スティックを使った練習を繰り返す勝俣陵に直撃 「アマチュアの方もダフリを減らせる」ドリルとは?
イチオシスト
9月の「パナソニックオープン」にて初優勝を果たし、現在賞金ランキング19位と、自身最高順位でシーズン終盤戦を戦う勝俣陵。そんな彼でさえ悩みがある。あす開幕する「ダンロップフェニックス」の練習場で繰り返し同じ練習をし続けていたので、本人に話を聞いた。
◇
勝俣が行っていたのは、アドレスしたときに左肩にアライメントスティックを当ててもらってスイングするという練習。一体なぜこの練習を行っていて、どんな効果があるのか?
「僕がずっと課題にしているのが、左肩の動き。ダウンスイングからインパクトにかけて左肩が上に上がってしまいます。やや右に体重が残りますし、右サイドが下がって、クラブがアンダーで入ってくるのが嫌なんです。
この練習は、ダウンスイングで左肩が上がり過ぎないようにし、左サイドにしっかり体重をかけるためのもの。アドレスしたら左肩にスティックを当ててもらい、ダウンスイングでその位置に戻せるようにスイング。このとき、左に体重を移してから振ると、戻しやすくなり、左肩にスティックが当たります。ボールを押し込める感じがありますね。
アマチュアの方もこの練習をするとダフリは減らせるはずです」
今季好調を維持している理由は、こういった課題と向き合い、改善し続ける向上心があるからこそ。あすから始まる本戦での活躍にも期待だ。
■勝俣陵
かつまた・りょう/ 1995年生まれ、埼玉県出身。日大3年時の2016年にプロも出場した『埼玉オープン』を制覇。翌年プロ転向し、20-21シーズン21年の下部ツアーで賞金ランク12位に入った。昨季はレギュラーツアーで賞金ランキング45位。今季、パナソニックオープンで初優勝を挙げた。ロピア所属。
◇
●女子プロのダウンスイングを分析! 関連記事「原英莉花、竹田麗央、河本結……同じ球筋なのに“下ろし方”は全然違う! 女子プロ10人のダウンスイング比べてみた」で各選手の特徴をチェック
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
