原英莉花は注目組入りに驚きつつ「心は燃えていますよ」 来季に向けてギアも本格調整
イチオシスト
<伊藤園レディス 事前情報◇13日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>
今季は米女子下部エプソンツアーを主戦場とし、ポイントランキング5位で来季の米女子ツアー昇格を決めた原英莉花。今週は主催者推薦で、今季2試合目となる日本ツアーに出場する。
原が帰国したのは10月8日。今季自身初戦「スタンレーレディスホンダ」(10月10~12日/静岡県)を終えた後は「少しのんびりとトレーニングしていました」と休養も取りつつ、来年に向けてフィジカル強化に取り組んだ。
「今の課題はアドレス。股関節周りの筋肉と一貫性を持たせたいので、トレーニングが重要。(LPGAツアーの来季まで)時間もないですし、取り組んでいました」と話した。水曜日に練習ラウンドを行い、木曜日のプロアマ戦は雨の中でも笑顔を見せた。
そんな原のドライバーを見てみると、従来のフジクラ『VENTUS BLUE』ではなく、『LINQ』と記された新しいシャフトが挿してあった。USTマミヤの人気モデルの後継とみられる。
「前回のモデルに比べたら、かなり叩けました。しっかりしている印象です」と感触は良好。ただし今週の実戦投入は見送る方針だ。
さらに「ヘッド選びもしています。ちょっとまだ試してはいないんですけど、(米ツアーは)芝が刺さっちゃうところもありましたし、どういう形状がいいのかリサーチしているところです」と、帰国後はギア調整を本格化させている。
あすの第1ラウンドは、メルセデス・ランキング1位の佐久間朱莉、同3位につける同級生・河本結との注目組に入った。年間女王争い渦中の2人との組み合わせに、「なんで私がそこに入れてもらえているんだろうか…」と驚きを隠せない。
「私は(試合が)久しぶりなので…」と苦笑いしながらも、「でも、心は燃えていますよ」と力強い表情を見せる。「二人のゴルフもしっかり見つつ、私もいいプレーができたらいいなと思います」。女王争いに注目が集まる中、原の貴重なプレーにも注目だ。(文・高木彩音)
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