伊藤有志が『67』で優勝 中西直人が発起人のジュニア大会「レベルが想像以上に高い」【TTFF】
今年で4回目となるツアー外競技「THE TOURNAMENT for the FUTURE 2025〜子どもたちへの贈り物〜」が22日(土)に茨城県のJGMセベバレステロスGCで開催された。
プロ、ジュニアの部と設けられ、プロの部では5アンダー「67」をマークした伊藤有志が優勝。プロと同組で回ったジュニアの部では1アンダー「71」で回った中多一翔くんが制した。中多くんには優勝特典として国内男子下部のACNツアーの出場権が与えられる。
今大会は中西直人が発起人となり、2022年から開催。小学生までのジュニアゴルファーがプロと同組で回るのが特徴で、この日も関東、関西の予選を勝ち抜いた“精鋭”がプロと同じフィールドに立った。プロの部で優勝した伊藤は岡田晃平と3アンダーで並んで迎えた最終ホールでイーグルを奪って勝利となった。
伊藤はこのオフ、昨季から取り組んでいるパッティング改善に本格着手。「試合になると気持ちに左右されて、打つときに頭とか体が動きやすくなってしまうので、動かないとか単純なことを意識するように変えた。いままでは本当に感覚的にやっていたのを、イチからじゃないですけどやり始めたのが少しずつ形になってきた」と手応えを得ている。
この日、回ったジュニアからは「レベルが想像以上に高い。教えるというよりは僕らがびっくりさせられる。本気でやらないと勝てないと思わされる子達ばかり」と刺激も大いに受けた。
今季は下部のACNツアーが主戦場となるが、「複数回優勝して、来季のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲るのが目標」と話す。平田憲聖、幡地隆寛、小木曽喬ら昨年ツアー優勝者を押さえての優勝を、もちろんここだけで終わらせるつもりはない。
また、今大会はクラウドファンディングで賞金、運営費をまかなうのも特徴。現在200万円を超える支援が集まっており、22日(土)23時59分まで支援を受け付けている。リターンとして、中西直人や参加ジュニアたちが着用している大会オリジナルウエアなどが用意されている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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