神谷そらがドラディス&イーグル数1位より喜んだ21位のスタッツは?「褒められるのはそこだけ」
イチオシスト
<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 最終日◇30日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>
メルセデス・ランキング(MR)2位の神谷そらはトータル4オーバーの22位でプロ3年目を終えた。年間獲得賞金は約1億2736万円で、初めて1億円の大台に乗った充実のシーズン。佐久間朱莉と終盤まで年間女王を争った22歳は「いろいろと悩みながらの1年で、何度も頭はパンクしたけど、不思議なことに結果が出てくれました。でも、朱莉ちゃんのゴルフを見ていたら、私は『年間女王を狙います』なんていうレベルじゃないです」と話した。
5月の「Sky RKBレディス」でルーキーイヤーの2023年以来、2年ぶりとなるツアー通算3勝目を挙げた。9月の「住友生命vitalityレディス」では佐久間に次いで今季2人目の複数回Vを達成。そのたびに「不思議な優勝」を口にした。
昨年は左足首痛などで優勝争いに加わることもできなかった。1年目に19位だったMRは43位に急降下。今季は渡邉彩香らを指導する坂詰和久コーチに師事し、復活に向けてのリスタートと位置づけていた。
考えて、悩み続けるシーズンだったが、成長の証しはデータにもはっきりと出ている。ドライビングディスタンスは261.92ヤードで、ツアーナンバーワン飛ばし屋の称号を獲得。イーグル数も『8』で1位に輝き、パーオンホールでの平均パット数は最後の最後で河本結に逆転されたが、1.755で2位となった。
「パッティングは少し気にしていました。でも、一番はパーオン率ですね。去年はホント、パーオン率だけがシード圏外だったんですよ。ティショットは飛ぶけど、セカンドでグリーンに乗せられない。ずっと課題にしていたけど、なんとか目標の数字を超えることはできた。そこは自分でも一番評価しています」
今季のパーオン率は71.4833%。62位だった昨季の65.7143%、59位だった23年の66.0494%から大幅に改善されて、21位となった。MR50位以内に付与されるシードに例えれば、3年目で初の“シード入り”だ。「唯一、褒められるところ。飛んでるのに乗らない。パッティングは苦手じゃないので、バーディパットを打てないのはもったいないと思っていた」。まだ道半ばながら復活の手ごたえ、そして成長を確信した2025年シーズンだった。
「最終戦が終わったばかりで、来年のことはまだ何も決めていないけど、世界ランキング上位の資格で全米と全英に出たいですね。今は考えていないけど、その先にはQシリーズ(米ツアー予選会)があるのかなと、うっすらと思っています」
悩みながらもキャリアハイの結果を残した。世界ランキングは現在78位。来季は2度目の米ツアー挑戦を見据えた勝負の年となる。(文・臼杵孝志)
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