【明治安田J3リーグ第6節プレビュー】新規参入組の栃木Cは首位奪取なるか。前節の信州ダービーが降雪中止の松本山雅はホームで仕切り直しの相模原戦に臨む
3月23日(日)に明治安田J3リーグの第6節が一斉開催される。降雪の影響で前節が延期となったチームもあれば、ミッドウィークの20日(木・祝)にJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦を戦ったチームもあるなど、今節を迎えるシチュエーションはチームによってさまざま。半数以上のチームがひと区切りとなる開幕5試合を終えて戦い方の輪郭が見えてきた中で、この第6節はどのような戦いが繰り広げられるだろうか。
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勝点10で首位に立つFC大阪は、8位のツエーゲン金沢を迎え撃ってのホームゲーム。開幕4試合を3勝1分とし、前節は4連勝を目指して戦ったが、J2降格組の栃木SCと接戦の末に0-1の完封負け。今季初黒星と同時に初めての無得点の試合となってしまった。
今節、ホームに戻って戦う仕切り直しの一戦は、首位をキープするためにも連敗厳禁のゲームとなる。ここまでの勝ち筋でもあったロースコアの展開で時計の針を進めながら勝機を探っていきたい。注目は過去2試合で後半から途中出場し、“ウノゼロ”での勝利を手繰り寄せる決勝点を挙げている佐藤諒。今季、愛媛FCから加入した24番がピッチに送り込まれたときが、勝負をかける合図である。
FC大阪と勝点10で並んで2位に付けるのは、新規参入組の栃木シティだ。現在2連勝中で、その2試合で計5ゴールをマーク。攻撃陣が好調で、前節のテゲバジャーロ宮崎戦ではチームの顔である田中パウロ淳一に今季初ゴールが生まれた。さらにチームと同じく今季がJリーグ1年目となる土佐陸翼も2試合連続ゴール中。20日のルヴァンカップ1回戦では鹿島アントラーズ相手にGK相澤ピーターコアミがPKストップを見せるなど、J1首位の強豪に食い下がったが、最後は力負けしてしまった。その悔しさを晴らすために、そして首位ダッシュを実現するためも、勝点8で6位のカマタマーレ讃岐のホームに乗り込んでの一戦は是が非でも勝利をつかみところだ。
一方、未勝利が続く3チームの試合にも注目したい。開幕節に試合がなく、前節に予定されていたAC長野パルセイロとの“信州ダービー”が大雪の影響で延期となったことで、まだ3試合しか消化していない松本山雅は今節、SC相模原をホームに迎え撃つ。今季ここまで2ゴールを挙げているのは、菊井悠介と村越凱光の二人。あと一歩でJ2昇格を逃した昨季の悔しさを知る10番と41番に逆襲の火付け役を期待したい。
同じく未勝利の19位のガイナーレ鳥取と20位のFC琉球は、ホームにそれぞれFC岐阜と栃木SCを迎える。両者ともに5試合を終えてわずか1ゴールと得点力不足と課題は明確なだけに、ホームのファン・サポーターの応援を借りながらゴールへと迫り、今節こそは初勝利といきたい。
そのほかのカードは、ヴァンラーレ八戸と高知ユナイテッド、長野と福島ユナイテッドFC、アスルクラロ沼津と宮崎、奈良クラブとザスパ群馬、鹿児島ユナイテッドFCとギラヴァンツ北九州の一戦が組まれている。
【制作・編集:Blue Star Productions】
記事提供元:Lemino ニュース
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