【損益計算】2割引きで売っても利益を出すには?商売の基本計算
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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【問題】
仕入れ値、定価、売値、利益。商売の基本となる計算です。割引セールの裏側にある数字のカラクリを解き明かしましょう。
ある商品を仕入れ、仕入れ値の50%(5割)の利益を見込んで定価をつけました。
しかし売れなかったので、定価の20%(2割)引きで売りました。
このとき、最終的な利益は仕入れ値の何%になったでしょうか?
A. 20%
B. 25%
C. 30%
D. 10%
★ ヒント
ヒント1:具体的な金額を当てはめると簡単です。仕入れ値を「100円」と仮定して計算してみましょう。
ヒント2:まずは定価を計算し(100円の5割増し)、そこから2割引した値段(売値)を出します。
【解説】

正解:A
【解説】
仕入れ値を「100円」としてシミュレーションしてみます。
1. 定価を決める
仕入れ値の50%の利益を乗せるので、
100円 × 1.5 = 150円
これが定価です。
2. 割引して売る
定価(150円)の20%引きで売ります。
20%引きということは、定価の80%の値段になるということなので、
150円 × 0.8 = 120円
これが実際の売値です。
3. 利益を計算する
100円で仕入れて、120円で売れました。
利益は 20円 です。
もとの仕入れ値(100円)に対する20円の割合なので、利益率は「20%」となります。
「5割増しから2割引いたんだから、3割(30%)の儲けじゃないの?」という直感の罠に引っかからずに計算できましたか?
記事提供元:脳トレ日和
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