釣果至上主義に疲れた釣り人へ。「釣りの質=QOF」を上げる7つの視点
釣果だけが、釣りの楽しさ? 最近こんなことを考えるようになりました。釣果だけが、釣りの楽しさなのだろうかと。 魚が釣れたか、何本獲れたか、サイズはどうだったか、そして人より多く釣れたか。 釣りの価値をそんな分かりやすい結 […]
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釣果だけが、釣りの楽しさ?

最近こんなことを考えるようになりました。釣果だけが、釣りの楽しさなのだろうかと。
魚が釣れたか、何本獲れたか、サイズはどうだったか、そして人より多く釣れたか。
釣りの価値をそんな分かりやすい結果だけで判断してしまいがちです。
もちろん、狙い通りに魚を手にする瞬間は大きな喜びです。しかし一方で、「釣れたのに満たされない」釣行があるのも事実。
忙しさに追われ、無理をして出かけ、結果だけを確認して帰る。そんな釣りを重ねるうちに、釣りの楽しさそのものが薄れていく感覚を覚えたことはないでしょうか。
今回の記事では、釣果だけじゃない“釣りの質”を上げる考え方「QOF(クオリティ・オブ・フィッシング)」について書いていきたいと思います。
釣りにも「質」という物差しを

近年、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)という言葉をよく耳にするようになりました。
これは生活の質や人生の満足度を「数字では測れない納得感」で捉える考え方ですが、この視点を釣りに当てはめたとき、思い浮かんだのが「QOF(クオリティ・オブ・フィッシング)」という考え方でした。
釣果やサイズだけで釣行の良し悪しを決めるのではなく、「その釣りは自分にとってどうだったのか?」を問い直す視点と言えます。
結果や競争だけを追い続ける釣りは疲れるし、時には争いも生みます。
ー KOBAYASHI ー
だからこそ、釣りにも“質”という物差しがあっていいのではないか? と、そう考えるようになったのが、僕がQOFを考えるきっかけとなったのです。
QOFを高めるために考えられる要素

QOFとは、釣果至上主義・競争主義から一歩距離を取り、その釣行がどれだけ意味のある時間だったかを見つめる考え方です。
集中できたか、無理をしていなかったか、次につながる気づきがあったか。
そしてなにより楽しかったか。
ー KOBAYASHI ー
釣りは自然相手の遊びだからこそ、満足感の差は結果ではなく「向き合い方」に表れます。
釣行は「長さ」より「中身」

釣行時間は長ければ良いというものではありません。
1時間でも集中力が高く、状況を丁寧に観察できた釣りなら、半日ダラダラと投げ続けた釣りよりも得るものが多い場合があります。
短時間釣行は決して妥協ではなく、時間を大切に使うための一つの選択です。限られた時間だからこそ、判断が研ぎ澄まされ、無駄な動きが減ると実体験からも強く感じています。
僕はここ数年、子育て中ということもあり釣行時間が劇的に減りましたが、逆に釣果は伸びています。
ー KOBAYASHI ー
つまり以前よりも釣行の濃度が増しているのだという証拠と言えます。
無理しない日のほうが、いい釣りだったりする

「今日は疲れている」「集中力が続かない」と感じたら、早めに切り上げる勇気も必要です。
釣りは体調や集中力が、結果だけでなく安全性にも直結する遊びでもあります。
無理をしない判断もまた、経験を重ねる中で身につく大切な技術の一つでしょう。
ー KOBAYASHI ー
良いコンディションで釣り場に立てたかどうかは、QOFを大きく左右する指標となるでしょう。
利他の精神を持って

釣りは一人で楽しむ遊びですが、その場には必ず他人や自然が存在します。
先行者との距離を保つ、挨拶を交わす、静かに釣りをする。そんな小さな配慮が、釣り場や自身の空気や心を穏やかにします。
自分の釣果だけを優先せず、周囲が気持ちよく過ごせているかを意識することは、結果的に自分の釣りにも良い影響を与えます。
誰かの楽しみを奪わない釣りは、後味が良く、満足感が残ります。
利他の精神を持つことは、立派な道徳論ではなく、釣りを長く、安心して楽しむための実践的な姿勢と言えます。
ー KOBAYASHI ー
もし、次回釣りに行った際に先行者の方がいたら、勇気を持って声をかけてみてはどうでしょうか?
魚が釣れたとき以上に心がスッキリしますよ(経験談)。
高級な道具より、好きな相棒を

最新のタックルや高級なタックルが必ずしもQOFを高めるとは限りません。
大切なのは、自分がその道具をどれだけ理解し、大事にし、そして信頼しているかです。
扱いきれる道具は余計な迷いを減らし、釣りそのものに集中させてくれます。長く使い込んだロッドやリールが、結果以上の安心感を与えてくれることも少なくありません。
ー KOBAYASHI ー
僕は長年、安価なタックルで釣りをしていることが多いのですが、信頼できる相棒と思っていつも釣りをしています。
道具まわりを整える

道具が多すぎると釣りは意外と散漫になります。
ルアーケースの中身、タックルの役割分担、予備の準備。すべてを完璧にする必要はありませんが、「何がどこにあるか」「何のための道具か」が分かっているだけで、釣りはずっとスムーズになります。
迷いが減れば、釣り場で考えるべきことは自然と絞られていきます。
道具をシステマチックに整えることは、効率のためだけではなく、釣りに集中するための環境づくり。
結果としてQOFを静かに底上げしてくれる要素です。
ー KOBAYASHI ー
性格もあると思いますが、僕は合理的に釣りをするために、いつも道具の整理は入念です(笑)
余韻と日常への持ち帰り

釣りは納竿して終わりではありません。
帰り道での振り返りや、写真を見返す時間も含めて一つの釣行です。
その余韻が日常に良い影響を与えてくれるかどうかも、QOFの重要な要素です。
気持ちが整い、次の釣りが楽しみになる。そんな余韻が残る釣行は、自然と記憶に残ります。
また、釣れた理由、釣れなかった理由をその場で、あるいは帰り道で整理する。
この作業があるかどうかで、釣行の価値は大きく変わります。
ー KOBAYASHI ー
偶然の一匹で終わるのか、次に再現できる一匹になるのか。
QOFが高い釣行は、必ず次へのヒントを残してくれます。
モラルやルールは守る

釣りを気持ちよく楽しむために、モラルやルールを守ることは欠かせません。
立入禁止の場所に入らない、ゴミを持ち帰る、先行者との距離を保つ。どれも特別なことではなく、昔から当たり前に大切にされてきたことです。
こうした基本が守られてこそ、釣り場の空気は穏やかになり、自分自身も落ち着いて竿を振ることができます。
反対に、周囲への配慮を欠いた釣りは、どんな釣果が出てもどこか後味が悪いものです。
ー KOBAYASHI ー
釣りは自然と人との共有の上に成り立つ遊び。
ルールやモラルを守ることは、他人のためだけでなく、自分のQOFを下げないための大切な要素でもあります。
QOFを高めるために今日からできること

QOFを高めるために、特別な道具や難しい知識は必要ありません。
まずは釣行前に「今日はこれだけ意識しよう」という小さなテーマを一つ決めてみること。
流れを見る、無理をしない、道具を丁寧に扱う。それだけで釣りの中身は変わってきます。
釣果以外にも「集中できた」「安全に終われた」といった自分なりの成功条件を用意しておくのもおすすめです。
そして釣行後、帰り道や家に着いてから数分だけ振り返る。良かった点や気づきを頭の中で整理するだけで十分です。
ー KOBAYASHI ー
その小さな積み重ねが、釣りをただの結果から、納得できる時間へと変えてくれます。
撮影:DAISUKE KOBAYASHI
本記事で使用されている一部の画像は、画像生成AIを使用して生成されたものでありフィクションです。登場する人物、団体、名称、場所などはすべて架空のものであり、実在するものとは一切関係ありません。
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