英国貴族ドラマの金字塔がついに完結「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」
イチオシスト
20世紀初頭のヨークシャーの大邸宅を舞台に、貴族一家と使用人の日々を描いた大ヒットドラマ『ダウントン・アビー』。その劇場版第3弾にしてシリーズ最終作となる「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」が、1月16日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルと予告編が到着した。

1930年。ダウントン・アビーに暮らすクローリー家と使用人たちは、夏の社交シーズンをロンドンで迎えていた。しかし、長女メアリーの離婚ニュースが社交界を揺るがし、一家の名声は脅かされる。そうした中でメアリーの前に現れたのは、ニューヨーク出身の財務アドバイザー、サムブルックだった。彼はメアリーに甘い言葉を囁き、財政難のダウントンを救うにはロンドンの別荘を売却すべきだと提案する。ところが当主のロバートは、英国貴族の誇りをかけて猛反対するのだった。
階下では料理長パットモアの引退が迫り、助手のデイジーが晩餐会を仕切ることに。さらにデイジーは農業フェスの実行委員に推薦され、忙しい日々を送る。やがて元執事のトーマスが、人気俳優で脚本家のノエル・カワードらと共にダウントンへ招かれる──。
脚本はシリーズの生みの親であるジュリアン・フェローズ、監督は前作「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」に続いてサイモン・カーティスが担当。プロデューサーのギャレス・ニームは本作について「先代伯爵夫人バイオレットの並外れた人生に美しい幕を引いた第2作で完結とせず、第3作では、他の登場人物たちの人生に深く踏み込み、次の世代へ『ダウントン』がどう受け継がれていくかを描いた」と述べている。
伝統と革新が交差し、時代は変わる。誇り高き面々の“最後の決断”を見届けたい。
「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」
出演:ヒュー・ボネヴィル、ローラ・カーマイケル、ジム・カーター、ラケル・キャシディ、ポール・コプリー、ブレンダン・コイル、ミシェル・ドッカリー、ケヴィン・ドイル、マイケル・フォックス、ジョアンヌ・フロガット、ポール・ジアマッティ、ハリー・ハッデン=パトン、ロブ・ジェームズ=コリアー、アレン・リーチ、フィリス・ローガン、エリザベス・マクガヴァン、ソフィー・マクシェラ、レスリー・ニコル、ダグラス・リース、ペネロープ・ウィルトン
ゲスト出演:アーティ・フラウスハン、アレッサンドロ・ニヴォラ、ジョエリー・リチャードソン、サイモン・ラッセル・ビール、ドミニク・ウェスト
監督:サイモン・カーティス
脚本:ジュリアン・フェローズ
プロデューサー:ギャレス・ニーム、リズ・トルブリッジ
プロダクションデザイン:ドナル・ウッズ
衣装デザイン:アンナ・メアリー・スコット・ロビンス
メイク・ヘアデザイン:アン・ノシュ・オールダム
2025/イギリス/124分/カラー/シネスコ/G
原題:Downton Abbey: The Grand Finale 字幕翻訳:牧野琴子
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公式サイト:https://gaga.ne.jp/downton_abbey_the_grand_finale/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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