菅楓華が2戦連続の最終日最終組 “歴史的逆転”で初Vなるか「詰めて、詰めて頑張りたい」
<Vポイント×SMBCレディス 2日目◇22日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)◇6668ヤード・パー72>
2週前の開幕戦で2位タイに入った菅楓華は、首位と3打差の4位タイから出たこの日、5バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータル4アンダ・2位タイに浮上。2戦連続で最終日最終組を射止めたが、首位の吉田優利との差は8打。初優勝に向けて、大きなビハインドを追いかける。
3日間大会とあって「きょうが本当に大事だと思っていた」と振り返る。2番でボギーが先行したが、「きのうと変わらずパッティングも良かった」と4番パー5で取り返すと、「流れに乗って行けたので、アンダーパーで回れたのは良かった」と及第点をつけた。
4アンダーから出た吉田優利が「64」をマークし、トータル12アンダーで独走状態に入った。それでも「まだあしたがある。本当に(スコアを)詰めて、詰めて頑張りたいです」と、最後まで諦める気持ちはない。
開幕戦は初日から首位を守り続けて、最終日を1打リードで迎えた。しかし、1番でボギーを叩くなどスキを見せて逃げ切り失敗。「今回は追う側なので悔いのないように攻めていきたい。差があるので、自分が落とさないようにアンダーで回りたい」と前回の反省を生かして差を詰めていく。
最終日の最大逆転記録は、2002年の「廣済堂レディス」で優勝を挙げた藤野オリエの11打差。これに次ぐのが、1998年「東洋水産レディス北海道」の大場美智恵と、2019年「デサントレディース東海クラシック」での渋野日向子による8打差逆転だ。菅が今大会で逆転Vを果たせば、この記録に並ぶことになる。
昨夏からパッティングの調子を落としていたが、オフの取り組みで改善。開幕戦から「ショット自体が安定しているので、それに加えて自信がついている」。最後まで何が起きるか分からないのがゴルフ。安定性と高まる自信を武器に、“歴史的”な逆転劇で初優勝をつかみとりたい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。