命がけの脱北劇を告白…激流の川を泳いで中国へ「全財産と貴金属を差し出し…」
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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「じっくり聞いタロウ~スター近況㊙報告~」(毎週木曜深夜0時)。4月10日(木)は「命懸けで脱北した女性に密着…北朝鮮での壮絶な半生」を放送。
【動画】「北朝鮮で海外製のドラマを見たら死刑」「全財産と貴金属を差し出し…」命がけの脱北劇を告白
千葉県千葉市で、本場の北朝鮮料理店「ソルヌン Sulnoon」を営む、ムン・ヨンヒさん(33)。たった1人で脱北した彼女の壮絶すぎる人生ドラマを紹介する。
北朝鮮で生活していたヨンヒさんは、ある出来事から脱北を決意。しかし、先に祖母が脱北を試みるが中国で捕まり、北朝鮮の刑務所に収容されてしまう。そして戻ってきた祖母に「広い世界に行った方がいい」と言われた彼女は、次第に脱北への思いが強くなっていく。

そして2015年、24歳の時、父は他界して母と弟がいたが、捕まるリスクを考えて1人で脱北することを決意。貯めていた7000ドル(約84万円)と緊急事態のためのカミソリ1個、今でも唯一残る家族写真を持ち、中国との国境付近へ。
そこで出会った女性ブローカーに3000ドル(約36万円)を支払うと、警察官である彼女の夫が警察権力を使い、国境の軍隊に見逃すよう指示したという。
ヨンヒさんは、脱北決行日の午前2時、国境にある鴨緑江を泳いで中国へ。
その後は別のブローカーと合流し、車とバスを使って北京へ移動。脱北者を受け入れている韓国大使館にたどり着けば自由の身になるが、中国側の警戒が厳しく断念。約3000㎞離れたラオスの韓国大使館を目指すが、その途中で中国の公安に捕まってしまう。

脱北者だと知られ、身柄を拘束されたヨンヒさんは、所持していた全財産と貴金属を差し出し、見逃してほしいと懇願。すると翌日、「早く逃げて」と警察から解放され、なんとかラオスの韓国大使館に到着することができた。
その後は飛行機で韓国へ向かい、スパイかどうかの調査を経て、2016年5月に韓国籍を取得。1年後には母と弟も脱北し、韓国で再会を果たすことができたという。
ヨンヒさんは北朝鮮で料理人だった母と、ソウルで平壌冷麺専門店を開くことを決断するが、食材の調達など分からないことだらけ。そんな中、知人に紹介されたのが、韓国で焼肉店のオーナーをしていた、現在の夫、日本人男性の勝又さんだった。
2人は出会って100日後に結婚。冷麺のお店を始めると本場の味が評判を呼び、韓国屈指の人気店に。冷麺が日本人にも大評判だったことから、2人は2024年3月、日本に移住して千葉市に2号店を開店。ヨンヒさんは「命懸けで脱北して本当に良かった!」と笑顔で語った。
【動画】「北朝鮮で海外製のドラマを見たら死刑」「全財産と貴金属を差し出し…」命がけの脱北劇を告白
千葉県千葉市で、本場の北朝鮮料理店「ソルヌン Sulnoon」を営む、ムン・ヨンヒさん(33)。たった1人で脱北した彼女の壮絶すぎる人生ドラマを紹介する。
北朝鮮で生活していたヨンヒさんは、ある出来事から脱北を決意。しかし、先に祖母が脱北を試みるが中国で捕まり、北朝鮮の刑務所に収容されてしまう。そして戻ってきた祖母に「広い世界に行った方がいい」と言われた彼女は、次第に脱北への思いが強くなっていく。

そして2015年、24歳の時、父は他界して母と弟がいたが、捕まるリスクを考えて1人で脱北することを決意。貯めていた7000ドル(約84万円)と緊急事態のためのカミソリ1個、今でも唯一残る家族写真を持ち、中国との国境付近へ。
そこで出会った女性ブローカーに3000ドル(約36万円)を支払うと、警察官である彼女の夫が警察権力を使い、国境の軍隊に見逃すよう指示したという。
ヨンヒさんは、脱北決行日の午前2時、国境にある鴨緑江を泳いで中国へ。
その後は別のブローカーと合流し、車とバスを使って北京へ移動。脱北者を受け入れている韓国大使館にたどり着けば自由の身になるが、中国側の警戒が厳しく断念。約3000㎞離れたラオスの韓国大使館を目指すが、その途中で中国の公安に捕まってしまう。

脱北者だと知られ、身柄を拘束されたヨンヒさんは、所持していた全財産と貴金属を差し出し、見逃してほしいと懇願。すると翌日、「早く逃げて」と警察から解放され、なんとかラオスの韓国大使館に到着することができた。
その後は飛行機で韓国へ向かい、スパイかどうかの調査を経て、2016年5月に韓国籍を取得。1年後には母と弟も脱北し、韓国で再会を果たすことができたという。
ヨンヒさんは北朝鮮で料理人だった母と、ソウルで平壌冷麺専門店を開くことを決断するが、食材の調達など分からないことだらけ。そんな中、知人に紹介されたのが、韓国で焼肉店のオーナーをしていた、現在の夫、日本人男性の勝又さんだった。
2人は出会って100日後に結婚。冷麺のお店を始めると本場の味が評判を呼び、韓国屈指の人気店に。冷麺が日本人にも大評判だったことから、2人は2024年3月、日本に移住して千葉市に2号店を開店。ヨンヒさんは「命懸けで脱北して本当に良かった!」と笑顔で語った。
記事提供元:テレ東プラス
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