決定版!初心者向けテントの選び方【不動の人気10選】
イチオシスト
アイキャッチ出典:PIXTA
テント選びで失敗しないために……

出典:PIXTA
キャンプを始める前、まず購入を検討する道具の1つがテントですよね。“長い付き合い”になるため、適当に購入してしまうとあとで痛い目に遭うことも。
そんなリスクを減らすために、基本的な知識をチェック! この記事ではテントのタイプごとのメリット・デメリットをまとめたうえで、おすすめのテントをご紹介していきますよ。
これからテントの購入をお考えの方は、せひ参考にしてくださいね!
まずはテントの種類を知ろう
ドームテント

出典:Coleman Japan 公式 Facebook
メリット
- シンプルな構造で初心者でも建てやすい
- 基本的にコンパクトなのでサイトがスッキリまとまる
まずは基本中の基本「ドーム型テント 」。多くはクロスポールで立ち上げるシンプル構造のため設営しやすく、アイテムも多いため選択肢も幅広く、ビギナーを中心にファンの多いテントです。
デメリット
- テント高が低いタイプは屈まなくてはならず窮屈かも……
- 人数やギアの多さによっては別にタープを張る必要がある
重心が低い設計は風に強いというメリットはありますが、中に入ると背の高い方にとっては若干窮屈な場合も。また、大人数となるとほぼ寝室としての使用がメインになり、リビングスペースはタープで作ることになるケースもあります。
2ルームテント

出典:Coleman Japan 公式 Facebook
メリット
- リビングと寝室が一体化しているので、1つ建てるだけで設営完了
- 悪天候時も安心感がある
ひとつ屋根でもリビングと寝室に分かれているのが、2ルームテント 。フルメッシュ・フルクローズできるタイプも多く、ゆったりと過ごせる快適性が大きなメリットです。
タープを張らずに気軽にキャンプを楽しんだり、急な雨にも慌てず対応できるのが強みです。
デメリット
- 大きいため狭い区画だと入らない場合も
- 重いものが多く設営撤収が一人だと大変
ロングスケールの2ルームテントは、快適な一方で物理的に狭い区画サイトに収まらないことも。またドーム型より設営時間もかかるため、スイスイ建てられるようになるには慣れが必要かもしれません。
トンネルテント

出典:Nordisk Japan 公式 Facebook
メリット
- 寝室とリビングを一度に建てられる。設営方法自体はシンプル
- 内部空間が広く、インナーを外せばシェルターとしても使える
同じ二部屋構造でも主にドームテントにスクリーンタープが付いたタイプが2ルームテントと呼ばれ、前室部分が流線形に伸びたタイプがトンネルテント です。
大きく違うのは設営方法で、トンネル型テントは3~4本のポールを通して立ち上げるだけと行程としてはシンプル。インナーテントを外してシェルターとして使える点も、スクリーン付属タイプの2ルームテントにはないメリットです。
デメリット
- 重いものが多く設営撤収が一人だと大変。大型で狭い区画には入らない場合も
- 広い分熱がこもりやすい
重いこととサイズによるデメリットは2ルームテントと同じですが、トンネルテントに限った話では“暑さ”。奥行きがある分テント内の熱が逃げにくく夏場は暑く感じることもあるので、メッシュに切り替えられたりパネルを跳ね上げされるタイプがおすすめです。
ティピ(ワンポール)テント

出典:Amazon
メリット
- ポール1本で支える構造で設営が簡単
- とんがりフォルムで見た目もおしゃれ
トンガリ屋根がトレードマークのは、ティピー(モノポールテント)型 構造がシンプルなので設営が簡単。底辺をペグダウンしたら支柱となるポールを真ん中に1本立てるだけなので、ビギナーにも扱いやすいテントです。
デメリット
- センターポールがあることでレイアウトの自由度が下がる
- ほとんどが前室がないため雨が吹き込みやすい
構造上前室などのスペースはなく、雨天時はタープとの併用がおすすめ。そこをウィークポイントと感じるのであれば、ひさし部分(キャノピー)のあるタイプを選びましょう。
ロッジ型テント

出典:instagram by @ogawa.since1914
メリット
- 内部空間が広く家に近い感覚で過ごせる
- レトロなフォルムでおしゃれにもこだわれる
ロッジ型テント は、まるで家にいるかのような居住空間が広さが最大のメリット。壁がほぼ垂直に立っているため、デッドスペースも少ないのが特徴です。
まるで海外キャンプのような佇まいで、レトロやビンテージテイストの小物を組み合わせてコーディネートも楽しめます。
デメリット
- 重くて大きいものが多く設営が大変
- 価格が高め
基本大人数向けであることと鉄骨ポールのため重いタイプが多く、持ち運びに苦労することも。また他のテントに比べて10~20万円クラスと価格帯も高めです。
タイプごとのメリット・デメリットを挙げましたが、どのテントにも共通してチェックしておきたいポイントもありますよ!
テントの選び方ポイント4つ
テントの選び方ポイント
①耐水圧は最低1,500mmは必要

撮影:AKT
テントを購入する際に重視したい判断基準の1つが、生地の「耐水圧」。耐水圧とはテントが水にどれだけ強いかという指標なのですが、一般的に傘の耐水圧は200〜500mm程度、レインウエアは2,000mm以上と言われています。
テントによって耐水圧は様々ですが、3~5万円前後のコットン生地以外のテントであれば、耐水圧1,500mmのものでも雨をしのぐことはできます。昨今ではゲリラ豪雨など雨量がかなり多くなることなどもありますので、2,000mm以上あれば安心。基準としては、最低でも1,500mm以上のものを選ぶようにしましょう。

出典:PIXTA
ちなみに公園やプールなどでよく見かけるようなポップアップテント の耐水圧はないに等しく、もちろんこれに泊まるなんていうことは無謀です。
耐水圧の高さと価格はおおむね比例する傾向にありますが、できるだけ悪天候を想定して耐水圧の高いテントを選んでおくと安心です。
②使用人数に合ったサイズかどうか

出典:DOD
表示されている使用人数はあくまでも「最大収容可能人数」であることに注意が必要です。テントの中でゆったりと快適に過ごしたいのであれば、表示人数からマイナス1~2人での使用をおすすめします。
例えば、大人2人・子供2人のファミリーキャンパーでドーム型テントを選ぶ場合、5~6人用と表示されているものを選ぶとよいでしょう。cm表示で考えるなら、インナーテントの床サイズが270×270cmもしくは、300×300cmを目安にします。
そうすることで、いくらか荷物をテント内に搬入しても、まだ余裕をもって使用することができますよ。
③予算に見合った価格かどうか

撮影:編集部
キャンプを始めるときは、初期投資としてある程度の金額がかかります。テントだけでなくチェアやテーブル・焚き火台など他にも購入する予定がある場合、テントは予算を決めておきましょう。
ただし、安いからといって品質に妥協しないということは大前提! 安全性と予算のバランスを見極めて購入しましょう。
④スムーズに設営できそうか

出典:PIXTA
あと先考えずカッコよさ重視で選んでしまい、いざ設営しようとなったら複雑でテントを建てられなかったなんていうことも……。設営に自信のない場合はワンポールテントやドーム型のなかでもシンプルな構造のアイテムを選ぶと良いでしょう。
なかにはポンプでチューブに空気を注入するだけで設営できるタイプのテントも。ただ一見簡単そうに見えますが、じつは重たかったりテントそのもののスペックに不安があったりもするので、選ぶ際にはスペックをしっかりチェックしましょう!
不動の人気!初心者におすすめのテント10選
ドーム①:スノーピーク アメニティドーム

出典:snowpeak
ファーストテントとして人気の高いスノーピーク の「アメニティドーム」。スノーピークのテントのなかでもエントリーラインという位置づけですが、高スペックの同社のテントがお手頃価格で手に入るとあって、初心者のみならず幅広い層に人気が高いアイテムです。
シンプルな作りで設営も簡単、かつ耐水圧1,800mmと初心者でも安心です。

出典:snowpeak
シンプルな作りのドーム型であるうえ、フレームのエンドパーツやテープが色分けされているなど、設営しやすい工夫が各所に施されており、取扱説明書がなくても簡単に設営できると評判。
テント高が低いので、誰でも設営しやすいのもポイント。サイズラインナップは3名用のS・5名用のM・6名用のLの3タイプです。

おすすめポイント
●フレームが色分けされており、設営しやすい
●フロントに加え、サイドパネルがあり出入りしやすい
●安価ながらも品質の高い生地で優れた耐水性を発揮
ドーム②:コールマン タフワイドドーム

出典:Coleman 公式Facebook
スノーピークのアメニティドームと並んでファーストテントとして人気が高いのが、コールマン の「タフワイドドーム」。その理由は設営が簡単な設計と4人使用で荷物を置いてもまだまだ余裕のあるゆったりとしたサイズ感。
テント高が185cmと高く、出入りが楽なのもポイントです。

出典:coleman
ドーム型テントの代名詞ともいえる人気ロングセラーモデルで、設営をスムーズにしてくれるアシストクリップや、強風を防ぐアルミフレームが採用されています。

おすすめポイント
●家族4人で広々と横になれるドーム型テント
●アシストクリップ搭載で1人でも設営可能
●天上が高く、大人でも屈まず過ごせる
2ルーム①:コールマン タフスクリーン2ルームエアー/LDX+

出典:coleman
夏でも快適にキャンプを楽しみたい方におすすめなのがこちら。従来モデルより、寝室のメッシュの通気性を約1.5倍もアップさせ、さらに日光を90%以上ブロックするダークルームテクノロジーを搭載することで、日光による温度上昇を抑えてくれます。

出典:coleman
他にも、別売りのファンを装着できるようになっており、ファン稼働時には体感温度-5度を実現。4〜5人がゆったりと過ごせるサイズで、夏用のファミリーテントを探している方には有力な選択肢になるでしょう。
おすすめポイント
●日光を90%以上ブロックするダークルームテクノロジー搭載
●別売りのファンを装着可能。ファン稼働時の体感温度は-5度
●前室と寝室にクロスフレーム構造を採用。広い室内空間と優れた剛性を実現
2ルーム②:ロゴス neos PANEL スクリーンドゥーブル L-BD

出典:logos
4人で眠れる寝室と広いリビングが1つになった、ロゴス の2ルームテント「neos PANEL スクリーンドゥーブル L-BD」。ロゴス独自の「パネルシステム」を採用した前室は、キャノピーポールで立ち上げれば広々としたリビングスペースに。

出典:logos
パネルシステムにより車との連結ができ、スペースを拡張できるのもポイントです。また、フライシートには高機能メッシュである「デビルブロックST」を採用。紫外線をカットし、虫の侵入も防いでくれます。
おすすめポイント
●キャノピーを跳ね上げて耐風性を維持しつつリビングを拡大できる
●高機能メッシュで夏の紫外線を大幅ブロック
●4人が横になれる就寝スペース
トンネル①:DOD カマボコテント3M

出典:DOD
斬新でおしゃれな見た目と使いやすさで、発売以来高い人気を集めているDOD の「カマボコテント」。大人が10人が入れる大きなリビングルームが魅力で、家族でゆったり使えることはもちろん、グループキャンプにも最適です。

出典:DOD
一見設営が難しそうなトンネルテントですが、4本のスリーブにポールを通してペグダウンするだけのシンプル設計。かつポールはすべて同じ長さなので、通すスリーブに迷うこともなく簡単に設営できますよ。
カラーはカーキとタンの2色。サイズはそれぞれ2~3人用のS、5人用のM、7人用のLサイズがあります。

おすすめポイント
●大人10人が過ごせる広々としたリビングスペース
●ポールが同一の長さで設営時に迷う心配なし
●カラー展開も豊富で統一感を演出しやすい
トンネル②:ノルディスク レイサ6

出典:instagram by @takechang_mang
北欧発のノルディクス からは「レイサ」をご紹介。2人と4人が就寝できるインナーテントがついた6人仕様で、インナーテントは両方使用することはもちろん、どちらかだけ使用して2ルームテントに、またどちらも使わずシェルターとして使用するなど3wayで活躍してくれるテントです。
耐水圧はフライが3,000mm、フロアは8,000mmと安心の高スペック!

出典:instagram by @minaken1128
設営ガイドが親切で、色分けされたスリーブに同色のポールを入れていき、ポールをすべて入れ終わったらテントを端から引っ張って立ち上げればあっという間に自立します。
そのあとインナーテントを吊り下げれば完成。大きなテントですが、一人でも設営できるほど、扱いやすいですよ。カラーはどちらも自然に映えるベージュとダスティグリーン。その他コラボモデルや限定色などもあるので、要チェックです!

おすすめポイント
●6人が横になれるサイズ感でグループでも使用しやすい
●慣れれば1人でも設営可能なシンプル設計
● ベージュとダスティグリーンと自然に映えるカラーリング
トンネル③:スノーピーク ヴォールト

出典:snowpeak
アメニティドーム同様、エントリーモデルのトンネルテント。スノーピークならではのハイスペックさでありながら、機能を必要最低限にとどめることで価格を抑えたコスパの高いアイテムです。
インナーテントは吊り下げ式なので、取り外してシェルターとしても使えますよ。

出典:snowpeak
3本のフレームからなるシンプルな構造のトンネルテント。フレームとスリーブは色分けされていて、どこに通したら良いのかは一目瞭然! さすがエントリーモデル、初心者にも優しい作りです。
タープとセットになったエントリーパックもあるので、リビングスペースを広く取りたい方はこちらがおすすめです!

おすすめポイント
●価格を抑えながらも高品質な素材を使用したエントリーモデル
●インナーを外してシェルターとしても使用可能
●リーズナブルなエントリーパックで気軽にキャンプを始められる
▼タープとセットになったエントリーパックはこちら
ワンポール①:DOD ワンポールテントM

出典:DOD
ポールが1本しかないので、収納はとってもコンパクト。なのにテント内は5人で使用でき、天井高は200cmと背の高い方でも立ち上がることができる広々とした空間です。
インナーテントはオールメッシュなので通気性が良く、夏でも快適に過ごすことができますよ。

出典:DOD
設営はというと、まずはインナーテントを広げてペグダウン。次にフライシートをインナーテントに合わせてかぶせます。メインポールをインナーテントの中心に立て、ロープでテントを固定すれば完成です。
サイズ展開は3人用のS・5人用のM・キャノピードアのついた8人用のLと3タイプ。カラーはベージュとブラックです。

おすすめポイント
●フライとメッシュインナーで構成されたシンプルな設計
●専用のコンプレッションバックでコンパクトに持ち運び可能
●20,000円弱とリーズナブルで手に取りやすい
ワンポール②:ノルディスク アルフェイム

出典:nordisk
ノルディクスを代表するティピ型テント「アルフェイム」。そのかっこいいフォルムは一見扱うのにハードルが高そうですが、ワンポールなので設営は簡単。初心者の方でもトライできるアイテムですよ。
テクニカルコットン素材で通気性が良く結露もしにくいため、夏でも冬でも快適です。

出典:amazon
基本的な設営方法はDODのワンポールとほとんど同様。テントを広げてその上にフライシートをかぶせ、フロアとフライシートをジッパーでつなぎます。中にメインポールを立ててテントを立ち上げ、ペグダウンしていけば完了です。
サイズ展開は2タイプで、8人用の12.6と8~10人用の19.6があります。

おすすめポイント
●TC素材を使用したナチュラルな風合いが楽しめるワンポールテント
●居住感をアップさせるオプションが豊富
●ベンチレーション搭載で換気性能もGOOD
ロッジ型:ogawa オーナーロッジ タイプ52R

出典:campal japan
アンティーク感漂うogawa の「オーナーロッジ」。この可愛らしい見た目に一目惚れするキャンパーも多いアイテムです。大きな格子状の窓はメッシュになっており、4方向がメッシュで通気性も雰囲気も抜群。
フロアは220×300cmとさほど大きい印象はありませんが、壁が垂直に立ち上がっているため居住性が高く、過ごしやすいテントです。

出典:campal japan
設営は太いスチールパイプでできたフレームを立ち上げ、フライシートをかぶせて中にインナーテントを吊るすという比較的シンプルな作りです。

おすすめポイント
●アンティークな印象を演出するレトロなデザイン
●格子状の窓のようなメッシュパネルで、機能性とデザイン性を両立
●シンプルな作りで設営がしやすい
▼通気性・保温性に優れるT/C素材モデルはこちら
テントの売れ筋ランキング
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングにおけるテントの人気売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認できます!
Amazon「テント本体」のランキング 楽天市場「テント」のランキング Yahoo!ショッピング「キャンプ テント 初心者」のランキング初心者向けテントに関するこちらの記事もおすすめ
▼安価で購入できるドームテントをまとめた記事はこちら
関連記事:【2025年】安いテントおすすめ20選!ワークマンの激安モデルも
▼ドームテントを実際に使ってランキング化した記事はこちら
関連記事:【忖度なし】ドームテントおすすめランキング14選|2025年
▼ツールームテントを実際に使ってランキング化した記事はこちら
関連記事:【忖度なし】ツールームテントのおすすめランキング12選|2025年
▼ロッジ型テントのおすすめモデルをまとめた記事はこちら
関連記事:【2025年】ロッジ型テントおすすめ14選|タープの連結方法やワンタッチも紹介
▼ソロテントを実際に使ってランキング化した記事はこちら
記事提供元:CAMP HACK
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
