NEWS・加藤シゲアキ監督が短編映画『SUNA』制作秘話を語る【加藤浩次×加藤シゲアキ×隈研吾スペシャル鼎談】

加藤浩次×加藤シゲアキ×隈研吾スペシャル鼎談
2025年5月1日に開館した「東海市創造の杜交流館」。設計を手がけた隈研吾氏、そしてオープニング作品となる短編映画を東海市で撮影した加藤浩次氏・加藤シゲアキ氏による鼎談が実現。建築と映画、地域文化の未来について、それぞれの視点から話し合いました。
NEWS・加藤シゲアキ監督が短編映画『SUNA』制作秘話を語る
映像文化を中心に様々な創作を生み出し、世代を超えたつながりを育む施設として設計された「東海市創造の杜交流館」。設計を手がけた隈研吾は、「真ん中に道が抜けていて、みんなが座れる大きな階段があったりして。市民が普通に路地にたむろするみたいな感じで、それに屋根がかかったのが文化施設になった」という。加藤浩次が「用事も何もなくても集まれるような場所ですか?」と聞くと、隈研吾は「そうそう」とうなずき、「日本というか世界にもあんまり例がないような文化施設ができたと思ってるんですよね」と答えた。
続いて話題は加藤浩次が脚本と監督を務めた『Victims』について。隈研吾は「社会の目まぐるしいスピード感を見事に捉えていて、笑いの中に社会的問題に対する意識が高いので感銘を受けました」と絶賛。加藤浩次は笑いながら「嬉しいな。隈さんにそんな言っていただけるだけで嬉しい。めっちゃ嬉しいですよ」と喜びを表した。『Victims』という作品は、「路駐」という設定を最初に決め、その後にストーリーを考えたとのこと。
次に加藤シゲアキが脚本・監督・主演を務めた『SUNA』についての話に。加藤シゲアキは「砂ってどこにでもあるんだけど、家の中とかシーツとか口の中にあったりするとすごく嫌な存在になる」という点に着目し、「普通にあるんだけど当たり前の場所にないとすごく気味が悪いというのはホラーになるんじゃないかな」と思ったとのこと。隈研吾は『SUNA』について「特殊な出来事が起きたみたいに見えるけど、ある種の普遍性を持っている。全員に共通の問題を扱っているのかなっていう気がした」と感心した様子であった。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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