銀行口座は3個持ちが主流? 85%が「目的別に使い分け」家計管理に効果も【マイボイスコム調査】
銀行口座を複数開設している人は多いだろうが、メインバンクとサブバンクをどのように使い分けているだろうか。マイボイスコム株式会社では、5回目となる「銀行の使い分け」に関する調査を実施。その結果、銀行口座の所有状況や各口座の利用目的が見えてきたので紹介しよう。
銀行口座を用途によって使い分けている人は85.0%に及ぶ

マイボイスコム株式会社では、2025年4月1日~4月7日の期間、MyVoiceのアンケートモニター9,058人を対象に「銀行口座の使い分け」についてインターネットで調査した。
調査によると、銀行口座の所有数は3個がボリュームゾーンで、5個以上所有する人は3割強。特に男性の50代~60代では所有口座数が多い傾向にあった。また、銀行口座を複数所有している85.0%の人が「銀行口座を用途に応じて使い分けている」ことが明らかに。
その理由を尋ねると、以下のような回答があった(※複数回答可)、「ATMや店舗が近くにある銀行を使える」「目的別に使い分ける」「口座指定など、口座開設の必要があった」が各3割強となった。そのほか「引き落とし用、キャンペーンなどで金利が良い銀行に預け替えする」(49歳女性)、「振込手数料の違いや、ATMの場所・利用料金などの違いで使い分けている」(50歳男性)といったコメントも挙がった。
メインバンクの利用目的は「給与・年金などの振込」が66.3%と最多

銀行口座を使い分けている人に、メインバンクはどのような用途で利用しているのかを尋ねると(複数回答可)、最も多かったのが「給与・年金などの振込」(66.3%)だった。次いで「クレジットカードの引き落とし」(53.0%)、「引き落とし(公共料金、生命保険、携帯・スマホ等)」(50.2%)、「生活費」(41.6%)、「貯蓄」(26.7%)となった。日々の生活で、定期的に入ってくるお金と固定費として出ていくお金を管理する口座としてメインバンクを利用しているのが見て取れる。
またメインバンク別に1位の項目をみると、「イオン銀行」「楽天銀行」の利用者は「クレジット引き落とし」、「SBI新生銀行」「auじぶん銀行」の利用者は「貯蓄」であることも判明。「住信SBIネット銀行」の利用者では「投資」の比率が他の層より高い傾向にあった。
サブバンクの利用目的は「貯蓄」が27.2%で1位

銀行口座を使い分けている人にサブバンクの利用目的を尋ねると(複数回答可)、「貯蓄」が27.2%で最多となり、続いて「クレジットカードの引き落とし」が22.0%、「引き落とし」が18.4%、「給与・年金などの振込」が14.8%となった。
またサブバンク別にみると、「住信SBIネット銀行」の利用者は「投資」「貯蓄」、「SBI新生銀行」の利用者は「貯蓄」「振込」が上位2位に。「PayPay銀行」の利用者は「ネットでの決済」、「イオン銀行」「楽天銀行」の利用者は「クレジットカード引き落とし」が1位となった。
給与や年金といった定期的な収入、各種料金の引き落としやローンの返済、資産運用の管理など、これらを1つの銀行口座で行っているとお金の出入りが口座内で複雑になり、収支の把握も大変になる。目的や用途を明確にし、経済性や利便性なども考慮した上で、メインバンクとサブバンクをうまく使い分ければ家計管理がもっとスムーズに行えるかもしれない。
出典:【マイボイスコム株式会社】
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記事提供元:スマホライフPLUS
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