Z世代の約7割がショートドラマは『流行る』と予測! 魅力を感じる理由や人気のジャンルは?【サークルアップ調べ】
SNSを中心に配信され、物語や感情を1~30分程度で凝縮して描く「ショートドラマ」。実際に視聴するZ世代はどの程度いるのか気になるところです。そこで今回は、「『ショートドラマのサブスク』に関する調査レポート」を見ていきましょう。
ショートドラマは流行っている? Z世代で視聴する割合を調査

株式会社RECCOOが運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」は、大学1年~4年の大学生300人を対象に実施した「『ショートドラマのサブスク』に関する調査レポート」を発表。
まずはじめに「あなたはショートドラマを視聴しますか?」と質問すると、「好んで視聴する」「たまに視聴する」といった回答が62%にのぼり、半数以上が視聴していることがわかりました。
視聴する理由として、「ショートドラマは通常の作品と比べて、起承転結がはっきりしており飽きて離脱することがないため、満足感を得ることができる」「3分ほどから30分までの長さがあり、気分で選べる」などの声があがっています。
一方、「ほとんど視聴しない」「全く視聴しない」と回答した38%の人からは、「ショート動画で流れてくるものは見るが、自分から見ようとは思わない」「長編モノと比べると、安っぽく感じてしまう」との意見が寄せられていました。
Z世代の中でも、視聴する人としない人の二極化になっているようです。

次にショートドラマが今以上に流行るか尋ねると、68%のZ世代が「とても思う」「まあ思う」と回答しました。短い動画が普及していることがその理由となっているのではないでしょうか。
ショートドラマは完全なるマイノリティではない? 人気サービスやジャンルも明らかに

同調査では、ショートドラマのサブスクに登録しているかどうかも質問。現在登録している人(有料9%+無料11%)と、過去に登録経験のある人(有料4%+無料7%)を合わせると、約3割(31%)の学生が利用経験があることがわかりました。
回答者からは「短いからこそ、良い作品に出会えると満足感が高い」「サブスクでも月500円以内ならアリ」といった意見が。少数派ではあるものの、完全なるマイノリティとは言えないサービスになっているようです。

続いて、「知っているショートドラマサービス」をたずねると、NTT系の「Lemino」や「TELASA」などの大手サービスの認知度が高いことがわかりました。一方、独立系の「SAMANSA」の認知度も22%と高い割合を示しています。
SAMANSAの知名度が高いことに関して、Z世代からは「世界中のショート動画クリエイターと直接契約しているため、映画作品に引けを取らないほどの映像の質があること」「予告編をTikTokやInstagram、Xで流している」との声があがっていました。

最後に「ショートドラマで最も視聴するジャンル」をたずねると、「恋愛もの」が45%で1位にランクイン。2位の「コメディ(22%)」や3位の「サスペンス(8%)」とは大きな差をつけています。
恋愛ものを視聴する理由として、「短い時間でキュンキュンすることができ、タイパが良い」「短編が多く、登場人物の設定も多いので自分を重ね合わせることができる」といった回答が寄せられています。また、共感できるストーリーが多く、展開が早くて短尺と相性が良い点も、人気の理由になっているようです。
最近ではInstagramのリール動画やTikTokの普及によって、短い動画の視聴が「当たり前」のようになっているため、ショートドラマも普及が進むのではないかと考えられます。地上波のドラマでは得られないショートドラマならではの起承転結の強さに、魅力を感じる人も今後増えていくのではないでしょうか。
出典:【株式会社RECCOO】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
記事提供元:スマホライフPLUS
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