「最終組で回りたかった」畑岡奈紗はパットに苦戦 独走のティティクルに届かずV争いから後退
イチオシスト
<CMEグループ・ツアー選手権 3日目◇22日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6734ヤード・パー72>
4打差3位から出た畑岡奈紗は優勝争いから一歩後退した。平均スコア『68.867』の3日目に4バーディ・3ボギーの「71」と伸ばしきれず。ジーノ・ティティクル(タイ)が2位に6打差をつける独走状態で、畑岡との差は11打と広がり、トータル11アンダー・9位タイに順位を落とした。
序盤はいいテンポだった。2メートルにつけた4番、花道から1メートルに寄せた6番パー5でともにバーディ。“〇”が連発するリーダーボードにしっかりとついていき、10番では“ベタピンバーディ”を奪うなど後半に向けても流れを作っていった。
西日が強くなる終盤もチャンスを演出。ティティクルとの差を詰める好機が続いたが、グリーン上で首を傾げた。難易度の高い15番は「すごくいい位置につけられた」と左手前のピンを攻めて1メートルにピタリ。ただ、スライスラインのバーディパットは大きな弧を描きながら左を抜けた。
17番パー5も2オンに成功したが、1メートルが入らずに3パットのパー。バーディを待ち望む一方で、16番、2打目が池に捕まった18番とボギーを喫した。終盤にはキャディのグレッグがグリーンを這ってラインを読むシーンも増えていき、「2~3メートルのパッティングが一筋決まらなかった」。思ったストロークはできていたが、深めに読んでしまいがちでラインが合わなかったと振り返る。
「伸ばして最終組で回りたかった。上に来られていないのは残念ですけど、あと1日あるので、18ホールを戦い切りたい。できるだけ上位で終われるように」。目指すはこの日、ガビー・ロペス(メキシコ)がたたき出した『62』を上回るスコア。ショットの好感触を考えれば「出ると思います」と力強いひと言。リーダーボードを駆け上がるためにもビッグスコアを狙う。(文・笠井あかり)
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