ゼクシオ・キャロウェイ・ピン・タイト……最新UT22モデルで“弾道の高さ”と“オートマ度”で性能早見表を作ってみた!
イチオシスト
「やさしいクラブ」と言われるUTだが、プロが使うツアーモデルから、シニア向けの軽量タイプまで幅広いラインナップが存在する。今回はティーチングプロ・関浩太郎が、最新UT22モデルを“弾道の高さ”と“オートマ度”の軸でマッピングした。
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関の試打コメントを基に、最新UTを以下の4タイプに分類した。
タイプA:【お助け型UT】
タイプB:【アスリート型UT】
タイプC:【バランス型UT】
タイプD:【アイアン型UT】
性能早見表を見ると特徴が一目瞭然だ。大型でヒール側が厚い【お助け型UT】は表の右上に位置し、オートマチックに打てて高弾道が出しやすいメリットがある。顔がシャープでグースネック形状の【アスリート型UT】は、弾道高さ・マニュアル度ともに中間のモデルが多い。
また、ストレートネックで扱いやすい【バランス型UT】 Tは、高弾道のモデルが多く、操作性はややオートマ寄りなのが特徴。ウッド型が苦手な人向けの【アスリート型UT】は、ほぼアイアン形状のため中弾道で打ちやすく、操作性が高いモデルが揃っている。
関は今回の試打を通じて、同じシリーズの“兄弟モデル”でも、デザインや形状が似ているのに実際に打つとまったく別物だったと語る。
「例えば『ゼクシオ14』は従来のゼクシオらしさがありましたが、『ゼクシオ+』はスリクソン寄りのフィーリングでした。ブリヂストンの『BX1ST』は本格派のツアーモデルでしたが、『BX2HT』は平均スコア100のアベレージゴルファーでも使えます。最新UTは“似ていない兄弟モデル”が多い印象でした」(関)
性能早見表を見比べながら、自分に合うモデルを選んでみてほしい。
『試打したUTリスト』
【お助け型UT】タイプA
大型サイズでヒール側が厚い
ヘッドサイズが大きくて、ヒール側にボリュームがあるタイプはつかまりも良くてお助け
度満点のモデル。国内メーカーのUTに多い
ダンロップ:ゼクシオ14
ブリヂストン:BX2HT HY
ミズノ:ST-MAX 230 LITE
キャスコ:UFO AIR UT by パワートルネード ゴールド
【アスリート型UT】タイプB
シャープでグースネック
グースネックになっていることによって、ネックからフェースにつながるラインがアイアンのように見えて構えやすい
ブリヂストン:BX1ST HY
オノフ:ユーティリティ ウイングスKURO
ロイヤルコレクション:RC-VT
つるや:GOLDEN PRIX TR-02
【バランス型UT】タイプC
ストレートネックで万能
アスリート型とお助け型の中間的なサイズ感で、オーソドックスな形状のバランス型。ストレートネックでスクエアに構えやすい
キャロウェイ:APEX UW
キャロウェイ:APEX Ti スーパーハイブリッド
ダンロップ:ゼクシオ14∔
本間ゴルフ:TW777
ヤマハ:RMX DD
ロイヤルコレクション:RC-VX
【アイアン型UT】タイプD
ウッド型UTが苦手な人に
アイアン型UTの顔はほぼアイアン。昔のアイアン型UTに比べて後方部分が見えなくなり、スマートなモデルが増えた
キャロウェイ:APEX UTアイアン
ピン:iDi
タイトリスト:T250 ユーティリティアイアン
タイトリスト:U・505 ユーティリティアイアン
ミズノ:ミズノプロ FLI-HI
■解説 関浩太郎
せき・こうたろう/ 1974年生まれ。米国で最新理論を学び、2005年にセキゴルフクラブ目黒を主宰。スイングコーチ&フィッターとして最新ギアに精通する。
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