風鈴職人を目指すイタリア人が「津軽びいどろ風鈴」「和釘風鈴」の美しい音色に感動!:世界!ニッポン行きたい人応援団
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜日夜8時54分)。
今回は、イタリア人の初来日の様子をお送りします。
【動画】「世界!ニッポン行きたい人応援団」最新回
紹介するのは、イタリア在住の「風鈴」を愛するエレナさん。

ニッポンの夏の風物詩「風鈴」。お寺の四隅につるす魔除けの風鐸が起源といわれ、今年も猛暑が予想される中、風鈴が持つ驚きの効果が注目されています。
風鈴の音が聞こえると、「風が吹いている」=「涼しい」と脳が錯覚。肌の表面温度が1〜2℃下がったという実験結果も!
エレナさんは10歳の時、テレビ番組で風鈴を見て、涼しげな見た目と音色の虜に。大人になって医療機器部品の製造会社に就職したものの、風鈴職人になる夢を捨てきれず、アルバイトをしながら独学で風鈴づくりに挑戦しています。
原料は、棒状のムラーノガラス。月に2度、自宅から300キロ離れたヴェネツィアで買っています。このムラーノガラスを溶かして吹き竿に巻きつけ、型を使わず空中で息を吹き込む「宙吹き」で成形。先端だけを再び熱したら勢いよく吹き込み、短冊をつるす穴を開けます。

続いて、急な温度変化で割れないよう、温かい灰に埋めて冷ましていきます。固まったら防水性のアクリル絵の具で模様を描き、音を鳴らすための舌(ぜつ)と短冊をつけて完成。
見た目は良いのですが、エレナさんのお姉さんからは「音が全然良くない」と厳しい言葉が。ニッポンにまだ一度も行ったことがないエレナさん、「風鈴の良い音の作り方を学びたい」と願っています。
そんなエレナさんを、ニッポンにご招待! 初来日を果たしました。
向かったのは、青森県青森市。実はエレナさん、イタリアで「津軽びいどろ風鈴を見てみたい」と話していました。ガラス工芸の「津軽びいどろ」は、青森県の伝統工芸品。ニューヨーク近代美術館でも高い評価を受けています。
受け入れてくださったのは、創業76年の「北洋硝子」。漁業用の浮玉製造から始まり、ガラスからプラスチックの浮玉が主流になると、長年培われた浮玉づくりの技術を結集し、津軽びいどろを考案。花器や食器などの生活雑貨から茶道具まで、職人がすべて手仕事で作っています。

工房の皆さんの歓迎に「心が震えました!」とエレナさん。工場長の中川洋之さんによると、津軽弁で「じゃわめぐ」と言うそう。今回は、中川さんと職人の横山俊彦さんに風鈴づくりを教えていただきます。

津軽びいどろ風鈴を見せていただいたエレナさんは、「音が最高です」と感動! 自作の風鈴を見ていただき、音に自信がないことを伝えます。
実は「北洋硝子」の風鈴も、かつては音が良くなかったそう。そこで、音色を美しく変えた職人技を学ばせていただくことに。
津軽びいどろの主原料は、海岸などで採れる砂「珪砂(けいしゃ)」。そこに石灰石などを混ぜ込み、溶解炉で5時間かけて溶かす工程を4回、合計20時間近く繰り返します。工房内は、冬でも常に35℃の灼熱状態に。
溶けたガラスは、26名の職人が様々な工芸品へと加工します。中でも、伝統工芸士の神正人さんは風鈴づくりの名人。今回は、夏の青空を表現した風鈴を、型を一切使わず作ってくださることに。

まず、透明なガラスを吹き竿に巻き、すぐさま別の炉へ。柔らかいうちに、色ガラスの粒をつけます。津軽びいどろ最大の特徴が、この色ガラス。完成した風鈴に直接絵を描くのではなく、色ガラスをつけて溶かし、成形しながら模様を生む高度な製法なのです。
模様をつけたら、型を使わず息や手の感覚だけで丸い風鈴にする「宙吹き」へ。1分で固まるガラスの加工は時間との勝負。失敗したら全て台無しに。
丸くしたら、先端を落とします。溶けたガラスは水飴のように垂れやすいため、左手は竿を回し続けて形を保ち、右手で短冊をつるす穴を広げます。「(穴の縁の)厚さを薄くするのが難しい」と神さん。
軽やかで美しい高音にするためには、舌が当たる穴の縁を1ミリ程度の薄さにする必要が。強引に開けた穴を無理やり丸く成形していたエレナさんは、「私のは厚いから音がこもるんですね」と納得。

エレナさんも宙吹きに挑戦。イタリアで特訓していたこともあり、「上手!」と褒めていただきました。音色を左右する穴の加工も、不格好にはなりましたが、なんとか成功。
丸く薄くするのには、10年はかかるそう。ここから急激に冷ますと割れてしまうため、徐冷炉で12時間かけて冷まします。
この日の夜は、横山さんのお宅で歓迎会。青森の夏の定番「ざる中華」や、名産の生ウニを味わい、工房の皆さんと交流を楽しんだエレナさん。「風鈴の形や音を良くしようと追求する皆さんの姿を見て、職人魂が学べました」と伝えました。
翌日、いよいよ音色を美しくする秘密を教えていただくことに。中川さんが見せてくださった「舌」には、表面にギザギザの凹凸が。10年かけて様々な形状を試し、たどり着いたそう。

作り方は、溶けたガラスを型に入れ、表面をギザギザに。そこから一気に3メートルまで引き延ばし、直径6ミリの均等な棒状にします。ギザギザによって擦れる箇所が多くなり、風情ある複雑な音になるそう。
こうして、豊かな色彩と抜群に美しい音色を持つ、津軽びいどろ風鈴が完成!
ここで、エレナさんの情熱に心を打たれた中川さんから、驚きの提案が。2日間かけて風鈴づくりに挑戦し、合格点に達すれば、東京にある津軽びいどろのオフィシャルショップに展示してくださるとのこと。そこで、全ての工程をエレナさんが自分で行うことに!
早速、ガラスの巻き付けに挑戦しますが、竿までガラスが入っていないと指摘が。息で膨らました時に、ガラスが多い先端だけが大きくなり、綺麗な丸にならないそう。コツがなかなかつかめず、「すごく不安です」とエレナさん。

エアコンのない工房内で、ひたすら練習すること3時間。なんとか竿まで均等に巻けるように。難しい宙吹きも上手にできました。実は、休憩時間も横山さんの宙吹きを見て学んでいました。
初日は6時間にわたり猛特訓。翌日も、8時間にわたり風鈴づくりに没頭! 果たして、東京のオフィシャルショップに飾ってもらえるのでしょうか。
実はエレナさん、「鍛造風鈴」を学びに、鳥取県日野町も訪れていました。受け入れてくださったのは、「鍛冶工房 宮光」の宮脇光男さん。奥日野で1000年以上伝承された、たたらと鍛冶の伝統を守り続ける最後の一人です。

宮脇さんが作るのは、和釘風鈴。神社仏閣などに使われる和釘は、飛鳥時代から職人によって鍛造で作られ、その寿命は鍛錬の効果で1000年以上ともいわれています。
美しい音色を聞かせていただいたエレナさんは、「すごすぎます…鳥肌が立ちました!」と感動。早速、和釘風鈴の作り方を教えていただきます。
材料は、和包丁にも使用される軟鉄。鍛造前の鉄と、和釘を叩いて音を比較すると「和釘の方は余韻がとても長く、音が波打っているような感じがします」とエレナさん。
まずは、1000度を超える木炭で軟鉄を熱し、交互にひっくり返しながら叩いていきます。不純物が剥がれて純度が増すことで響きやすくなり、長い余韻が生まれるのです。
さらに、釘の尖った形状により、太さの異なる部分で周波数の違う音が発生し、強弱のある「うなり」に。

2キロの金槌で100回叩く工程を3回繰り返し、和釘の形が出来上がったら、冷水で急激に冷やして強度を高めます。エレナさんも挑戦すると、あまりの硬さに驚き!
ここで、癒しの音色を生む最大のポイントが。4本の形や叩き加減を同じにすることで周波数が揃い、心地よい音色になるのです。周波数を計測してみると、全て3800ヘルツ程度。これが絶妙なバランスで触れ合うことで、ゆらぎを持った音色に。3000~4000ヘルツの音にはリラックス効果があるといわれています。
最後に宮脇さんから、和釘風鈴のお土産をいただきました。釘を鳴らす舌の部分は、桜が好きなエレナさんのために、特別に花びらの形に。実際に外でつるして音色を聞いたエレナさんは、「自然の中で聞くと本当に最高ですね!」と伝えました。
宮脇さん、本当にありがとうございました!

その後、向かったのは、「八重洲ミッドタウン」(東京・中央区)にある津軽びいどろ専門店。店内に入ると、エレナさんのサインが入った風鈴が!
実は青森で、14時間にわたる風鈴づくりの末、合格をいただけたエレナさん。
中川さんから「とても良い作品だと思います」とお褒めの言葉をいただき、音色も満足のいくものに。9月まで、特別に展示していただくことになりました。
そして、別れの時。「皆さんの技術と精神を学ばせていただき、本当に光栄でした」と伝えると、中川さんからプレゼントが。神さんと熟練の伝統工芸士の方が作ってくださった、津軽海峡の波を表現した花瓶をいただき、大感激のエレナさん。
「北洋硝子」の皆さん、本当にありがとうございました!
帰国を前にエレナさんは、「ニッポンの職人さんの技術を学べたことは人生の宝物になりました。またニッポンに来ます! じゃわめぐ!(心が震えます!)」と語ってくれました。
エレナさん、またの来日をお待ちしています!
月曜夜8時54分からは、「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送!
キプロスから“西京焼”を愛する料理人のアレックスさんをご招待! 本場の職人からレシピを学ぶため、念願の日本へ! 京都で最も歴史のあるといわれている専門店で、初めて口にする西京焼の味に言葉を失う。
さらに、京都の老舗鮮魚店では100年以上受け継がれる秘伝の製法を教えてもらえることに…! うま味を最大限引き出す意外過ぎる調味料とは!?
今回は、イタリア人の初来日の様子をお送りします。
【動画】「世界!ニッポン行きたい人応援団」最新回
津軽びいどろ風鈴づくりに挑戦
紹介するのは、イタリア在住の「風鈴」を愛するエレナさん。

ニッポンの夏の風物詩「風鈴」。お寺の四隅につるす魔除けの風鐸が起源といわれ、今年も猛暑が予想される中、風鈴が持つ驚きの効果が注目されています。
風鈴の音が聞こえると、「風が吹いている」=「涼しい」と脳が錯覚。肌の表面温度が1〜2℃下がったという実験結果も!
エレナさんは10歳の時、テレビ番組で風鈴を見て、涼しげな見た目と音色の虜に。大人になって医療機器部品の製造会社に就職したものの、風鈴職人になる夢を捨てきれず、アルバイトをしながら独学で風鈴づくりに挑戦しています。
原料は、棒状のムラーノガラス。月に2度、自宅から300キロ離れたヴェネツィアで買っています。このムラーノガラスを溶かして吹き竿に巻きつけ、型を使わず空中で息を吹き込む「宙吹き」で成形。先端だけを再び熱したら勢いよく吹き込み、短冊をつるす穴を開けます。

続いて、急な温度変化で割れないよう、温かい灰に埋めて冷ましていきます。固まったら防水性のアクリル絵の具で模様を描き、音を鳴らすための舌(ぜつ)と短冊をつけて完成。
見た目は良いのですが、エレナさんのお姉さんからは「音が全然良くない」と厳しい言葉が。ニッポンにまだ一度も行ったことがないエレナさん、「風鈴の良い音の作り方を学びたい」と願っています。
そんなエレナさんを、ニッポンにご招待! 初来日を果たしました。
向かったのは、青森県青森市。実はエレナさん、イタリアで「津軽びいどろ風鈴を見てみたい」と話していました。ガラス工芸の「津軽びいどろ」は、青森県の伝統工芸品。ニューヨーク近代美術館でも高い評価を受けています。
受け入れてくださったのは、創業76年の「北洋硝子」。漁業用の浮玉製造から始まり、ガラスからプラスチックの浮玉が主流になると、長年培われた浮玉づくりの技術を結集し、津軽びいどろを考案。花器や食器などの生活雑貨から茶道具まで、職人がすべて手仕事で作っています。

工房の皆さんの歓迎に「心が震えました!」とエレナさん。工場長の中川洋之さんによると、津軽弁で「じゃわめぐ」と言うそう。今回は、中川さんと職人の横山俊彦さんに風鈴づくりを教えていただきます。

津軽びいどろ風鈴を見せていただいたエレナさんは、「音が最高です」と感動! 自作の風鈴を見ていただき、音に自信がないことを伝えます。
実は「北洋硝子」の風鈴も、かつては音が良くなかったそう。そこで、音色を美しく変えた職人技を学ばせていただくことに。
津軽びいどろの主原料は、海岸などで採れる砂「珪砂(けいしゃ)」。そこに石灰石などを混ぜ込み、溶解炉で5時間かけて溶かす工程を4回、合計20時間近く繰り返します。工房内は、冬でも常に35℃の灼熱状態に。
溶けたガラスは、26名の職人が様々な工芸品へと加工します。中でも、伝統工芸士の神正人さんは風鈴づくりの名人。今回は、夏の青空を表現した風鈴を、型を一切使わず作ってくださることに。

まず、透明なガラスを吹き竿に巻き、すぐさま別の炉へ。柔らかいうちに、色ガラスの粒をつけます。津軽びいどろ最大の特徴が、この色ガラス。完成した風鈴に直接絵を描くのではなく、色ガラスをつけて溶かし、成形しながら模様を生む高度な製法なのです。
模様をつけたら、型を使わず息や手の感覚だけで丸い風鈴にする「宙吹き」へ。1分で固まるガラスの加工は時間との勝負。失敗したら全て台無しに。
丸くしたら、先端を落とします。溶けたガラスは水飴のように垂れやすいため、左手は竿を回し続けて形を保ち、右手で短冊をつるす穴を広げます。「(穴の縁の)厚さを薄くするのが難しい」と神さん。
軽やかで美しい高音にするためには、舌が当たる穴の縁を1ミリ程度の薄さにする必要が。強引に開けた穴を無理やり丸く成形していたエレナさんは、「私のは厚いから音がこもるんですね」と納得。

エレナさんも宙吹きに挑戦。イタリアで特訓していたこともあり、「上手!」と褒めていただきました。音色を左右する穴の加工も、不格好にはなりましたが、なんとか成功。
丸く薄くするのには、10年はかかるそう。ここから急激に冷ますと割れてしまうため、徐冷炉で12時間かけて冷まします。
この日の夜は、横山さんのお宅で歓迎会。青森の夏の定番「ざる中華」や、名産の生ウニを味わい、工房の皆さんと交流を楽しんだエレナさん。「風鈴の形や音を良くしようと追求する皆さんの姿を見て、職人魂が学べました」と伝えました。
翌日、いよいよ音色を美しくする秘密を教えていただくことに。中川さんが見せてくださった「舌」には、表面にギザギザの凹凸が。10年かけて様々な形状を試し、たどり着いたそう。

作り方は、溶けたガラスを型に入れ、表面をギザギザに。そこから一気に3メートルまで引き延ばし、直径6ミリの均等な棒状にします。ギザギザによって擦れる箇所が多くなり、風情ある複雑な音になるそう。
こうして、豊かな色彩と抜群に美しい音色を持つ、津軽びいどろ風鈴が完成!
ここで、エレナさんの情熱に心を打たれた中川さんから、驚きの提案が。2日間かけて風鈴づくりに挑戦し、合格点に達すれば、東京にある津軽びいどろのオフィシャルショップに展示してくださるとのこと。そこで、全ての工程をエレナさんが自分で行うことに!
早速、ガラスの巻き付けに挑戦しますが、竿までガラスが入っていないと指摘が。息で膨らました時に、ガラスが多い先端だけが大きくなり、綺麗な丸にならないそう。コツがなかなかつかめず、「すごく不安です」とエレナさん。

エアコンのない工房内で、ひたすら練習すること3時間。なんとか竿まで均等に巻けるように。難しい宙吹きも上手にできました。実は、休憩時間も横山さんの宙吹きを見て学んでいました。
初日は6時間にわたり猛特訓。翌日も、8時間にわたり風鈴づくりに没頭! 果たして、東京のオフィシャルショップに飾ってもらえるのでしょうか。
和釘が生み出す神秘の音色に「鳥肌が立った」
実はエレナさん、「鍛造風鈴」を学びに、鳥取県日野町も訪れていました。受け入れてくださったのは、「鍛冶工房 宮光」の宮脇光男さん。奥日野で1000年以上伝承された、たたらと鍛冶の伝統を守り続ける最後の一人です。

宮脇さんが作るのは、和釘風鈴。神社仏閣などに使われる和釘は、飛鳥時代から職人によって鍛造で作られ、その寿命は鍛錬の効果で1000年以上ともいわれています。
美しい音色を聞かせていただいたエレナさんは、「すごすぎます…鳥肌が立ちました!」と感動。早速、和釘風鈴の作り方を教えていただきます。
材料は、和包丁にも使用される軟鉄。鍛造前の鉄と、和釘を叩いて音を比較すると「和釘の方は余韻がとても長く、音が波打っているような感じがします」とエレナさん。
まずは、1000度を超える木炭で軟鉄を熱し、交互にひっくり返しながら叩いていきます。不純物が剥がれて純度が増すことで響きやすくなり、長い余韻が生まれるのです。
さらに、釘の尖った形状により、太さの異なる部分で周波数の違う音が発生し、強弱のある「うなり」に。

2キロの金槌で100回叩く工程を3回繰り返し、和釘の形が出来上がったら、冷水で急激に冷やして強度を高めます。エレナさんも挑戦すると、あまりの硬さに驚き!
ここで、癒しの音色を生む最大のポイントが。4本の形や叩き加減を同じにすることで周波数が揃い、心地よい音色になるのです。周波数を計測してみると、全て3800ヘルツ程度。これが絶妙なバランスで触れ合うことで、ゆらぎを持った音色に。3000~4000ヘルツの音にはリラックス効果があるといわれています。
最後に宮脇さんから、和釘風鈴のお土産をいただきました。釘を鳴らす舌の部分は、桜が好きなエレナさんのために、特別に花びらの形に。実際に外でつるして音色を聞いたエレナさんは、「自然の中で聞くと本当に最高ですね!」と伝えました。
宮脇さん、本当にありがとうございました!

その後、向かったのは、「八重洲ミッドタウン」(東京・中央区)にある津軽びいどろ専門店。店内に入ると、エレナさんのサインが入った風鈴が!
実は青森で、14時間にわたる風鈴づくりの末、合格をいただけたエレナさん。
中川さんから「とても良い作品だと思います」とお褒めの言葉をいただき、音色も満足のいくものに。9月まで、特別に展示していただくことになりました。
そして、別れの時。「皆さんの技術と精神を学ばせていただき、本当に光栄でした」と伝えると、中川さんからプレゼントが。神さんと熟練の伝統工芸士の方が作ってくださった、津軽海峡の波を表現した花瓶をいただき、大感激のエレナさん。
「北洋硝子」の皆さん、本当にありがとうございました!
帰国を前にエレナさんは、「ニッポンの職人さんの技術を学べたことは人生の宝物になりました。またニッポンに来ます! じゃわめぐ!(心が震えます!)」と語ってくれました。
エレナさん、またの来日をお待ちしています!
月曜夜8時54分からは、「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送!
キプロスから“西京焼”を愛する料理人のアレックスさんをご招待! 本場の職人からレシピを学ぶため、念願の日本へ! 京都で最も歴史のあるといわれている専門店で、初めて口にする西京焼の味に言葉を失う。
さらに、京都の老舗鮮魚店では100年以上受け継がれる秘伝の製法を教えてもらえることに…! うま味を最大限引き出す意外過ぎる調味料とは!?
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。