炎上から1カ月半、中町兄妹の登録者減少が止まらない

「中町兄妹」のチャンネル登録者減少が止まりません。

中町兄妹の登録者が6万人減少

2月2日に公開した動画で、埼玉県内で起きた陥没事故をめぐる不謹慎な発言をして炎上した中町兄妹。2月9日には謝罪動画を公開。約1カ月の活動休止を経て3月4日に再び謝罪動画を公開し、活動再開を発表しました。さらに3月5日には、兄の中町JPが個人チャンネルを更新。騒動を謝罪しつつ、自身の半生を語って「これからも中町綾を愛してほしい」と呼びかけました。

炎上後、妹の綾はピーチ・ジョンのモデル起用が取りやめになり、『東京ガールズコレクション 2025 SPRING/SUMMER』も出演を見合わせ。『CanCam』の専属モデルも降板するなど大きな影響が出ています。

SNSでは謝罪動画にも批判が多く寄せられていましたが、とりわけ兄のJPが投稿した動画には批判が多く、YouTuber仲間からも「何人の大人かいくぐって投稿されたの？」と疑問の声が上がる事態となっていました。

そんな中町兄妹は、誹謗中傷をファンの目に晒さないため、コメント欄を承認制にすると宣言しています。そのためかYouTube動画のコメント欄では批判の声は一切見受けられませんが、チャンネル登録者数を見る限り、実際にはファンからの反発が続いているようです。

中町兄妹のメインチャンネルは炎上前、登録者が172万人いましたが、1本目の謝罪動画を公開した2日後の2月11日に1万人減少。そこからじわじわ減少が続き、3月22日現在は166万人と、減少が6万人に達しています。中町綾の個人チャンネルも158万人→154万人で4万人の減少、中町JPの個人チャンネルも、66万3000人→65万1000人で1万2000人の減少となっています。

中町兄妹史上最大の炎上に

ユーチュラ調べでは、中町兄妹の登録者が減ったのは2021年11月に「かすこんねぅ」（同56万人）とのコラボをめぐる言動で炎上して以来3年ぶり2度目です。当時は10日間で6000人の減少でしたので、今回は期間も多さも4年前を大幅に上回っています。これまでも度々炎上騒動を起こしてきた中町兄妹ですが、今回は2人にとって最大の炎上と言えそうです。

メインチャンネルの減少数は、登録者全体の3.5％ですので、それほど多いようには見えないかもしれません。登録しているユーザー（≒ファン）しか解除できないので、数字以上のインパクトがあるのが登録者の減少です。

中町兄妹の登録者・再生数推移（ユーチュラ調べ）

過去の例だと、「平成フラミンゴ」（登録者数362万人）とのトラブルで大炎上した「コムドット」（同394万人）が2023年6月から1年にわたり、37万人減少。イベントチケットの売れ行きをめぐる発言で大炎上した「水溜りボンド」（同413万人）は2020年8月から2年にわたり、38万人減少しています。この2グループは、底を打って回復傾向にはあるものの、ピーク時の登録者には達していません。

「スカイピース」（同444万人）は2023年2月、メンバーのテオくんが「加藤乃愛」（同51万人）との交際を発表してから2年にわたって減少が継続中で、現在までに38万人減少しています。きっかけはテオくんの「ファンよりも彼女の気持ちを取ってあげたい」との発言だったと言われています。

また、これまでの例では、一度減少に転じると立て続けに炎上が起きるケースが多いようです。中町兄妹が今後もズルズルと減少を続けてしまうのか、それとも復活を果たせるのか注目です。