【感動】91歳女性が住む“築100年”思い出の家へ…ひ孫26人、亡き夫と子への愛情…人生を語る言葉に涙:家、ついて行ってイイですか?
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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6月8日(日)に放送した「家、ついて行ってイイですか?」(毎週日曜夜8時50分)では、鹿児島県枕崎市で出会ったサミさん(91)の家について行きました。
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「まくらざき朝市」に“おこわ”を買いに来た91歳の女性に「家、ついて行ってイイですか?」と聞いてみると、「いいですよ!」とOKが。
「普段は何をしているのか」と尋ねると、「毎日ゴロゴロ寝てます」とのこと(笑)。サミさんは1人暮らしで、夫とは15年前に死別。3人の子どもがいます。
友人・ただしさんの運転でお家に到着! なんと家は築100年! 徒歩2分の場所に次男のご自宅があります。

「ごちゃごちゃしてるけど、1人暮らしだから、いいのよこれで」とサミさん。写真や物がたくさん置かれています。

「ここに嫁いで71年になる。昔は藁葺きだったんだけど、主人が大工だったから瓦葺きにした。だから(家の)骨は100年を超えているわけ」と教えてくれました。
飾られている写真は孫たちで、「ひ孫が26人いる」と驚きの発言が!
ひ孫だけでものすごい数ですが、「みんな名前言えるよ」と家族とのコミュニケーションが楽しみだと話します。

冷蔵庫の中を見せてもらうと、物がぎっしり! 料理は毎日作るそうで、取材Dは、タッパーに入った「高菜のこぶ漬け」を味見。

ここで、サミさんに電話が。相手は妹さんで、方言全開のサミさん(笑)。すると妹さんが登場! 卵36個を届けに来たと話します。

家系図を見せてもらうことに。サミさんは「小学校4〜5年生の頃は戦争中だったから。お父さんが兵隊に行って海軍さんだった」と話し、B29が枕崎の上空に飛んでいた時のことを振り返ります。当時の光景を思い出し、「小学校時代、初めて白いご飯を食べた時が一番美味しかった」と教えてくれました。

若い頃のサミさんの写真を発見! 「モテました?」と聞くと、「モテたかもな♡」と意味深な返し(笑)。
死別した夫・藤男さんについて聞くと、「よかにせどん(ハンサム)だった」。この時代にしては珍しい恋愛結婚で、「手紙のやりとりをして一緒になった」そう。「フハハハハ」と、笑いながら恋バナに花を咲かせます。

サミさんの父親も大工で、そのつながりで藤男さんから手紙をもらい、交際がスタート。自転車で映画の活動写真を見に行ったことも。「大好きだったの♡」と、笑いが止まらないサミさん。結婚式は、この家で挙げました。
藤男さんは15年前に食道がんで他界しましたが、「一番苦しかったのは、娘と息子を死なせたこと。寂しかった」。一昨年、長男がアルツハイマーの合併症で亡くなり、去年、長女が白血病で亡くなったと告白します。
スマホに保存してある長女との最後の2ショットを見せ、「死ぬ3日前に会いに行った時はすごく元気だったんだよ」とサミさん。長女の日記には「治療をやめて自宅にいたい」と書かれていました。サミさんは出歩く際、いつも日記のコピーを持ち歩いています。

夫、長男、長女が亡くなり、「(仏壇の前で)涙をこぼしながら線香をあげて、話しかけるのよ。何にも言わないけど、話しかけて線香をあげるの。話しかけると心が落ち着く」とサミさん。
「年をとった人は、一度は別れをしなくてはならないんだけどね。『母ちゃん長生きしなさいねー』と言ってるのかもよ。やっぱり自分のお家がいい。主人との思い出があるし、苦労をして主人と暮らして子どもたちを育てて、思い出がいっぱいあるから、この家がいい。自分の家で静かに過ごしたい。じいちゃんと先祖を守っていきたい」。
「まくらざき朝市」でサミさんの家について行ったら…家族を想う優しい母の姿がありました。
日曜夜8時50分からは、「家、ついて行ってイイですか?」を放送!
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記事提供元:テレ東プラス
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