しいからこそ得られる豊かさとか、私達が日々生きている中で、生活の狭間にポロポロっと落ちてるような切なさとか痛みとか愛情とか...きっとどの世代の方も身につまされたり、「自分だったらどうするかな?」と重ね合わせて、切実に見られるドラマになってるんじゃないかなと思います。
溝端:1話で、美優と陽介が会話しているところで、波の音がずっと流れてる中、すごく生々しくてリアルな、ずっと心が低温やけどするような会話劇が繰り広げられるんですけど、非日常であるグアムの空気と景色の中で、とっても日常的な中にある、奥に潜んでいる想いだったり、隠し持ってる怒りだったり悩みだったりつらさみたいなものを、この3組の男女がずっと抱えながら話が進んでいきます。
このご時世、珍しいんじゃないかっていうぐらい画にこだわり、お芝居や空気感に120点が出るまで妥協せずこだわった1カ月半です。
スタッフさんもみんなお芝居大好きな方ばっかりで、グアムの暑さに負けないぐらいの熱量で、みんな毎日果敢に撮影して、素晴らしいものになったと思います。人と一緒にいることを再認識するような、考えていただけるような作品になっていると思います。
≪第1話(7月1日放送) あらすじ≫

結婚3年目、グアム旅行で久しぶりに夫婦2人の時間が持てると楽しみにしていた泉美優(蓮佛美沙子)だが、夫の陽介(溝端淳平)は仕事ばかりで物寂しさを感じてしまう...。一方、娘からグアム旅行をプレゼントされた花田寛子(いしのようこ)は、娘の巣立ちに寂しさを抱えていると、夫の健次郎(勝村政信)に趣味を見つけるよう勧められ...。そして、大学生の星野あかり(中井友望)は、シンガーソングライターを目指す彼氏の三崎陸(百瀬拓実)に対してある悩みを抱えており...。それぞれのグアムでの1週間が幕を開ける!
≪番組概要≫
【タイトル】ドラマチューズ!「私があなたといる理由〜グアムを訪れた3組の男女の1週間〜」
【放送局・放送日時】テレビ東京、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送
7月1日スタート 毎週火曜深夜24時30 分〜1時00分
テレビ大阪7月4日スタート 毎週金曜深夜1時30分〜2時00分
BSテレ東7月6日スタート 毎週日曜深夜 24時00分〜24時30分
【配信】各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」「Prime Video」にて順次見放題配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信
【出演】蓮佛美沙子 溝端淳平
中井友望 百瀬拓実 / いしのようこ 勝村政信
【脚本】當銘啓太 山﨑佐保子
【監督】松本拓(テレビ東京) 鈴木菜音 角田恭弥 山村淳史(T-REX FILM)
【オープニングテーマ】Swagcky「Junction」(TAKIBI RECORDS)
【エンディングテーマ】macico「soirée」(macico)
【プロデューサー】松本拓(テレビ東京) 澤田賢一(カーツメディアワークス) 山村淳史(T-REX FILM) 松井優(スカリー)
【制作】テレビ東京 / カーツメディアワークス
【特別協力】グアム政府観光局
【製作著作】「私があなたといる理由」製作委員会
【公式HP】
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記事提供元:テレ東プラス
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