ドラマ「ゲームの名は誘拐」で見せた多彩な顔…“朝ドラヒロイン”の見上愛に迫る
イチオシスト
(C)2024 WOWOW/ファインエンターテイメント「ゲームの名は誘拐」第1話より
亀梨和也主演ドラマ「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」(2024年、WOWOW)が、2025年12月29日からLeminoで配信中。本作で、亀梨演じる敏腕広告プランナーが仕掛けたゲーム“狂言誘拐”の片棒を担ぐヒロインを演じているのが見上愛だ。そこで今回は、大河ドラマ「光る君へ」(2024年、NHK総合ほか)や映画「国宝」(2025年)など、各出演作で鮮烈な印象を残してきた見上の魅力に迫る。
絶賛の声が寄せられた「光る君へ」での演技
見上の名を世間に知らしめた「光る君へ」では、主人公・まひろ(吉高由里子)こと紫式部が内裏で仕えることになる中宮彰子役として、入内前の少女時代に登場。藤原道長の娘として大事に育てられ、感情を表に出してもいいということも、その出し方も知らなかった彰子だったが、まひろと出会い、源氏の物語に自分を重ね、少しずつ大人になっていく。
登場時、終始うつむいて「仰せのままに」と言うばかりだった彰子だが、まひろとのシーンでふいに見せた笑顔で視聴者を魅了。さらに、夫・一条天皇(塩野瑛久)に対する恋心を自覚した際、勇気を振り絞った彰子が「お上、お慕いしております!」と思いを伝えて、泣きじゃくるシーンなど、見上の演技に視聴者からは絶賛や共感の声が寄せられた。
一つのイメージに固定されることのない演技力
印象的な大きな切れ長の瞳など、抜群のビジュアルを持ちながらも、そのオーラを自在に出し入れすることで、一つのイメージに固定されることのない見上の演技力は、早くから芝居の道を志す中で培われてきた。しかし、元々は演出家を目指していたそうで、寺山修司作品に夢中になった見上は、高校で演劇部の活動に熱中。演出についての勉強の一環として養成所で演技を学び、希望していた日本大学芸術学部に進学。そして、在学中の2019年に俳優デビューを果たす。
2021年に放送されたドラマ「きれいのくに」(NHK総合)に、自身の見た目にコンプレックスを持ち、「私、ブスだからさ」と悲しそうに笑う女子高校生・凛役で出演。一方、ほぼ同時期に配信された「箱庭のレミング」ではキラキラとしたオーラを放つインフルエンサーという正反対のキャラを演じ、その変幻自在ぶりを発揮した。
(C)2024 WOWOW/ファインエンターテイメント「ゲームの名は誘拐」第4話より
さまざまな表情を見せた「ゲームの名は誘拐」
「光る君へ」出演後、さらなる活躍を見せる見上は「恋愛バトルロワイヤル」(2024年)で、“男女交際禁止”という校則に違反した生徒からお金を受け取り、証拠のもみ消しを請け負う女子高校生ダークヒーローを好演。“月9”ドラマ初出演となった「119エマージェンシーコール」(2025年、フジテレビ系)では、語学が堪能な孤高の司令管制員役として、流ちょうな英語も披露した。
そして、大きなインパクトを残したのが「ゲームの名は誘拐」。亀梨演じる佐久間は頭脳明晰で計算高く、仕事も恋愛も“ゲーム感覚”でクリアすることに快感を覚える広告プランナー。取引先の副社長・葛城(渡部篤郎)から自身のプロジェクトを「短絡的」と否定された佐久間が、彼への復讐(ふくしゅう)のために近づいたのが葛城の娘・樹理(見上演じる)だった。複雑な家庭環境から父のことを恨んでいた樹理は、利害が一致したことで佐久間に狂言誘拐を持ち掛けることに。
家庭内で孤立してきた孤独の感情や、父のことを困らせたいという子供っぽいいたずら心、佐久間を誘惑する官能的な表情など、多彩な顔を持つ樹理。“ゲーム感覚”で復讐を始めた“パートナー”の佐久間も、樹理の本心が全く見えてこないことに疑念を抱き始めてしまう。
(C)2024 WOWOW/ファインエンターテイメント「ゲームの名は誘拐」第3話より
「光る君へ」などでの演技力が評価され、朝ドラヒロインに決定
見上は2025年、話題となった映画「国宝」に出演。主人公・喜久雄(吉沢亮)と京都の花街で運命的な出会いを果たし、一緒に人生を歩もうとする芸妓・藤駒(ふじこま)を演じる見上は、芸妓としての所作に加えて、役作りとして日本舞踊と三味線の特訓をクランクインの2カ月前から行っていた。
喜久雄のことを深く理解して、静かに寄り添い、喜久雄と長い歳月を過ごす藤駒の穏やかさ、そして奥にある芯の強さを体現し、凛とした佇まいで強い印象を残した見上。その見事な演技力が評価され、「第49回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した。
また、上坂樹里と“Wヒロイン”を務める2026年度前期連続テレビ小説「風、薫る」(NHK総合ほか)では、大河ドラマ「光る君へ」などで示した演技力の高さが評価され、オーディションではなくキャスティングによってヒロインに起用されることに。明治という激動の時代に、日本へと伝わった西洋式の看護学。その看護学を学び、“トレインドナース”として医療看護の世界に新しい風を巻き起こした女性・一ノ瀬りんを演じている。
デビューからわずか7年で、朝ドラヒロインへと駆け上がった見上。「風、薫る」で大役を果たし、さらに大きく成長していくだろう。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】
(C)2024 WOWOW/ファインエンターテイメント「ゲームの名は誘拐」第2話より
(C)2024 WOWOW/ファインエンターテイメント「ゲームの名は誘拐」第2話より
記事提供元:Lemino ニュース
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
