古江彩佳がブリヂストン新1W×フジクラ新シャフトに好感触 吉田優利も即投入へ「これはBの強み」
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇17日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>
メジャー開幕を3日後に控えた月曜日、練習場では古江彩佳が契約するブリヂストンの新ドライバーをテストしていた。練習ラウンドやプロアマで好感触を得ており、実戦即投入の可能性は高い。
古江がテストしていたのは、先週の日本ツアーでお披露目されたばかりのニューモデル。「発売は秋の予定。いまはそれしか言えません」と担当者が口をつぐむほどの注目アイテムだ。全4モデルで、見た目はマット調。これまで使用していた『B3 MAX』に代わり、なかでも『BX2 HT』が古江の感覚にフィットしそうだという。
さらに、シャフトも同時にスイッチ。藤倉コンポジットが同じく先週、日本ツアーでお披露目した「スピーダーNX」の新作とみられる一本で、金色に輝くシャフトはブリヂストンのヘッドと好相性。桑木志帆もこのコンビネーションを即実戦投入している。
古江がドライバーに求めるのは「緩いドローボールが出ること」。この持ち球がイメージ通りに打てるという。「ヘッドとシャフトがマッチして、今の私には合っていると思う。感触もいいし、振りやすいです」と印象を話す。
また、古江としては珍しく、3番ウッドも変更の可能性が高い。長らく愛用してきた2017年モデル『ツアーB JGR』から、こちらもブリヂストンの新作へスイッチする方向だという。「決め手は違和感がないこと。打感もいいし、より安定感が出る感じがする。(フェースに)溝があるので、雨や水が絡むときにフライヤーする確率が少なくなりそう。飛距離も出てくれる」。
同じくブリヂストン契約で『B1ST』を使用していた吉田優利も、この新ドライバーに即反応。まだ練習場で打っただけだが、4つのモデルの中から『BX1 ST』を選んだ。「良かったし、数球を打って替えました。あのまま(新作で)行きます」と話した。シャフトはこれまで同様、藤倉コンポジットの『スピーダーNX グリーン5S』を挿している。
「私は新しいクラブの方がいいクラブだと思っている」と話す吉田が特に反応したのが“見た目”の良さ。前作とは異なり、マット調の「光らない」ヘッドが好みだという。
「クセがない、普通の顔が好き。普通の顔っていい意味で“なんとも思わない顔”。外国ブランドだとちょっとクセのある顔が多いけれど、これはBの強みだと思う。アイアンもそう。(見た目の印象は)大きく変わったりしないけれど、(性能とか)変わるところはちゃんと変わっている。振り感とかはシャフトとの相性もあるけれど、顔が良くないとイメージは良くならない」
日本ツアーでも続々と即投入されているブリヂストンの新モデル。タフなメジャーセッティングで古江と吉田を手助けする、強力な一本になりそうだ。(文・笠井あかり)
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