【伝説の再現】ブガッティ ヴェイロン「スーパースポーツ」のプロトタイプが新車同様に復活!記録更新の歴史を刻む一台
イチオシスト
2010年、市販ロードカーの最高速度記録を時速431km(268mph)へと塗り替え、世界を震撼させたブガッティ・ヴェイロン。あの伝説の瞬間を支えた開発車両(プロトタイプ)が、ブガッティの認定部門の手によって新車同様の姿へと蘇った。カーボン地のボディに鮮やかなオレンジのアクセントが映える「ワールド レコード エディション」仕様で仕上げられたこの一台は、W16エンジンの心臓部をオリジナルのまま継承している。英・BBCトップギアでお馴染みの「あの瞬間」を振り返りつつ、ブガッティが誇る究極のレストア技術の全貌をお届けする。
「キャプテン・スロー(※番組内でジェームズ メイにつけられたニックネーム)」が、市販ロードカーの最高速度記録をほんの一瞬だけ保持していたのを覚えているだろうか? 2010年、ジェームズは当時新型だった「ヴェイロン スーパースポーツ」に乗り込み、エーラ レッシエン(※フォルクスワーゲンのテストコース)で時速417km(259mph)という驚異的な最高速度を記録した。しかし、そのわずか数時間後にブガッティのテストドライバーであるピエール アンリ ラファネルが走行し、往復平均で時速431km(268mph)をマークして記録を塗り替えてしまった。彼には参ったものだ。
さて、ブガッティはその日のことを懐かしんでいるに違いない。なぜなら、同社が「SSC アルティメット エアロ」から記録を奪還する一翼を担った、あの信じられないほど貴重なスーパースポーツのプロトタイプをレストアしたからだ。
この特別な量産前プロトタイプは、もともと「開発用車両」として製造され、その後2010年代初頭には「広報活動、顧客向けデモンストレーション、メディア取材、撮影」などに使用されていたという。ブガッティの「ラ メゾン ピュール サン(La Maison Pur Sang:ブガッティの認定レストア部門)」が6か月前にこの車両を入手した際、オドメーターは7万km(44,000マイル)弱を刻んでいた。
それ以来、フルレストア作業が行われた。ブガッティは今回のプログラムについて「長距離を走り抜いたマシンであっても、新車当時のスペックへと慎重に蘇らせることができる」と語っている。こうして、スーパースポーツはカーボンボディの再仕上げと新しいクリアコートが施され、最初の5台の「ワールド レコード エディション」スーパースポーツを象徴するオレンジ色の塗装も「慎重に塗り直された」。
インテリアも新しいレザーで張り替えられ、シートも修復された。ステアリングホイールも完全にオーバーホールされ、細部まで仕上げ直されたという。電子機器やラジエーターシステムの一部など、いくつかのプロトタイプ用パーツは、最終的な量産スペックにアップグレードされた。「重要なのは、車の核となるW16エンジンと複雑極まりないギアボックスといった機械要素はオリジナルのままだということだ」とブガッティは言う。ああ、私たちもそれらには手を出さないほうが賢明だと思う。
この非常に特別な車は、今後は「ある熱心なブガッティオーナーのコレクション」の一部として生きることになるという。ブガッティは、この個体の歴史と修復過程を記録した認定証明書を、新しいオーナーに「ギフト」として贈ったそうだ。もちろん、そのオーナーがこの車に支払ったであろう大金を考えれば、「ギフト」という言葉を少し大げさに使っているような気もするが。
とはいえ、これは実に素晴らしい代物だ。そして何より、あのジェームズ メイの壮大な挑戦映像をもう一度見返す絶好の口実を与えてくれた。
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