河本結がプロアマ参戦 “後輩”への本気アドバイスに込めた思い「ゴルフに時間と脳みそを使いなさい」
河本結がマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第3戦「Sanrio Smile Golf Tournament」のプロアマ戦に登場。選手に向けて、温かくも厳しいメッセージを送った。
同ツアーについては、同級生が出場していたことから以前から知っていたという。プロアマ戦や2日間競技がある点で国内女子ツアーのトーナメントに近い試合形式を高く評価し、「自分たちの時にはなかった場。開催してもらえることに感謝しながら頑張ってほしい。こういうのに慣れて上がってきてほしいな」と期待を口にする。
一方で、プロテスト合格を目指す選手に対しては、ゴルフとの向き合い方の重要性を強調した。「ゴルフに時間と脳みそを使いなさい。どれだけ向き合えるかだと思う。楽な方に逃げたらプロテストは通らない」と厳しい一言。さらに、「100ヤード以内のショットがめちゃくちゃ大事。グリーン上で手前につけるのか、奥につくのかで入る確率が変わってくる。自分もそうやってきたし、そこかな。そこが上手くなる子が出てきたらすぐ受かると思う」と前日の配信を見てショットの精度に課題を見た。
「いろんな考え方があると思うんですけど、やっぱりバーディとってくる子ってショットがすごい。全体力を上げるのも大事なんですけど、どこか秀でたものがないと勝負できない。でも『これだけは自信がある』というものがあれば、それがテストに繋がると思う」と上位で戦うためには突出した強みが必要だという考えを示した。自身も、日々の練習の8割をその距離に費やしていることも明かした。
河本は高校を卒業後、日本体育大学へ進学した。2018年は下部ステップ・アップ・ツアーで年間4勝で賞金ランキング1位を獲得。同年に初挑戦で受験したプロテストに合格し、女子大生プロとしてツアーに参戦した。19年にはレギュラーツアーで初優勝を挙げ、翌年から米ツアーに挑戦したが、21年5月に撤退。それ以降は国内女子ツアーを主戦場に戻し戦っている。昨年8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で5シーズンぶりとなる2勝目を挙げ、メルセデス・ランキング7位で終えた。今季は6戦中4度のトップテン入り。「優勝できていないのは悔しいけど、ゴルフの状態はいい」と安定した成績を残している。
最後に「みんな若いし、1日も無駄にせず頑張ってほしいし、(国内女子ツアーで)待ってます」。若手への期待を込めて、あえて厳しいアドバイスとエールを送った。(文・小池文子)
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